今朝の北海道新聞の「2020ひと」に旅人ふみさんが載った。
相変わらずのにこやかな顔で以前とちっとも変わっていない。
変わっているのは奥さんがいることだ。
彼がオーストラリア縦断を終えて、知床から台湾に縦断するときに、自遊旅に寄って泊まっていった。
2006年だからもう14年も前になるんだと、月日の過ぎる早さに驚く。
彼がオーストラリア縦断を終えて、知床から台湾に縦断するときに、自遊旅に寄って泊まっていった。
2006年だからもう14年も前になるんだと、月日の過ぎる早さに驚く。
その後彼は南下して行ったのだが、私も熊野古道をMTBで踏破する計画があった。
丁度彼が野沢温泉に居たので、驚かそうと野沢温泉に寄った。
会う日の朝、私は彼の歩く田舎道の10m位離れた土手の上に座って居た。
そこにふみさんが、キャリアを押して歩いてきた。
私が居るのを知って、チラチラと見ていた。
多分何処かで見たことがある顔と思っていたであろう。
そのまま通りすぎて行ったふみさんに追い付いて、も~さんだよと言ったら、やっぱりか。
まさかここに居るとは思わなかったので、頭の中で誰だったかなと随分考えたそうだ。
その後、3日ばかり一緒に旅してから別れた。
その後、今の奥さんが一緒に旅したいとの申し入れがあった。
自分は仕事一筋で生活してきた。
ある歳になって、自分の人生を変えようとふみさんに旅の同行を申し入れたのだ。
彼女に会いに札幌に行って面接したが、部屋が綺麗できっちりしてして驚いたそうだ。
果たして野宿旅が出来るのだろうかと悩んだが、一緒に旅する事になた。
暫くしてテレビに二人が映った。
川で二人とも裸になって体を洗っていた。
彼女もすっかり野宿が身に付いていた。
冬になると旅を中断して、それぞれバイトをする。
その間二人はバラバラで生活する。
そして春になったら旅に出る。
そんな繰り返しをしている。