熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

幸福度ランキング58位、”先進途上国”の日本

2019-04-12 10:29:43 | 日常の出来事・雑感
国連が毎年発表している幸福度ランキング、今年は58位でした。

健康寿命、人生選択の自由、人口当たりのGDP、他人に対する寛容度、社会の腐敗度・透明性、女性の社会進出など、個人がイメージする幸福度とは、やや異なった項目毎にポイントを付けてランキングしているそうです。
”先進国”だと思っていた日本が58位とはちょっと低すぎのような気がしますが、主な評価項目だけを眺めても何となく納得できます。

健康寿命で高得点を稼げても、他のどの項目もそれなり。

GDPは世界3位でも一人当たりに換算すると26位、G7の中では下から2番目。

他人に対する寛容度については、寛容度に欠けると言うよりは、シャイで余り他人に関わることを得意としない国民性も影響しているような気がします。欧米と比較すると宗教的な教え(困っている人に手を差し伸べる)の違い(日本は皆無)もある気がします。

ロッキード事件があったような時代と比べると、今の社会がさほど腐敗しているとは思えませんが、政治の透明性に関してはまだまだ。情報公開制度に基づき提出されるあの黒塗りだらけの議事録など目にすると痛感します。

随分前から指摘されている少子高齢化問題や増え続ける社会保障費による財政圧迫など、解決策を見出そうとしない政治の無策ぶりを考えると幸福度ランキング58位は妥当なところでしょうか。

先進7か国会議・G7のメンバー国でもあるし、日本はてっきり先進国だと考えていましたが、日本は発展途上国ならぬ”先進途上国”だと思っていた方が良さそうな気がします。そうすれば、がっかりすることも減るでしょう。

それにしても、1100兆円の借金、誰が何時返済するのでしょうね。


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