一つのカバンを気に入った、
当時の彼女へのプレゼントにと、
買って喜んで貰いたくて、
探しているとコレだ!と思うリュック、
見つけたのさ、
横には8.9歳の女の子、
同じリュックをずっと見てる、、、
しかし買わねばプレゼント調達できない、
俺はそれを手にするとき女の子に、
「いい男見つけて買って貰いな」って、
その歳の子に言うにはチョット、
場違いだろうけど、
取り憑かれたように一心不乱に、
リュックを見てるその子には、
たぶん一番いい返しだったと、、、
アレから数十年?
たぶんその子と会った同じ職場で、
可愛い女性になって、
その時のリュックを持って、
本人には話してない、
けれど記憶にその子の横顔は残ってる、
君もいい子だったし、
俺と一緒に仕事がしたいって、
言ってくれたよね、
嬉しかった、
人として、
ごめんね、
守ってあげられなく、
君の想いを実現させられ無くて、
でも、
君の俺に対する優しさは忘れないよ、
ネクタイとチーフを直してくれたり、
色々としてくれたこと、、、
また何処かで会えるといいね、
また気兼ねなく会話がしたいな、
その時を楽しみに、、、。