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高校生

そう俺が高校生の時、
山田詠美の「24.7」がベストセラーで、
ランキング番組で紹介していたことがキッカケに興味を持ち、読んでみたのだ。

当時はまだ活字に親しむことが出来ず、
小学生の頃などは読書をする度に、
のび太と同じ症状が発生して死にそうになっていた、
しかしそれでは駄目と思い、
読書をしたいと思い続けていたが、
じゃあ何を読むかなど、
突然本屋で探そうとも、
迷いしか無く、
結局は世の流行りに乗る方がいいだろうと少々の下心に、オトナの色恋に対する憧れなど若干の興味とタイトルの格好良さで、この作品に期待したのだった、
まぁほとんどジャケ買いに近い。

今、堅苦しい本を読むのに疲れたのと、
幼少期に失った心を取り戻した俺は、
恋愛についてはオトナになりきれてない気がしていた、だからアレの描写が少なくてあっても比喩と言うオブラートやニプレスみたいなものでやんわりと包み込み、女性ならばそれくらい想像出来るでしょう?と言わんばかりの表現で書かれることの多い、女性作家の恋愛小説を読んでいる、情けないかな俺には勉強の要素としての傾向が強い。今更仕方ないし、女性の心の移ろいはやはり女性が詳しいだろうて、これが一番手っ取り早いし、読書意欲はまだ旺盛な俺なので、自分にはベストだろうと思いそうしてみた。

要は久々の「24.7」に辿り着き、今風にKindleで読んでいる、
既に四半世紀前の作品、
それでも、
あの頃読んだ記憶が蘇って懐かしい。

当時この作品を読んで以降は、
渡辺淳一の「うたかた」を学校の図書館で借りて上下巻とも読んだりした、
下巻を借りるとき、図書館のオンナの先生(まだ二十代半ば)に、「〇〇君ってこういう作品が好きなの?」と聞かれ、ドキッとした、だって既に上巻では濃厚な中年男女の愛蜜な不倫の描写があるのだから、俺は誤魔化すように「有名な作家だから何と無く読んでるだけですよ、」などと言ってその場をやり過ごしたが、その先生は「ふ〜ん、」などと言いながら学生服姿の俺を頭のてっぺんから足先までゆっくりと観察してきた、、、。
俺は、今ここでそそくさと図書館から退散しては誤魔化しがバレると思い、他の本も探すふりをしてその場をやり過ごしつつ、オトナの女にひとりの男としての余裕を見せつけてやろうかと心の中で息巻いていた、
それからはその先生と話をする機会も増えていたが、常に他の生徒とは違う対応をされてる感覚だけは感じていた、
卒業後、隣の政令指定都市の中心部でたまたま正面からその先生が、すれ違いつつお互いに見つめ合い続けた、が、正直言って互いに異性としての興味はなかった、ハッキリ言えば好みではなかったのだ。

でも、高校卒業前後はオトナの女性にモテた、俺は少なくとも5歳くらい上に見られてりしてたから年齢をいう羽目になる度に大体幻滅された、、、。

そんなたわいも無いことすらも思い出された。
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