アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

ガンバレニッポン

2010年06月14日 18時43分16秒 | Weblog
USTREAM USTREAM 夕べ見ていたのはこの動画。流星の動画は珍しいと思うので、はやぶさの最後を見届けて下さい。
こっちはやぶさ再突入は高画質のモノ。
こんな動画を貼らなくても、夕方のニュースでバッチリ、NASAが撮影した高画質のモノが流れましたね。
7年もかけてお仕事を果たして、最後の指令が、大気圏に再突入して燃え尽きること……って、ちょっとどうなのよ、と思いましたが、この動画を見て思い直しました。
はやぶさは流星という名の星になって、我々の心に残ったのだと。一人でも多くの人に見て欲しい。
どうですこの文章、ちょっと格好いいかな、なんて自画自賛しちゃったりして。
カプセルも無事に回収されたらしいですね。良かった良かった。
朝のニュースではアボリジニの聖地に落っこちた、とか言ってたけれど。

いよいよ、始まりますね、ワールドカップ。やっぱり日本に勝って欲しい。
エトウって、漢字にすると江頭になりませんか。誰かカメルーンの江頭に「ガッペムカツク」とか言ってみたら。意味が分かったら怒るだろうな……
ここ数試合の代表を見ていると、大久保の動きが良い、本番で燃え尽きないでね。みんなが本田っていうけれど、個人的には森本が面白いっす。
それより岡ちゃんが、これが終わったら農業をやる、ってホント?
最近多いよね、疲れたから、とりあえず田舎で農業でも、って言う人。
でも、なんて言って農業をなめるなよ。プロは凄いんだから。楽な仕事なんか無いって。

和歌山大学の

2010年06月13日 23時09分05秒 | Weblog
中継を見ていたら、お! 何か光った……って懐中電灯、オヤジ!邪魔だよ。
せっかく、良いBGMで雰囲気に浸っていたのに……
もしも、はやぶさの流れ星に願って宝くじが当たったら、ブログのタイトル変更します。
「はやぶさ長者的物欲生活」なんてね。
ニコ動とかで見られない人達がこっちになだれ込んでるみたい。回線落ちなきゃ良いけど。
また、オヤジがオカルト的に映り込んだ。あれ、これ見えてるのオレだけじゃあないよね。
あ、中継一旦停止、中継用の高感度カメラのバッテリーが持たないんですと、こんな所まで「はやぶさ」的にしなくても。
妄想――ああ!世界中からアクセスが集中してるのに、このままでは高感度カメラのバッテリーがもちません。
――だいじょうぶだ、こんなこともあろうかと……
っいう展開は? 頑張れ、和歌山大学
懐中電灯の乾電池を使うとか……そこには、神々がつくりたもうた万能機械(人間)が居るんだから……この万能機械の欠点は、単純作業で生産されて、製品ムラが多すぎることかな……
おいおい、また懐中電灯持った亡霊が歩き回ってるよ。
何か解説し始めたけれど、途切れ途切れで全然理解不能です。
喋るな! BGM「はやぶさのララバイ」だけで良いから。
星が三つ映ってる――解説だと「春の大三角形」だそうです。これだけでも美しい。
女性の声が微かに聞こえる……空耳?
BGM切れちゃった、音が無くなると、回線が落ちたのかと、心配になります。
「ちょっと待ってね」って誰に言ってるの?
中継先の音声がチョコチョコと入るんですが、時間を確認するのにI-Phoneを使っているらしい……こいつらは、頭が良すぎて、蓄光のアナログ時計っていう文明の利器を知らないのか?
中継先からの音声で、来た! 凄い!なんて声が聞こえて、ちょっとしてから、水平線の雲の間に、ボ~ンと光って、再突入が見えました。0,5等星どころか、ちょっとした爆発でしたよ。
しっかり三回、「ビッグで六億」って願いました。当たるかな。
うん、あれだけ派手に燃え尽きたら、はやぶさも本望でしょう。

