ペットの火葬やさんで。
初めてのそうした所はどんなところかとおもったけれど
小さな焼却施設が車に積んであって
その間 中で待っているのだけれど
落ち着かなくて
車の中で空に昇ってゆくタオさんを
みながら。
小一時間の間息子が
あたかいもの買ってくるね
と 近くのコンビニに。
コーヒーを2こ。
夕方飲んだ飲んだら眠れなくなるから(どのみち眠れない日々は続くのに)
と一口だけ。車中に漂う
コーヒーの良い香り。南東に輝く木星をみるともなく
光る星をぼんやり見つめて
おうちにきたころのタオさん
お骨の説明をうけながら
ああ。これはあの時さすったあの骨だ、と
ひとつひとつ
骨壺ではなくて 持参したタオさんがつかっていた
ご飯入れのパイレックスに。
ぴったりとおさまり
うえにガラスをかぶせて
ウサギの刺繡の白い袋に入れて
ご用があるときはお耳を立てます
ボクニンゲンノつもり
冷えたはずなのに
あたたかいお骨です。
お家に帰って
ケージのいつもの場所に。
夜ご飯はオムライスを作ってくれました。(息子)
黄色い卵とオレンジのご飯が
悲しい気持ちを和らげてくれて
今日は初七日。
まだ、ときどきクッションにこっそり寝ているような気がします。
人にはかみついたけれど ノアちゃんと仲良しでした。きっと伝えたいことがいっぱいあったんだろうな。