「本ページは「初めての早坂高原・盆花編」の続きです。」
お花畑の近くには牧草地が広がっていた。
こういうなだらかな地形は老年期の終わり、いや準平原だったかな。
北上山地はそのいずれかだろう。
あっ(^^♪モウさんだ。ここは牧場だった。
近くにはホルスタイン。
「盆花編」で紹介しきれなかった花たちを少し。
地味な花ばかりだが、私は無視したくない。
イブキボウフウ オオヨモギ
ヒヨドリバナ。そして左隣に枯れかかったクガイソウがあった。
ズミの実 クサレダマの実
ナワシロイチゴの実
白樺林を散歩。
シラカバ ツリガネニンジン
白樺と言えば、「高原」の代名詞。
私のような年寄りは「高原のお嬢さん」(舟木和夫)や「避暑地の出来事」((^o^;)映画ではなくて荒井由実の方)
などのメロディを思い浮かべ、ロマンチックな気分になるのだが、
この樹が自然に生えるような場所は、そんな生易しいものではない。
夏は涼しいが、冬の気候は・・・・。
ちなみにこの高原の近くにある藪川は本州で最も{{{゚◇゚;}}} ガクガク寒い場所として知られている(詳しくは、こちらを参照されたし)。
同じ緯度でも、秋田の同程度標高の山林ならスギやブナ、ミズナラ、カエデ類などに覆われている。
本来こういった樹林に覆われるべき場所が、岩手のこの場所ではシラカバになっている。
いや、なっていると言うよりも、シラカバくらいしか生育できないほどの厳しい場所なのだ。
シラカバ林で見つけた草花を少し続ける。
ハンゴンソウ
ススキ サラシナショウマ
これは花の終わったキキョウ。
秋田では絶滅に近い花だがここにはまだ残っていた。
うっ( ̄π ̄;この花は何だ?
もしかしてホザキシモツケだろうか。
もしそうだとしたら、
国内、自然状態では、北海道と日光戦場ヶ原、霧ケ峰高原にしかないと言われていたので、
今回の早坂高原は新たな生育地の発見と言うことになる。
こんなに簡単に、しかも行き当たりばったりで新生育地なんて見つかるものなのかな。
と思っていたら、植物に詳しい友人から、
ホザキシモツケは、北海道・長野県・栃木県の他に、岩手県でも生育が確認されているとの情報を頂く。
ならば( ̄π ̄;この実は何だ?
正解は「ハマナスの実」。
海岸植物のハマナスがこんな内陸で、しかも標高1000m近い高原に生えているのは何故だろう。
最後に。
本来なら海岸にしか生育しないハマナスがこのような高原に分布しているのは、
かつてここを往来した牛のしわざと推測した。
この高原は面白い。また時期をずらして何回か来てみよう。
以上。
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