今はただ、お帰りなさい。です。

夜空に

2010年06月13日 22時01分23秒 | Weblog
今夜、「はやぶさ」が地球に帰還します。
幾度の通信途絶、何とか信号をとらえたとしても、1bitの信号だったり……1bitって何?
モールス信号みたいなものかな。
何はともあれ、予定より3年遅れて、はやぶさは満身創痍ながら、60億㎞の旅を終えてちゃんと地球に戻ってきたようです。
さきほどカプセルを投下したという一報がありました。
投下というより分離に成功した、というだけですが……
カプセルが無事に回収できることを願うだけでございます。
――後は本体が大気圏に再突入して、パァっと燃え尽きるだけ……

はやぶさに国民栄誉賞を、なんて記事もありますが、本体は燃え尽きてしまうので……
何はともあれ、はやぶさのミッション成功に尽力した技術者の皆様は「神」ですね。
例えば近い将来、火星に人を送る時、帰還させる時、今回のミッションで培った経験と技術が生きることと思います。
おお、はやぶさのネット中継に解説が入り始めた。どうやら0,5等星くらいの明るさで、流れ星になるらしい……宝くじに当たりますように。
流れ星が消える前に三回願いましょう。

災害派遣

2010年06月12日 17時56分29秒 | Weblog
夕べ、寝る前に風呂に入っている時、お風呂ラジオを聞いていたら……
あのちょっと間抜けな感じのラッパの音がうるさくてアナウンサーの言葉が聞き取れないなぁ……なんて思っていたら、聞こえたのが――サントス、シュート!
三都主? 代表じゃないだろ、って風呂の中で突っ込んでしまいました。
風呂から出て、テレビを見たら、どうやらメキシコの選手だったらしい。
ちょっと紛らわしいですね。
 ちなみに今夜は韓国対ギリシャ、こうなるとやっぱり韓国を応援しちゃいますよね。

口蹄疫問題で管総理が宮崎に行ったけれど、見ただけじゃなんの役にも立たない。むしろ目障りですよ。みんな忙しいのに邪魔だって……
感染拡大が止まらないなら、バイオテロを想定して、自衛隊に災害発動出来ないのかな。
家族同然の家畜を殺さなきゃならなかった、酪農家さんの心痛は察してあまりあるものでございます。
国民の生命と財産を守るのが自衛隊のお仕事なら、是非ともやって欲しい。
感染地域から出る道路で通行する車両を消毒する、なんていうのは、もうここまで感染が広がると、人海戦術に頼るしかないよ。
ワクチンを接種した家畜を殺したまではよかったけれど、死体が埋められずに放置されているとも聞きます。
これも重機と人海戦術でしょう。
総理、災害派遣をご決断下さい。経済支援なんていうのは、感染拡大を止めてからの話です。もちろん、それもとっても大切だとは思うけれど。

感染拡大

2010年06月11日 01時00分11秒 | Weblog
いやあ、今日は梅雨の前に真夏ですか、って感じのお天気でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はいつものように、どんより無気力で過ごしております。
昨日録画したトム・ハンクスの「天使と悪魔」ですが、まさかの爆弾、カウントダウンストーリーで、カトリックもバチカンも関係無しに楽しめました。
しかもラストにまさかのだ~い、ど・ん・で・ん・返し。
いやあ、良い映画でしたよ。オススメです。
宮崎の口蹄疫ですが、感染が広がっちゃってるみたいですね。さらに、風評被害で、鹿児島のお肉が全く売れないそうです。
口蹄疫は人には感染しません。感染したお肉を食べても問題なし。
さらに言うなら、鹿児島の黒豚をお値打ちに楽しめるチャンスですよ。普通は高くて手が出ないんですから。
とりあえず、明日はトンカツでも食べようかな……
焼酎で眠剤と痛み止めを飲んだので、もう意識が飛びそうです。
お休みザンス。

