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本日は、甲州街道筋の岩殿山、猿橋、相模湖&相模ダム、小仏峠、等の模様を掲載します。
◇大月市:岩殿山
岩殿山は戦国の武将、小山田氏の居城があったところで、甲斐と相模を結ぶ交通の要衝であったところです。鏡岩と呼ばれる切り立った岩峰の上に築かれた城は、駿河の 久能山城、上野の岩櫃城と並び、武田三名城と呼ばれ、難攻不落を誇っていたと言います。
織田信長が武田に侵攻した時、城主小山田信茂は織田方に寝返り、岩殿山城に落ち延びる武田勝頼を郡内に迎え入れなかったと言います。これにより武田勝頼は近くの天目山で自害し、戦国雄である武田氏もその歴史を閉じました。
◇桂川
山中湖を水源に延長109kmの一級水系相模川。山梨県では桂川と呼ばれ鮎釣りの名所として知られています。
大月市から上野原市にかけては特に渓谷美に恵まれたポイントが多く途中には日本三奇橋「猿橋」が架かっています。
◇猿橋
「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつで、広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などにその珍しい構造が描かれています。
長さ30.9m、幅3.3m、高さ31mのその姿は、橋脚を全く使わない特殊なもので、鋭くそびえたつ両岸から張り出した四層のはねぎによって支えられています。
◇犬目宿より富士山を見る
◇相模湖と相模ダム
相模ダムは、水道用水、発電用水やかんがい用水を確保することを目的に、相模川河水統制事業の基幹施設として、昭和22年(1947年)に完成しました。
◇小仏峠
小仏峠(こぼとけとうげ/標高548m)は、東京都八王子市の景信山(標高727m)と小仏城山(標高670m)のコルで、浅川(高尾)ー与瀬(相模湖)を結んでいる峠であり、甲州街道の一部でもある。甲州街道は、江戸(日本橋)から内藤新宿、八王子、甲府を経て信濃國の下諏訪宿で中山道と合流する絶対的な街道であり、富士参詣の行者がここを越えることから、富士峠とも呼ばれていた。主な物流として江戸に生糸が輸送されていた。
◇八王子:千人町界隈
千人町の歴史は、1583年(文禄2年)当時の武蔵野国多摩郡八王子横山に千人同心の拝領屋敷が設けられ、そこに、そのうち頭及び組頭の約100人が移住してきたことに始まる。当時、千人同心は500人であったため「五百人町」と呼ばれていた。「千人町」と呼ばれるようになったのは、1600年:慶長5年に1,000人に増強されて以降のことであるそうです。
◇府中:けやき通り
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