(本頁は「紅葉前の八塩山」の続きです。)
10月13日は八塩山を下山した後、昼から鳥海山の北麓にある中島台に向かった。
向かう途中に見えた鳥海山
中島台は「あがりこ大王」に代表される奇形ブナ、最近では鳥海マリモなどが有名だ。
ここを訪れるのは十年ぶりくらいだろうか。
森の入り口にある案内板
中島台は約2500年前に出来た馬蹄形カルデラの内側、北端付近に位置している。
このカルデラを上(東側)から覗くとこんなふうになっている。⇒ こちら。
歩き始めてすぐ・・・
アケボノソウの咲き残り
オクトリカブトの咲き残り
ここでもサワフタギの実に遭遇。実付きは良くない。
園地を抜け、森に入ったら、それはすぐに現れた。
ブナの奇形木だ。
赤川の吊橋を渡ったら・・・
ブナ奇形木の森
ブナの奇形度はエスカレートする一方。
燭台という名の巨木
奇形木「あがりこ大王」
他の奇形木。
このブナ林は昔、炭焼きに利用されていた。
その結果、伐採しやすい「あがりこ」と言う独特の樹形に変わって行ったようだ。
当初、私はここは一度も斧の入らない原生林と思っていたので、
それを知った時はちょっとショックだった。
長い時間をかけると斧は斯様に芸術?的なブナを作り出す。
キノコや木の実を少し。
ツキヨタケか。
ツリガネタケ
どんぐりころころ。たぶんミズナラの実。
出壺(でつぼ)。
出壺のすぐ近くに沢水が地中に消える不思議な穴が有り、私は勝手に「入り壺」と呼んでいたが、
今は立ち入り禁止(木道から外れるとダメ)になっている。
出壺はその入り壺で一旦、地中に潜り込んだ水が再び吹き出す場所だ。
この先は獅子ヶ鼻湿原の中を滔々と流れる川になる。
オオカメノキ。今回、見た唯一の紅葉。
帰り道で見かけたブナ奇形木。
奇形木の群れ
中島台を出た後、象潟町の手前で稲の杭掛け風景を見た。
コンバインの普及以降、さっぱり見なくなった風景だ。
子供の頃、父が杭掛けを作る手伝いをしたことを思い出した。バックは鳥海山。
以上。
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