カイジ

2010年06月10日 00時13分42秒 | Weblog
何となくアスリート系のブログをハシゴしていたら、鈴木ひとみというパラリンピックに出ていらっしゃる脊損の方のHPを拝見したんです。
そこに書かれていたことが面白かったので、無断ですがちょっと拝借させて頂きます。
カイジという漫画、借金をギャンブルで返済するっていう荒唐無稽なお話し。
ギャンブルで借金が増えこそすれ、返済は出来ないだろう、って私は思うのですが、人気漫画らしい。
その原作者さんの、深いぃ話です。
ここからコピペ――作者「福本伸行氏」は言う
『人間だれしも人から良く思われたい、が度を越すと
「自分が何をしたいのか」よりも「他人が自分をどう見るのか」を
気にするようになる。
人はすこしづつ自分が縛られてゆく。
見栄、対面、メンツ、世間体、必要以上にそんなものを気に
するのは不幸の第一歩である
たいていの場合、人は他人のことなど気にかけていない』
――私がこれを読んで思い出したのは、耐震偽装のアネハだっけか、です。
カツラかぶってベンツ乗ってたよね。確か。
個人的経験ですが、身分不相応のお金が入ると、みんなカツラかぶって、外車に乗るんですね。ブランドの服着たり……
どうしても他人に金持ってる、ってことをひけらかしたくなるらしい。
でも、カツラって何? 外車も趣味が出るから、申し訳ないけれど、笑っちゃうパターンが多かったり……
あ~酔っぱらったし、結局、「少林サッカー」見ちゃった。
あ、あの女の子、レッドクリフで、将軍の妹を演じていた女優さんだったんですね。
……たいていの場合、人は他人のことなど気にかけていない、って深いですよね。
もしもセールスマンが高級車に乗って売り込みに現れたら、どう思います?
胡散臭い……ですよね。
友人で嫁さんの実家の商売を引き継いだ人の深いぃ話。
そこそこ儲かっているのに、車が軽自動車なのを嫁さんに文句言われて、言い返した一言
「商売人が客より良いクルマ乗ってどうする」
というわけで、お休みなさい。

ウォッチマン

2010年06月09日 18時57分00秒 | Weblog
そんな名前の時計屋さんが有ったけれど、いまは潰れて無くなっちゃった。
えーっと、映画です。元はアメリカン・コミックらしい。
ガンダムでもエヴァンゲリオンでも同じだけれど、この映画も原作の世界観が解らないで見たので、面白くないただの気持ち悪い映画でした。
好きな人にはたまらないのだろうね。
以前録画してあったものなんですが、何で急に見ようと思ったのかは、今夜トム・ハンクスの「天使と悪魔」の吹き替えが放送されるから。ビデオテープを空けときたかったから。
「天使と悪魔」も、前作の「ダビンチコード」が面白くなかったので、期待はしていないのですが……ダビンチコードもカソリックとかバチカンとかの世界観が解らなかったのが、面白くなかった原因ですね。
今度「ターミネーター4」も放送されるらしい、これは原作というかノベラゼイションをチェック済みなので楽しみです。
もう十年以上もwowowをお金を払って観ているのは、ドラマが面白いからです。
今度「救命医ハンクセレブ診療ファイル」っていうのが始まるらしい。ちなみにアメリカで視聴率ナンバー1だったドラマだそうです。ちなみに今までナンバー1だったCSIも放送しています。
現在放送中でお気に入りは「クリミナル・マインド」このドラマをビデオに録画して友達に見せたら、「気持ち悪い」と突き返されました。
犯行の行動パターンから犯人像をあぶり出していく、プロファイリングは見ていてワクワクします。
先日終わっちゃった「グレイス・アナトミー」も面白かった。ラストは衝撃でしたが……
ジョージとイジーは、お気に入りのキャラだったので……
クリスティーナ主演でスピンオフ出来ないかな。クリスティーナは名言集が一冊作れますよ。
あ、ガンダムは原作の小説から入ったので、好きですよ。エヴァは、youtubeでボチボチと元のアニメを見て、やっと少しずつ面白さが解ってきたような気がする。
アメコミで面白かったのは、「ミスター・インクレティブ」と「オープン・シーズン」っていうアニメ。ま、定番のお笑いが散りばめられているのが、良いですね。
今のお笑いブームも、結局ドリフにはかなわない、ってことでしょうか。
それにしても、バットマンもスパイダーマンも、なんであんなに根暗なんでしょうか。
ガンダムのアムロも、エヴァの碇シンジも……その方がオタクに受けるのかな。
例えば、ドロンジョ様みたいな悪党に毎回色仕掛けで瞞されるスーパーヒーローがいても面白いと思うんだけれどな……
あ、「ウォッチマン」もロールシャッハっていうヒーローが瞞されて逮捕されて刑務所に入ってから、面白くなりました。やっぱり人間くさい所が有った方が面白い。
「グレイス・アナトミー」が面白かったのは、選ばれた外科医も恋愛や人間関係で悩むところが良かったんでしょうね。
今日は「少林サッカー」だけどやっぱり巨漢スペシャルを見ちゃうんだろうな……

