諭して諫めるならば、
立場は関係ない、
誰しもが過ちを犯すのだから、
しかし、
立場が過ちを許すと思うならば、
勘違い甚だしい、
況して当然のことと振る舞うならば、
哀れとしかいいようが無い、
真摯が抜け落ちて、
気付かずにいるのを、
哀れと言わず何と言う、
しかも、
立場がいいと、
間違いは犯さず誤りも無いと、
本気で思っているのであれば、
生きる屍の様である、
もはや人の体では無い、
誰しもが素直に生きていた若き日、
人生を歩む中で少しずつ穢れ、
徐々に積み上がり更に忘れ、
生まれながらに持ち合わせていた、
素直さを見つめ直し、
取り戻しさえすれば心は、
人が産まれた当時の人間にさえ戻れる。