モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

いにしえのジャングリッシュ・ボーダー(2010年6月上中旬)

2021年06月14日 | ガーデニング/初夏

(本記事は「いにしえの晩春シェード・エリア。(2010年5月22,23日)」の続きのつもり。
自ホームページ旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

6月になると、うちの庭は二度目の開花ラッシュを迎える。
前年の秋から仕込んでいた一年草やその前から植えっぱなしの宿根草、ど根性こぼれダネなどが次々に開花する。
その花壇スタイルは、かつてガーデニングがブームになり出した頃、ハイソな雑誌グラビアなどでよく紹介されていた
イングリッシュ・ボーダーやコテージガーデンにやや似ている。




当時の私はデルフィニウムが庭に林立する様(ハイソな雑誌グラビア上の話)に吃驚したものだ。

何故ならその花は生花店、フラワーアレンジでしか見たことがなかったから・・・
あんな贅沢な青い穂花が庭に咲くなんて・・・!!
他にも名も知らぬ穂花やフワヒラと咲く花たちの洪水状態(ただし雑誌グラビア上の話)に驚き、
そしてうっとり溜め息つきながら憧れたものであった。
残念ながら、このタイプの花たち、日本では気候が合わなかったようで、
メンテナンスも大変でその後さっぱり定着しなかったが、

その植え方スタイルは当時のパンベマサコ(※)整列一辺倒だった日本の園芸界に大きな衝撃を与えたことは確かだと思っている。

  ※パンベマサコとは・・・
      パン = パンジー
      ベ = ベゴニア・センパフローレンス
      マ = マリーゴールド
      サ = サルビア・スプレンデンス(真っ赤なサルビア)
      コ = コスモス

うちの庭に現在、デルフィニウムは無いが、それ以外の穂花、フワヒラ花は何種類かある。
これらの花たちをテキトーに組み合わせ、
雰囲気的には欧羅巴アルプスのフラワー・メドゥや地中海地方のお花畑を真似たつもり・・・

それが今回、紹介するモ庭(の一部)なのだが、いかがなものだろうか。

2010/06/12



今年は3月から5月中旬頃まで、寒冷湿潤の天候が続いた。

この先どうなるものやらと心配したが、5月下旬頃から急に適温乾燥の天候に変わった。
おかげ様で、少なくとも梅雨入り(秋田地方は6月16日)までの半月間くらいはほぼイメージ通りの花風景を愉しむことが出来た。
先日、ご招待を頂いたたわらやガーデンこちら)のようにエレガントではない。バラは皆無だし、クレマも一本しか無い。
五月連休以降は本業が忙しく、草むしりをしていないので、ご覧の通りの荒れ庭だが、
まずは正面入口、キングサリ穂の垂れるパーゴラから、入ってみよう。

キングサリが盛りだった頃(2010/06/05)                           キングサリが下火になった頃(2010/06/11)
 

2010/06/19



2010/06/11



なんだ。毎年同じじゃないかと言われそうだが・・・ 

(^◆^;)その通りなので、敢えて反論しないが、参考までに去年一昨年・・・。

2010/06/11




個人的にはヤグルマギクは青と決めており、
毎年、自分で採種したタネから咲かせている。

2010/06/12
 
                                      2010/06/13
 
右上はメドゥ・セージことサルビア・プラテンシス。

15年以上、毎年欠かさず咲いている。一見、シャキッとしているが雨風には弱く、すぐ倒伏する。

一応、計算して植えたつもりだが、いざ咲けば・・・(^o^;)ドンジャラ以外の何物でもない。 

リナム `ブルードレス' 2010/06/09



オルレア・グランディフォリアやリナム `ブルードレス'。

ともに一年草。前者は去年から、後者は今年初めてお目見え。

2010/06/12
 
                                                 2010/06/12

右上の穂花はベロニカ `フォンテンブルー'。

デルフィニウムの無い我が家では、貴重なブルーだが、開花と同時に腰砕けになるのはいただけない。性質はすこぶる丈夫。

たぶんゲラニウム `ジョンソンズブルー' 。これも15年選手。
 
2010/06/19



古典的なフワヒラ花を紹介してみる。

アグロステンマ・ギタゴ `桜貝'(一年草)。
お行儀が悪いので、最近はコルセットのようなオベリスクに絡めて咲かせている。

2010/06/12

 

                                                                                                                                                                           2010/06/12

2010/06/12



ヒラヒ~ラ♪ヒナゲシ。

月並みな一年花だが、何故か赤一重だけを採種、育苗して咲かせている。雨にはとても弱い。

2010/06/05
 
                                                                                                                                               2010/06/12


2010/06/12

 
                                                                                                                                                       2010/06/12

ジギタリスも仲間入り。この穂花、苗を植え付けても、その年にはほとんど咲かない。
翌年以降は枯れたり、咲いたり。かと思うと何年かしてひょっこりこぼれダネから予期せぬ場所に咲いたり・・・
気まぐれな穂花だ。

このような庭はなんと呼べばいいのだろう。
ジャングリッシュ・ボーダー。
そうならないためにも、この植物量なら少なくとも倍以上のスペースに植え広げる必要がある
が(-_-;)そうなると片手間ではメンテ不可能になる。
 

2010/06/12



以上。


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2 コメント

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Unknown (猫じゃらし)
2021-06-14 09:30:19
おはようございます(^-^)

ジャングリッシュボーダー、ウフフ、何だか良いネーミングですね🎵
私も使っちゃいそうです。(^_^ゞ

でも素敵なお庭ですね(^-^)
風にそよぐ様が、目に浮かびます。
こんな風に咲かせられたらなあと、憧れます(^-^)
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猫じゃらしさんへ。 (モウズイカ)
2021-06-14 13:32:48
コメントありがとうございます。
今朝、アップした後、曇りで割と涼しかったので、旧・ジャングリッシュ・ボーダーの草むしりをしました。
最近は山歩きばかりでさっぱりメンテしてないものですから、
雑草の繁茂が半端じゃないです。
やってる最中に晴れて来て暑くなり、滝のように汗をかきました。
( ̄π ̄;山歩きよりも疲れました。
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