モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

宇奈月温泉、ありがとう!!

2014年09月21日 | 日記
今年の音楽祭が終了しました。

すばらしい演奏を提供してくださったみなさんに感謝。
すばらしい場所を提供してくださったみなさんに感謝。
音楽空間に居合わせて、いっしょに音楽の楽しさを感じてくださったみなさんに感謝。
この音楽祭を作り上げるためにさまざまな力を尽くしてくださったみなさんに感謝。
ずっと音楽祭を気にかけていただいていたみなさんに感謝。
何よりも、宇奈月温泉という、ここにしかない場所を育み、守って、受け継いでいるみなさんに感謝。自然だけでは、僕らは何も見えない。みなさんの日日の営みにこそ、この自然を生かし、私たちの恵みとする力の源があるのです。
そうした土地の力に導かれて、私たちの音楽祭に、時空の彼方からモーツァルトの魂によせて、みんなが集まってくるのです。
宇奈月温泉、ありがとう!

今年、最後のプログラムは弦楽五重奏

2014年09月21日 | 演奏
いよいよ、今年のおおとりを飾る弦楽五重奏が始まります。
まずは、デュオ。
嶋さんと別本さんの演奏です。二本の弦楽器でこうも豊かな表現ができるのかと思います。

浴衣を着たお客さんもたくさんいらっしゃいます。これを目当てにご宿泊のお客さんもいらっしゃると聞きます。演奏される方には、少し出入りがあって、集中力を乱してしまったかもしれません。その中でも、きっちりと仕上げていくのはさすがの力量です。
続いて、内山さんの曲紹介がありました。先日、セレネ美術館のミュージアムコンサートでも曲と構成を詳しく紹介しておられました。そうやって、ほんの少し曲の感じをつかんでおくと、楽曲が豊かに感じられます。

始まりました。
最初の1音から会場を支配してしまいます。
いつも、このロビーコンサートで感じることがあるんです。宿泊のお客さんの中には、今日こんなことがあるよ、と紹介されて、気まぐれといっては失礼ですが、じゃあと行きずり感覚で聴きにこられる方もないわけではないと思うのです。
ところが、演奏家の力はそんな人の心をしっかりと捉えます。クラシック音楽に親しんでいる人ばかりではありません。それでも、曲に、演奏に惹きつけられて、その場を動けなくなる、離れたくなくなるということがしばしば起きます。
それほどに、音が心を動かし、支配していくわけです。
最初の説明とプログラムの解説で、4楽章だということは誰もが知っていたのに、第1楽章が終わった瞬間に万雷の拍手。思わず拍手してしまったのでしょうね。その気持ちがよくわかります。それほどにすばらしい演奏でした。
弦楽器は波を作るのかなと思います。難しい物理学の本を見ると、世界は波でできているんだそうですが、げんがっきはそうした世界の理をコントロールできるのかもしれません。きっと、僕らのどこか根底に流れ、揺れているさまざまな波の動きを描き出し、僕らの根源的なところで反応するのでしょう。何の音というわけでなく、全体が大きなうねりと響きになって空間に広がります。
言葉にできないあふれる思いが胸いっぱいに広がります。何だろうこれは、と考えようとして止めてしまいました。言葉にならないから、音楽になっているんだろうなあと思ったのです。でも、この心の動きを誰かとわかちあうために言葉を探すのでしょう。
「ブラボー!」と快哉を叫びたいきもちでいっぱいになりました。

アンコールにはレクイエムの曲も演奏してもらいました。これも凄みのある曲でした。
アマデウスの死生観を描こうとされたのかなと、終わり頃、気づきました。深い悲しみやなすこともできない苦しみの中でも、生きることへの憧れやその素晴らしさを称揚する意思が、モーツァルトの楽曲にはあると思います。そのことを、この時空に描き出してもらったようにさえ感じました。
この4年間、5回の音楽祭を通して、どんな成長があったのかなと考えた時、この音楽空間を豊かに感じられる自分の育ちをまっさきに思い浮かべます。やっと、僕らはしっかりと感じられるようになったのかもしれません。
この思いを大切に育んでいきたいものです。
これで、第5回湯の街ふれあい音楽祭モーツァルト@宇奈月、すべてのプログラムの終了です。

足湯で

2014年09月21日 | 日記
足湯に入っていたらスタッフTシャツをご覧になって声をかけていただきました。
「スペシャルコンサートはたくさんこられましたか?」
「はい、おかげさまでたくさんおいでになりまして、申し訳ないことに立ち見までだしてしまいました」
「そうですか・・・」
「いかがされましたか?」
「実は、僧が岳に登って来たんですが、林道の関係で手間取ってしまって、間に合わなかったんです」
「そうですか。それは残念でしたね」
「フルートには間に合ったんですが。それで、弦楽五重奏を聞こうと、ここでお湯沸かしてコーヒー飲んでいるんです」
「そうでしたか。きっとすばらしい演奏になりますよ。今回のオーラスですしね」
「ええ、楽しみにしています」
延対寺荘のロビーにいましたら、一番乗りされました。
そう思っていたら、そのあと入って来られた方も、足湯におられた方でした。
みなさん、そうやって時間を過ごしていただいているんですね。
あと30分です。

