ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

アニー・レノックス&アル・グリーン - "Put a Little Love in Your Heart"(1989年の洋楽 Part2)

2025-01-23 20:00:00 | '89年洋楽
1989年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart2は、 Annie Lennox & Al Greenの”Put A Little Love In Your Heart"、邦題は「恋をあなたに」。最高位は1月14日付の1週間の第9位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

この曲”Put A Little Love In Your Heart"「恋をあなたに」ですが、元々は60年代から活躍するシンガーソングライターJackie DeShannonの1969年に最高位4位を記録したヒット曲。その曲を、Eurythmicsの Annie Lennoxと、シンガーソングライター・R&B歌手のAl Green がカバーして、映画『3人のゴースト』用にレコード化したものです。

Jackie DeShannonといえば、60年代からTop40ヒットを持っている歌手で、最も売れたのがこの曲"Put a Little Love in Your Heart"、最高位は4位でした。でもJackie DeShannonがそれ以上に有名なのは、1981年の年間チャート第1位、9週間の1位を記録したメガヒットKim Carnesの"Bette Davis Eyes"「ベティデイビスの瞳」の作者がこの人、シングルにはなっていませんが、オリジナルバージョンもJackie DeShannonアルバム収録曲です。こちらをご覧ください→→→

Annie Lennoxですが、もちろんご存じイギリスのポップデュオEurythmicsのメンバー。1983年に、"Sweet Dreams (Are Made of This)"が初めてのヒットでNo.1を記録、その後もコンスタントにTop40ヒットを続けています。85年のヒット曲"There Must Be an Angel (Playing with My Heart)"は名曲でしたね。こちらをご覧ください→→→

この曲"Put a Little Love in Your Heart"の89年バージョンのプロデュースは、Eurythmicsのもう一人David A. Stewart ですので、実際には、Eurythmics& Al Greenの曲といっていいでしょう。

そのAl Greenですが、60年代から活躍するシンガーソングライター・R&B歌手。初のTop40ヒットは1971年に最高位11位を記録した"Tired of Being Alone" で、その年には、"Let's Stay Together" が初のNo.1ヒットを記録、その後70年代中ごろまではTop40ヒットを連発します。それ以降ヒット曲が途絶えていましたが、この曲で12年ぶりにTop40に返り咲きました。

映画『3人のゴースト』ですが、リチャード・ドナー監督、ビル・マーレイとカレン・アレン主演のクリスマスファンタジー映画。映画はまずまずのヒットで、主題歌のヒットにも繋がりました。残念ながら私はこの映画を見ていませんが、評判は良かったようです。

こちらがオリジナルのJackie DeShannonのバージョン、1969年に最高位4位を記録しました。

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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2025-01-23 20:53:42
太ったボンジョビ ゞ(`´  )
こんばんは😃
今回のビデオを見て即おこなったのはカレン・アレンさんの検索でした。
(*´∀`)イヤーン
いやー、こういうのはまた楽しであります。1年前のダーティダンシングのときもヨカったもんでした。
イイ曲に巡り会いたい、とともに思いがけずに目の保養、これもまたこちらブログの良いところ☺️
さて曲は全く知りませんでしたのでまた明日です。
おやすみなさい。( ´∀`)~アァ イイオンナ~♪
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懐かしい (hannah)
2025-01-24 00:07:07
星船さん、こんばんは。
この曲に関連する懐かしい名前をまず思い出しました。
まずJ.DeShannonは何といっても♪Bette Davis Eyes♪の作者ですね。
そして、A.Greenの♪Let's Stay Together♪は、T.Turner復活ののろしとなった曲のオリジナルですか?
Eurythmicsも久しぶりの感がりますね。
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Unknown (ムンドリ)
2025-01-24 11:00:33
星船さん こんにちは。
Put A Little Love In Your Heart「恋をあなたに」
いい曲ですよね。

