アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

狩りの時

2010年06月06日 20時55分48秒 | ミステリー
狩りの時 スティーブン・ハンター著 公手成幸訳 扶桑社ミステリー
「極大射程」から始まった、長ーいスワガーサーガの最後の一冊です。
時系列的には前作「ブラックライト」の前になるのかな、じゃなくって、「47人目の男」「黄昏の狙撃手」の前だ。最新刊は「黄昏の…」ですが、個人的に読んだ順番で、この本が最後になるので――ひょっとしたらまだ続くかも……
「黄昏の…」も良かったけれど、対戦車ライフルって、第一次大戦の遺物かと思っていたので、べつにスワガーがそれでヘリコプターを撃ち落としたって、ふ~ん、って感じでした。まあ、読んでいて、展開が解ったし。
この「狩りの時」は、ストーリーが入り組んでいて、冷戦やベトナム戦争、といった過去の出来事がリアルタイムで語られるので、ちょっとした歴史絵巻です。人によっては読むのが辛いかも。
「極大射程」で、このシリーズにはまった人なら、多分面白い。
ロシアの狙撃手との雪山での一騎打ちは、映画版の「極大射程」は、これを意識して作られたのかな、と思わせる面白さです。
そしてクライマックスでボブが放つ最後の一発は、読んでいて震えました。
筆者のハンターさんが後書きにしつこく史実と違う点や、ハンターさんは海兵隊員じゃなく陸軍の儀仗兵だったので、実戦経験もない、ということを言い訳していますが、どうせこれを読む、大半のミステリーファンも私も、兵隊の生活なんぞ知りませんし、なんとなく雰囲気が楽しめれば良いんですから。細かいことを気にせずに、ボブ・リー・スワガーという天才狙撃手の冒険譚を楽しみましょう。
個人的には、超オススメの一冊です。

上がりすぎると

2010年06月06日 20時38分32秒 | Weblog
落ちるのが怖い。バンジージャンプや株価のお話しじゃありません。
管内閣の支持率です。夕方のニュースで69パーセントですと……
今の政治って、バラエティでお笑い芸人がリアクションするのを見ているような感じがします――オレだけ?
オザワポンが一手に悪役を引き受けた感じですが、あの人って、それなりに面倒見は良いんでしょ。小泉さんみたいに、やりっぱなしで放り出したりしない。
去年の夏に当選したチルドレンにも、すぐに次の選挙に向けての指導をしていたわけですし。土建屋との癒着は、田中派の伝統みたいなモンだし。
ま、貧乏人としては許せない部分ではありますが。
そういえば杉村 太蔵さん、小泉チルドレンでしたよね。今はたちあがれ日本? で無職。
なんだか可哀相ですよね。
料亭に行きたいとか、BMW乗りたい、なんて正直すぎる発言でひんしゅくを買ったけれど、
私は良いと思うんですよ。料亭もBMWも、国会議員さんはそれなりの報酬が有るんだから。
それに見合っただけのお仕事をして頂ければ、文句はありません。
オザワチルドレンも、オザワポンが失脚したこれからが、正念場ですね。
意地悪なマスコミや野党に負けないように、一生懸命、真っ直ぐに頑張って頂きたいモノでございます。
そんなどうでも良いお話はさておいて、今年の夏はどうなるんでしょうか。
アイスランドの火山活動で、ヨーロッパの飛行機が飛べなくなったのは記憶に新しいところですが、日本が冷夏で米が不作だった年も、どっかの火山の影響だったと聞きます。
それに、去年から太陽の黒点活動が停止している、っていうことからも、今年の夏は、ズバリ、冷夏になる、と予想しております。
野菜の値段が不安ですね。それではまた~