お手並み拝見

2010年06月08日 21時35分51秒 | Weblog
いよいよ管(この字で良かった?)内閣がスタートですね。
政治と金、に沖縄、落とし所はあるのでしょうか。
先日、たけしのタックルで民主の誰か(未だに顔と名前が一致しないのでゴメン)が、沖縄の問題は難しい、って言ってたけれど、そりゃあ簡単には行かないでしょう。
このブログに太田中将の「沖縄県民斯ク戦ヘリ、県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」っていう電文のリンクを貼ったのは、昔本で読んで泣いたから。
「白旗の少女」とか、本気で泣きながら読みました。
だから、抑止力がどうとか言って、日本も核武装をなんていう連中は嫌いです。
戦争やって良いことがあるのは、軍需産業だけ。後はみんなが不幸になる。
ま、人の不幸は蜜の味、とも言うからね。
核武装を言いながら、平然と長崎の慰霊祭に顔を出した麻生さんは凄いと思う。
確かにあれぐらい図太くないと、沖縄に基地は作れないでしょう。
そういえばタックルで民主の誰かが、アメリカとの交渉で、相当譲歩してもらった、ってなことを言っていましたが、今までと何がどう変わるのか、ちゃんと説明することから始めないと……
それでも、難しい、っていうか無理。でしょ、岡田さん。

菅さんの演説で、社会保障のために増税する、って断言したのは良かった。
子供手当のために借金するよりはマシ。でも、問題は増税の方法ですよね。
自民党みたいに、消費税で、っていうのは、明らかな金持ち優遇の不公平増税だもの。
そんなことすれば、間違いなく景気が悪くなる。
先日テレビで職安に来ている人にインタビューしていたけれど、一日1食しか食えない、って言ってたよ。
最近知ったんだけれど、病院の消費税って、病院が肩代わりしていたんですね。
そりゃ、病院が潰れるはずだ。年に何億も赤字をかぶっていたら、医者もやってられないですよね。

自民党の人達って、なんで変わらないんでしょうか。
有権者が、政治に求めているのは福祉に医療に、っていうのは、もう何十年も前からですよ。前にも書いたけれど、高速道路を作って、これで救急車が何分速く着くようになった、だから公共事業は医療だ、福祉だ。っていうのが自民党の理屈。
救急車がどれだけ速く走っても、医者もいないし、病院も無くなちゃったりしたんじゃ、意味がない。

先日、ケアマネとして、担当させて頂いている九十代のご婦人と話していたら、今は良い時代だ、とおっしゃっていました。ヘルパーさんが週3回、入浴介護。お医者さんも往診してくれるし、毎日お弁当が配達されるし。
私が菅さんに期待することがあるとしたら、ヘルパーさんの時給を上げて欲しいです。
現場で働く人が、やりがいを感じられるってことが大切だと思うから。
実際、介護分野じゃ人手不足も深刻です。
そういえば、銀行マンだった人から、ヘルパーの資格を取ろうと思ってる、って相談されたことがあったけれど、私はお止めなさい、あなたには出来ないから、って答えました。
今までお金を数えていた人に、赤の他人の下の世話が出来るとは思えないから。

