■8月28日(日、171日目)
・晴れ。本日の最大供給能力は4,970万キロワット。
・asahi.com---『原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘』
『東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、健康被害を予防する安定ヨウ素剤を飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた放射線事故医療研究会で指摘された。
今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。しかし研究会では、原子力安全委員会の助言組織メンバー、鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。
3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。
放射性ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺被曝では放射性ヨウ素の中では比較的、寿命が長い放射性ヨウ素131(半減期約8日)だけが考慮されていたが、広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は「半減期が2時間と短いヨウ素132も考慮が必要」と指摘。理化学研究所などが3月16日に原発30キロ圏外の大気を分析した結果、放射性物質の7割以上が放射性ヨウ素132や、約3日で放射性ヨウ素132に変わる放射性物質だったという。(大岩ゆり) 』
・東京web---『東電、10%超値上げ検討 31年ぶり申請、燃料費増で』
『東京電力が電気料金の10%超の値上げを検討していることが28日、明らかになった。福島第1原発事故の影響で代替の火力発電への依存度が高まっており、燃料費の大幅な増加により電力事業の収支が悪化していることが主な要因。値上げは政府の認可が必要な本格改定で、東電は10月にも申請し、来春の実現を視野に入れている。申請をすれば31年ぶりになる。
ただ値上げは、東日本大震災や原発事故の影響で厳しさを増す企業経営や家庭生活には一層の負担となるため、政府は慎重な姿勢を示している。東電は人件費や燃料費の原価を抜本的に見直すことで理解を求める。』
■8月27日(土、170日目)
・うす曇り。本日の最大供給能力は5,000万キロワット。
・時事通信---『福島に中間貯蔵施設を要請=原発周辺、長期間住めぬ―首相』
『菅直人首相は27日午後、福島県庁で佐藤雄平福島県知事と会談し、東京電力福島第1原発事故で拡散した放射性物質に汚染された土壌やがれきに関し、「国として、県内で生じた汚染物質を適切に管理する中間貯蔵施設を県内に整備をお願いせざるを得ない」と述べ、福島県内への設置を要請した。ただ、首相は「最終処分地とは考えていない」と述べた。
一方、原発周辺に居住していた住民の帰宅については、「放射線量が非常に高い地域がある。除染を講じてもなお長期間にわたり、住民の帰還・居住が困難となる可能性は残念ながら否定できないのが現実だ」と指摘した上で、「大変、申し訳ない。おわび申し上げる」と陳謝した。』
・東京web---『千葉のコメからまたセシウム検出 微量で流通は可』
『千葉県は27日、市川市で栽培された収穫後のコメの本検査で、国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を大幅に下回る46ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。「健康に問題ないレベル」として、同日以降の出荷を認めた。
東京電力福島第1原発の事故後、千葉県では白井市の収穫前のコメから微量のセシウムを検出しており、今回で2例目。全国では茨城県鉾田市、福島県二本松市に続いて4例目となった。
千葉県によると、セシウムが検出されたのは、24日に市川市の1カ所で採取したコシヒカリの玄米。千葉や野田、成田、銚子、旭の5市のコメからは検出されなかった。』
・東京web---『福島第1の全号機で耐震性確認 原子力安全・保安院』
『経済産業省原子力安全・保安院は26日、東日本大震災後も、福島第1原発2、5、6号機の原子炉建屋の耐震性が確保されているとの東京電力の評価報告を妥当と判断した。評価済みの1、3、4号機と合わせ、全号機で耐震性を確認した。
