モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

川原毛地獄と大湯滝(2007年10月7日)

2022年12月15日 | 泥湯三山・虎毛山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

この日は家族を連れてドライブ。初めは栗駒山の須川温泉に行ったが、

紅葉シーズンの真っ最中なので車と人でパンク寸前だった。
脱出不可能になる前にそこを出て、西側にある穴場をめざすことにする。
1時間弱で辿り着いたその場所は一面の銀世界だった。




雪のように見えたのは硫黄の滓。ここは元・硫黄鉱山なのだ。

川原毛と書いて「かわらげ」と読む。
屁臭い場所なので、気を引き締めてかかろう。
仮称、地獄山のてっぺんは三途の川みたい。屁臭いので長居は無用。

 















 


バックの山は高松岳(1348m)



仮称、地獄山のてっぺんから見下ろすと、下の方にも駐車場があり、人影がちらほら見える。
下の方にはもっと凄いものがあると聞く
が、歩いて下りるのは帰りを考えたらしんどそう。
でも行ってみたい。




仕方ないのでクルマで大きく迂回して向かってみる。 

クルマで30分もかかって、やっと下の駐車場に辿り着いた。

下の駐車場



どのように迂回して来たのかは下の案内図をご覧あれ。




上の(地獄山)から下の(現在地)までクルマで行くには、赤線の道を辿らなければならない。

途中、毒ガス事故(2005年12月末、毒ガスを吸って東大助手・松井さん一家4人が亡くなった痛ましい事故。合掌。)
で有名になった秘湯・泥湯温泉や

秘湯・泥湯温泉



 (´π`;)さっぱり有名ではないが、大昔の火山の跡、兜山の脇を掠める。

兜山(670m)。この岩山は高校時代に探検したことがあるので、懐かしくてつい・・・



で肝心の川原毛地獄の下の方だが、

ここには世にも珍しい「温泉で出来ている滝」があると聞く。
下の駐車場から地獄山の上の方が見える。


 


右上写真、奥に見える滝は熱湯が流れているとのことだが、目的とする滝ではない。

下の河原に集まっている人たちは露天風呂作りに一所懸命だった。
温泉で出来た滝に向かって歩いて行くと、 

翡翠のような色の渓谷(温泉の川)でスッポンポンで湯浴みする人々が居た。










しばしブナ原生林風の急坂を下って行くと、突如、目の前に白い岩盤が・・・




こっ(;゚Д゚)こりが川原毛大湯滝だ!
ウィキペディアによると、
「上流の湧出地から流れ下る比高20m程度の滝が温水となっており、滝壺を温泉として利用できる。
豪快な野湯という点では、北海道のカムイワッカの滝と並び評される。標高は700メートル。
日本の滝の中でも特筆すべきユニークな滝で、湯尻沢の上流で湧出する約96度の源泉が沢水に混入しながら流れ下り、
適度な温泉となって断崖を一気に落下するもので、2つの滝壺が天然の露天風呂となっている。
この源泉は世界に3つしかない強酸性温泉で、飛沫を浴びると目がかすかにしみるような刺激がある。
皮膚炎や外傷に効能を持つ。」
とあった。 




こっ(;゚Д゚)ここは滝そのものが温泉なのだ!
その証拠に上写真下の方に横たわる男性4名を見たまえ!
近くに寄ると仄かに屁臭い。
男達は全員スッポンポンだったが、女性はさすがに水着で入湯していた(すぐ近くに更衣小屋あり)。




 





しかし私は入湯しなかった。理由は・・・

(T_T)うっかりタオルをクルマに忘れてきたのだ。

以上。


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