映画「3人のゴースト」のエンドタイトルに流れる粋なフィナーレでした。
カメオ出演で、マイルス・デイビス、ラリー・カールトン、デビッド・サンボーンも出てます。探して観るのも一興かと…。
日本ではクリスマスに「ホームアローン」ばかり放映されるけど、
この映画「3人のゴースト」も忘れず見ましょう!
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カレン・アレンさん (星船)
2025-01-24 18:20:00
太ったボンジョビさんこんばんは。
カレン・アレンさんですか、さすが太ボンさん、目の付け所が違いますな。カレン・アレンさんといえば、やっぱり「レイダース/失われたアーク」ですね。あの時のカレンさんは良かったです。
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"Let's Stay Together"は (星船)
2025-01-24 18:24:34
hannahさんこんばんは。
そうですよね、"Bette Davis Eyes"は、歴史的な大ヒットでした。なんせ9週連続の1位の大記録でした。
"Let's Stay Together"は、もちろんTina Turnerさんがカバーしてのヒット、私たちにはティナ姐さんの方が馴染みありますね。こちらが私のブログで紹介した時です。
https://blog.goo.ne.jp/mou-at40-billboard/e/1ef193cd59d22677a38770b442b75b8a
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『3人のゴースト』 (星船)
2025-01-24 18:29:26
ムンドリさんこんばんは。
映画『3人のゴースト』ですが、私は見ていなかったですが、良い映画だったようですね。ムンドリさんの『3人のゴースト』のブログ、10年前にすでに登場済みだったのですね。いまムンドリさんのブログを見てみたら、その10年前に私はブログを拝見していました。マイルス・デイビス、ラリー・カールトンにデビッド・サンボーンですか、映画見てみたくなりました。
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どういうキッカケで (hannah)
2025-01-24 21:34:35
星船さん、こんばんは。
即席のデュオは何等かのキッカケで生まれますね。
例えば、レコード会社が同じとか、映画で共演したとか、共通の仕掛け人がいたとか。
このデュオは片や70年代からのR&Bヴォーカル、もう一方は80年代のブリテッシュインベーションのヴォーカル。
A.LennoxもR&Bっぽいところがありますが、どういうキッカケで生まれたデュオでしょうね。
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Unknown (かんた)
2025-01-24 22:29:47
89年のこの時期というのは、ヒットチャートのおっかっけから、完全に偏ったジャンルのアルバムを聞くようになり、しかもそのほとんどが後追いミュージシャンでした。
それゆえ、この時期のヒットチャートにはかなり疎いのですが、これは覚えています。
最初はユーリズミックスの新曲かと思ったのですが、どうやら違った模様。

『3人のゴースト』は、チャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』のリメイク版です。
タイトルにゴーストが付いているだけに、主演はビル・マーレイ。
相手役は『インディ・ジョーンズ』シリーズでおなじみのカレン・アレンです。
星船さんがご指摘の通り、映画はかなりおススメです。
とくにクリスマス・シーズンに家族とみると、心温まる作品なのですが、いかんせん吹き替え版が発売されていません。
かつて洋画劇場で放映された江原正士さんの吹き替えバージョンがよかったのですが、今となっては著作権等の問題もあって、発売は無理かと思われます。
ちなみに、ジャッキー・デシャノンのオリジナル・バージョンも、アニー・レノックスのバージョン同様、映画で使用されています。
『ドラッグストアー・カウボーイ』というタイトルで、こちらのほうはクリスマスとは打って変わって、覚せい剤の恐怖体験を描いた社会派映画のようです。
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Unknown (太ったボンジョビ ( `Å´))
2025-01-24 23:47:24
心温まる映画見に行ってるヤツみんな●ね!(そんなギャグありましたよね😃)
いやー、私はゴースト3もアニーグリーンのこの曲も全く、知らなかったんですよ。
ですが40に入った週に「ん?なにこのデュエット……お二人の知名度、意外な組み合わせ…⭐⛴️さんが一番好きなヤツ?うーん、これは困ったかも」てな気持ちでありました。
しかしなかなか落ちない。ジワジワ上がってきていてビックリ。
なんとトップ10ですと!ビックリ。
しまいにゃそれなのに年間チャート圏外?もうビックリですよねえ。カワイソー😢
1月にピークを迎える曲はこのころはまずイイところのランクあるはずなのになぁ。
これは86年夏に入魂ロックの「ミシュナリマーン」を⭐⛴️さんにスルーされたのと同じくらい怒ってますねアニーは。間違いないです。
今回はちょっと嘆いてみました☺️
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Unknown (マニヤさん ( `ー´))
2025-01-25 13:10:09
この辺でユーズリミックスの総括(ぼんぺディア)なんですけどね。
スイートドリームズ
今でもやはり変な歌、でもドナの情熱物語に勝ち、センベロのマニアックには負けた印象かな😢
ラブイザストレンジャー
ポーンポーンした腑抜けな曲だけど好き。オートマチックマンと同じくらいのいい加減な作り☺️
ヒーカムザレイナゲーン
グッと来ました。やはりユーズリはこの路線だったのね、と信念と曲調の儚さに惚れました♥️
フーザーガー
ヒーカム以上に暗さと怖さを掘り下げ、どこまで行くのか、しかしとても感動的で私としては😃
ライトバイヨーサイド
なんだこりゃ?今までのは何だったのか?楽しいじゃないか?誰がシングル切ったんだこりゃ😠
ウララーツユー
のわー爆発的、超カッコいい、メチャクチャ、何があったんだ?これがアニーの本性ですかあ😭
ララリランラー、らーらー、ラアーラァ~♪
私以外の日本の人がみんな大好きなヤツ。私はどうしてもこの手の穏やかソングにはいささか😱
シスターズ
うーん( ´-ω-`) 大物同士のデュエットだと漏れなくご紹介の⭐⛴️さんには参りましたよ 😵
ミシュナリマーン❗
私はこれがイチ推しなのであります。カラオケになくて悔しいです。そして86年のとき、タイメックスを取り上げていただいて、こちらミシュナリマーンは漏れました。アニー大好きの⭐⛴️さんにはこちらの脅しロックはフラれた模様です。今回はその成仏コメントとさせてくださいませ😓
また勝手に長々と好き放題にごめんなさい😫
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