GIビル

日系部隊がテキサスの失われた大隊救出に駆り出されたのは、彼らが「並外れて優秀だった」から
プリエラ郊外のこのボージュの森の戦闘で、日系部隊は三分の二が失われて、戦闘部隊としては機能しなくなったので、残された日系兵達は、バラバラに白人の部隊に補充兵として放り込まれます。
戦後も人種差別は変わらない。それを救ったのが「GIビル」という制度。勲功のあった軍人には大学の学費だけじゃなく、生活費も国が出してくれる制度です。――現在は廃止
この制度で、戦前は家計の足しになれば、って高校を中退して石切場で働いていたような人が歯医者になったり、医者になったり弁護士になったりしたそうです。
それが今のアメリカの日系人が比較的裕福な理由です。
一番有名なのが、ダニエル・イノウエさん。現在もアメリカ上院議長です。アメリカ人は人種に関係なく、彼のことを「アメリカの良心」と呼ぶそうです。
ハワイ大学の医学部予科にいたダニエルさんは、戦闘部隊の指揮官（小隊長）として戦います。
イタリアで、どこかの丘を占拠するときに、自分の副官が泣きながら横に膝まづいていたそうです。その時に自分の右手が皮一枚でブラブラつながっていることに気づいて、これは切断するしか無い――医者にはなれない、って思ったそうです。
副官は、そういった事情を知ったうえで、ダニエルが死なないように腕の付け根を止血するために泣きながら縛っていたんですね　　　　　　　　　　　　　　　
。ダニエルさんは、その後、法律を勉強して政治家になります。
尖閣のビデオはどうやら海保から出たそうですね。そりゃそうでしょう。あんな政治の判断じゃ、現場はやってられない。
政治がどうあれ、私は現場で戦っている海保の皆さんを応援しますよ。
こんなんじゃ、ソマリアで海賊対策やっている自衛官の皆さんも、実弾もらってないでしょ。な～にが国際貢献だ、アホらし。
あ、ソマリアに自衛隊を派遣したのは自民党です。念のため。