富山大学の学生ボランティアさんたちです

2014年09月21日 | 日記
音楽を楽しむというのが案外特別な時代ではなくなったとはいえ、音楽を日常的に楽しむ、それに打ち込むという人はそれほど多くないかもしれません。
音楽へのかかわりかたはそれぞれにいろいろな深さや広さがあります。
大学生で音楽をやってるとなると、けっこう、本格的な印象があります。地元、富山大学にはフィルハーモニー管弦楽団があり、長い伝統をもっています。音楽祭の出演者もその時代を送ってきた方があります。

カフェ・モーツァルトで寛ぐボランティアのみなさんです。演奏者にふれたのはもちろん、演奏を聴きに来られるみなさん、それを受け入れている街などにふれて、音楽への思いが豊かになったかもしれません。
お手伝いいただいてありがとう。おかげでたくさんの方々に、音楽の楽しみをお届けすることができました。

フルートって風なんだな

2014年09月21日 | 演奏
ポムドールさんの演奏。6種類のフルートって、まるで春や秋の味わいの深い快い風のようです。
風もいろいろなものにふれ、さまざまなものを運んでくる。
そんな味わいが、室内にいるのに野山のやさしい風にであったような気がします。

ディメルティメントを聴きながら、なんだかこみ上げてきました。音楽ってすごいなあ。
人の心ってそんな簡単に動かないんですよ。
音楽の城セレネのおおとりにふさわしい滋味慈愛豊かな風に癒されています。

タオル、Tシャツ、売り切れ間近

2014年09月21日 | 日記
好評いただいているタオルとTシャツ、残りわずかとなりました。特に、タオルは販売予定数をそろそろ上回りそうです。お買い求めはお早めに。躊躇しているまはありません。限定品なので、同じものをもう1回作りません。見かけた時がチャンスです。
って、今、これ読んでもなかなか買いに来られませんね。でも、スマホで見ながらいろいろ歩いている人もいるんです。
正直なところ、4年前からこういうブログでの発信をしていますが、スマホの普及のせいなのか、その場で検索するひとの多くなったこと。
そういうこともあって、今年はできるだけ即時アップを心がけました。それでも、撮影もれなどがあって、それは後から記事にします。
間違いもあったりして反省もしきりですが、少しでも臨場感が伝わったら幸いです。
さあ、今からポムドールさんです。

いよいよセレネの最後のプログラムは、ポムドールさんです

2014年09月21日 | プログラム
スペシャルコンサート終了後、セレネ2階ギャラリーで、音楽の城、ムジカント・セレネ城(てきとうなドイツ語。どなたか、正しいのを教えて)の演奏は終了です。
4種類のフルートを披露されます。
これが終わると、今年の60のプログラムもあと、夜のロビーコンサート、弦楽五重奏を残すばかりです。
弦楽五重奏を演奏するみなさんは、この音楽祭に毎年かかわっている富山県ゆかり、あるいは、音楽祭の趣旨に賛同しておいでいただいてる方々です。すばらしい演奏力をお持ちのみなさんで、いつもながら心震わせて聴かせていただいています。
音楽漬けの夢のような2日間もいよいよ千秋楽が迫っています。
毎年のことながら、延対寺荘さんの絞り込まれた玄関を出ると、峡谷の引き締まった夜の風がすぎ、星がまたたいている様子に、まるでごせんふという風に、星の音符が乗っているかのように思えます。
珠玉の演奏に、今日もきっと出会えます。


スペシャルコンサートの休憩中の画像

2014年09月21日 | 演奏
スペシャルコンサートの休憩中の、テラスに出られる方が多かったようです。宇奈月温泉は黒部川の左岸から暮れていきます。対岸の右岸が明るく輝きます。

秋の深まりを感じさせる音楽祭。風物詩と言ってくださった方があります。
夜のロビーコンサートは、いよいよ空気が落ち着いて、グランドフィナーレを飾るにふさわしいですね。

さっきのエラーは

2014年09月21日 | 日記
さっきのエラーは、人が多くて公衆アクセスポイントのIPが不足したか、頻繁なので、ちょっとでも開けるとリリースされるようでした。
スペシャルコンサートの演奏中の今は安定しています。
ちょっと想定外でした。

武藤音楽教室さんはゲスト付き

2014年09月21日 | 演奏
武藤音楽教室さんの演奏は、サン柳亭で。かわいい、そして、しっかりした演奏です。いっぱい練習したんだろうなあ。

先生の解説もとてもわかりやすいんです。

そして、ゲストは武藤先生のイケメン次男さんと呉羽高校の同期のお二人で、オペラから3曲披露していただけました。

今日は、本当に身近なオペラな一日です。