(本頁は「憧れの土樋ガーデン(2)有色領域。」の続きです。)
土樋さんの凄いところは、裏山の雑木林をウッドランド・ガーデンにしようと頑張ってらっしゃること。
手前はミズキの巨木。
さしあたっては、下草を刈り、カタクリのタネを一所懸命蒔いてる。
やがてはスプリングエフェメラルの花筵にしたい・・・
とのことだが、
「(^o^;)カタクリより先にテンナンショウが出てますね。」と言ったら、
「(^_^;)ホントはこの植物、抜きたいのだけど、気持ち悪くて触るのも嫌なので・・・。
カタクリの球根は、片っ端からネズミに食べられてしまうので、
(つ‐T)いつになったら、花筵になることやら・・・」。
芝生の向こう、玄関付近はシェード(日陰)・エリアになっていた。
シェードガーデンの一部。
ギボウシ以外の白っぽい葉は
アエゴポディウム・ポダグラリア 'バリエガータ' Aegopodium podagraria 'Variegata'。
これは日なたでは増えすぎて困るが、この場所では大人しくしてますとのこと。
この場所、春の間はヘレボラス(クリスマスローズ)が頑張っていたようだ。
トロリウス(キンバイソウ) Trollius の仲間。
冬に取り寄せたという青ケシ(メコノプシス)が暑さにも負けず開花中。
これはソノウサイシン Heterotropa fauriei var. serpens だろうか。渋い素材も多い。
ロドゲルシア Rodgersia の一種とシャクヤク。
右上は日本原産のロドゲルシア、ヤグルマソウ Rodgersia podophylla 。
こちらは山野草ズダヤクシュの仲間、
ティアレア 'スプリングシンフォニー' Tiarella 'Spring Symphony'。
他にも紹介し切れないくらいいろんな山野草系が植わっていた。
なお土樋ガーデンは、春は球根花に覆われると聞く。
それはシェードや有色、ホワイトのエリアもそうなのだと聞かされて俄かには信じられなかった。
スイセンなど球根花の見苦しく枯れた葉っぱは、
今の時期は宿根草や一年草の繁みにうまく隠されていて見えないとのこと。
広い場所にただ植えりゃ(苗を置きゃ)良いってもんじゃない。
この御方の計算能力、いやコーディネート力というかプロデュース力は凄い!!
庭巡りが終わった後、サンデッキで一息入れながら望む花や庭、
そして遠景は、絵画のように美しかった。
セイヨウカノコソウやシダルセア(手前の白い穂花)
右上はセイヨウカノコソウのアップ。
タネから育てたというデルフィニウム越年花。
ホワイトレースフラワーが微風に揺れる。
デルフィニウムが越年するとは!!
同じ東北、ほぼ同緯度なのに秋田では無理だ。
これはたぶん・・・ヤマセの影響で夏が涼しいせいだろう。
右隅にちょろちょろ写っているのは、バイカウツギ。
♪ハア 電線も無え。看板も無え。自動車もそれほど走って無え( ̄も ̄;)☆\バキ
もちろん無粋な隣家の壁面も無いし、生活臭にも煩わされない。
こんなに広く無垢な田園風景を見渡せる個人ガーデンが他にあるだろうか。
少なくとも本州では稀有・・・。
えらく長居してしまった。
そろそろお暇しよう。土樋さん。ありがとうございました。
土樋ガーデンから、絶えず南の方に見えていた山並みは奥羽山脈の秘境、和賀山塊だった。
左は高下岳(1322m)、真ん中辺はモッコ岳(1278m)、右の雪が光っているのが朝日岳(1376m)だろう。
土樋邸を振り返る。
左隅に岩手山がある。ということは、このお屋敷は南西の方角に開けていることになる。
以上。
古い話の復刻で恐縮です。岩手は秋田と違い、夏場、ヤマセの影響を受け、
涼しいのでイングリッシュガーデンでよく見かける花の栽培には向いているようです。
また岩手山を中心とした自然や田園の風景もいいですね。
最近の私はガーデニングから足を洗い、風景ばかり眺めて歩いております。例えば、↓など。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/e0f20c3d61213cb497fc61a5446673ab
過去にオープンGに絡んで苦々しい経験を多々されてますのでたぶん慎重になってるように思われます。
たくさんの緑に、心が癒されました。(^^)
ありがとうございます。
はぁ〜〜〜 緑を見ていると落ち着きますねぇ〜〜 ♡
こちらのブログを拝見して、アイコンを緑系に変えようか、検討中です。(^^)