(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
10月30日は、家人とともに十和田湖に紅葉を見に行ってみた。
瞰湖台(かんこだい)より御倉山方面を望む。
乙女の像と昔乙女の象
「乙女の像」付近より中山半島・九重浦を望むと、赤の発色がイマイチだった。
宇樽部キャンプ場付近の湖岸の紅葉は黄や褐色ばかり。
ご覧の通り、今年の十和田湖の紅葉は散々だった。
しかし行く途中、湖の南側、秋田県側の渓流の紅葉は好かった。
よって今回は帰りにこの渓流を探勝することにした。
なお十和田湖の渓流と言えば、青森県側の奥入瀬渓流が有名だが、
今回訪ねた渓流は、秋田県側にあり、あまり有名でないどころかほとんど知られていないだろう。
米代川支流のひとつ、大湯川、それも(鹿角市)中滝集落の前後わずか2キロくらいの間に
これから紹介するような渓流や滝がまとまって見られる。
名前もあるかどうかわからない。仮に「中滝渓谷」としておく。
最初に最も下流にある止滝から。
止滝
「止」は遡上してきた魚類をストップさせると言う意味だろう。
次いで中滝。
渓谷と平行して走るのは国道103号線。
脇を車が走っているシーンをわざと写してみた。
ところどころでドキッと美しい紅葉にも巡り会えた。
コシアブラの白い紅葉
カエデ類の赤い紅葉
この渓流沿いには滝が多い。
「錦見の滝」の入口
この滝もすぐ上を国道103号線が走っている。
錦見の滝
銚子の滝
次は銚子の滝。
水量豊富な上、落差は約20m。なかなかみごと!
滝の左右の紅葉も素晴らしい。
江戸時代の紀行家、菅江真澄もここを訪ね、
「いはがねの とどろくばかり わきかへり 雪か雲かと かかる滝なみ」
と歌を詠んでいる。
左側の建造物は大湯川銚子発電所。
立て札には明治30年(1897年)に運転を開始したとある。
発電所を過ぎて少し歩くと、今度は湯の又の滝。
湯の又の滝
こちらの落差も20mくらいか。
個人的にはこのエリアで一番気に入った滝だった。
以上。
冬場は山に行けないので、ネタ切れになり、
ハードデスクの中から古い画像を引っ張り出して来てしまいました。
文章も昔のホームページ、ほぼそのままなのでした。
奥様も紅葉も、素敵ですよ♪