コロコロと

2010年06月07日 20時25分42秒 | Weblog
天気が変わる今日この頃ですが、管内閣の支持率もどうやら60%くらいらしいですね。
幹事長人事でオザワ派の議員さんから、小澤先生に失礼だ。なんぞという、意味不明の発言があったそうです。ホントかな? 
オザワさんはそんなこと気にしないでしょう。そんな肝っ玉の小さい政治家じゃない。
むしろ、それで支持率が上がって、選挙に勝てるんなら、その方が良いと思っているはず。
オザワポンの日本征服計画には、今度の参院選で過半数を取る、っていう予定のはずだから。オザワさんの野望の果てに何があるのか、知りませんが、小泉さんのように、自民党をぶっ壊す、って言っておいて、日本の社会をぶっ壊すようなことはしないと願っております。
心配なのは農水大臣、赤松さんはもうお辞めになっていますよね。その一方で宮崎の口蹄疫問題は、待ったなし、なのに後任が決まっていないのは何故? 
みんな面倒なことはイヤなのかな……
個人的に気になるのは千葉法務大臣が続投、ってこと。 千葉さんご自身が死刑に反対、っていうのは理解できるけれど、だったら議員として、死刑廃止をやって下さい。
死刑の執行を命じるのも、法務大臣の大事なお仕事のひとつです。
それがイヤなら、大臣を辞されてはいかが? 
死刑が確定しているのに、宙ぶらりんで放り出されている死刑囚とか、事件の遺族とかが可哀相です。
今日もいつも通り、リハビリを兼ねたお散歩をしてきました。
いつも立ち寄る神社で、石段のアリの巣が、いつもはウジャウジャとアリさんが出入りしているのに、アリさんがいらっしゃらない。
これは雨が降る予兆かな、なんて思ったのですが、それにしても暑いんだか寒いんだか、よく分からないお天気です。
好感触の管内閣ですが、辺野古はそのまんまなんですね。
ま、作らせない、ってことでそれはそれで良いんですが……アメリカが聞き分けないようならグリンピースに頼んでみる? ジュゴンの生息する海です、って。
オザワさんのお金の問題は、いずれ逮捕、立件なんてことになるんでしょうか。
それにしても、沖縄の問題は、真剣に考えないと、またズルズルと鳩さんと同じことになっちゃいますよ。
国民が話を聞いてくれなくなった、って、聞いてるけれど、理解できなくなったんですよ。
日本人は地球人です。火星じゃ通じても、我々には理解できません。
最低でも県外、が、どこをどうしたら辺野古になるのやら……
ドクター・フーのターディスみたいに、自動的に言葉を翻訳してくれるマシンがあれば良いのに。
ドクター・フーといえば、最近レンタルで「トーチウッド」を借りて見始めました。
こっちのドラマは、人が死んだりするので、「ドクター・フー」とはやっぱり違う。
でもこっちはっこちで面白いから良いか。
――21世紀は全てが変わる。備えねば、っていうのが「トーチウッド」のテーマらしい。

狩りの時

2010年06月06日 20時55分48秒 | ミステリー
狩りの時 スティーブン・ハンター著 公手成幸訳 扶桑社ミステリー
「極大射程」から始まった、長ーいスワガーサーガの最後の一冊です。
時系列的には前作「ブラックライト」の前になるのかな、じゃなくって、「47人目の男」「黄昏の狙撃手」の前だ。最新刊は「黄昏の…」ですが、個人的に読んだ順番で、この本が最後になるので――ひょっとしたらまだ続くかも……
「黄昏の…」も良かったけれど、対戦車ライフルって、第一次大戦の遺物かと思っていたので、べつにスワガーがそれでヘリコプターを撃ち落としたって、ふ~ん、って感じでした。まあ、読んでいて、展開が解ったし。
この「狩りの時」は、ストーリーが入り組んでいて、冷戦やベトナム戦争、といった過去の出来事がリアルタイムで語られるので、ちょっとした歴史絵巻です。人によっては読むのが辛いかも。
「極大射程」で、このシリーズにはまった人なら、多分面白い。
ロシアの狙撃手との雪山での一騎打ちは、映画版の「極大射程」は、これを意識して作られたのかな、と思わせる面白さです。
そしてクライマックスでボブが放つ最後の一発は、読んでいて震えました。
筆者のハンターさんが後書きにしつこく史実と違う点や、ハンターさんは海兵隊員じゃなく陸軍の儀仗兵だったので、実戦経験もない、ということを言い訳していますが、どうせこれを読む、大半のミステリーファンも私も、兵隊の生活なんぞ知りませんし、なんとなく雰囲気が楽しめれば良いんですから。細かいことを気にせずに、ボブ・リー・スワガーという天才狙撃手の冒険譚を楽しみましょう。
個人的には、超オススメの一冊です。