報告によると、2号機建屋では緊急時に圧力を逃がすためのパネルの一部が開いているが、建屋の損壊はないと認定。従来の耐震安全性評価に基づき、想定した最大の揺れの強さ(基準地震動)に対し十分な安全性があるとした。
5、6号機も建屋は壊れていないと判断、2号機と同様に基準地震動に対する安全性は十分としている。』
■8月26日(金、169日目)
・時々薄日が差す。本日の最大供給能力は5,260万キロワット。夕方関東一円に短時間ゲリラ豪雨。勤務先でも真っ暗にあり、大粒の雨が1時間弱続いた。
・東京Web---『子どもの生活圏を徹底除染 政府、考え方決定』
『東京電力福島第1原発事故で、政府の原子力災害対策本部は26日、放射性物質の除染推進に向けた基本的考え方を決定、学校や公園など子どもの生活圏を徹底的に除染し、年間被ばく線量を1ミリシーベルト以下にすることを目標にした。
年間の被ばく線量が20ミリシーベルトを超えている地域は国が直接的に除染を推進し20ミリシーベルトを下回ることを目指し、20ミリシーベルトを下回っている地域は市町村などの協力を得て1ミリシーベルトに近づけることを盛り込んだ。』
・毎日jp---『東日本大震災:千葉のもち米からセシウム検出 茨城に続き2例目』
『千葉県は25日、福島第1原発事故による放射性物質の影響を調べる収穫前のコメの予備調査で、同県白井市で栽培されたもち米「こがねもち」から、1キロ当たり47ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。国の暫定規制値(同500ベクレル)を大幅に下回ったが、コメの検査で放射性セシウムが検出されたのは、茨城県鉾田市に次ぎ全国で2例目。
千葉県安全農業推進課によると、白井市内2地点で22日に採取した玄米を検査。うち1地点で放射性セシウム134が22ベクレル、同137が25ベクレル検出され、計47ベクレルだった。同県は8月末をめどに収穫後の玄米を本調査する方針で、規制値以下なら出荷が可能となる。』
・毎日jp---『東日本大震災:福島第1原発事故 津波試算で保安院が東電批判「公表すべきだった」』
『東京電力が「福島第1原発に10メートルを超える津波が押し寄せる可能性がある」との試算を08年にまとめていながら、経済産業省原子力安全・保安院に今年3月7日まで報告せず、公表もしていなかった問題で、東電と保安院の間で見解の相違が表面化している。
保安院の森山善範対策監は25日の会見で、「試算であったとしても、それまでの想定(1~4号機で最大5・7メートル)と大きな違いがあるのだから早く公表し、専門家の前で説明すべきだった」と東電を批判。一方、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「東電が勝手な想定をして原発の安全性を評価するより(原発の津波対策の基準を策定する)土木学会の評価に基づいた方が合理性があり、その上で報告すべきだと思っている」と反論する。
さらに保安院は、3月7日に東電から報告を受けた際、対応した耐震安全審査室長が東電に「設備面で対応が必要」と口頭指導したと説明。だが東電側は「そういう事実はない」(松本本部長代理)と否定している。
また、東電は25日、08年の試算結果を経営層も把握していたことを明らかにした。東電は08年10月、土木学会に、津波対策の基準となる「原子力発電所の津波評価技術」の改訂を要請した。その際、当時の原子力・立地副本部長で、事故後は副社長として会見などに出席していた武藤栄顧問に報告していた。』
・ベルギーで活躍する川島に対し『カワシマ、フクシマ』とサポータが繰り返した事件。ゲルミナルが公式HP上で日本語の謝罪文書を載せた。
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25.08.11 10:54u
お知らせ
2011年8月24日
コニンクリーケ・フットボール・クラブ・ゲルミナル・ベールショットACは、確固たる基盤の下に設立されたフットボールクラブであり、したがって大きな社会的責任を負っています。我々はダウンタウンプロジェクトと名付けられた社会貢献プログラムに基づいて、地域コミュニティと接し、支援が必要な人々や移民の方々と手を取り合っています。同時に我々は、偏見や差別をなくす努力が必要なことも認識しています。サポーターの皆さまには、常に全力でゲルミナル・ベールショットACを応援していただけるよう期待していますが、対戦相手には常に敬意を払うことも忘れて欲しくないと思っています。ゲルミナル・ベールショットACは、公式ウェブサイトやFacebookを通じて、いつ何時であれ、ポジティブなかたちで我々をサポートしてくださるようファンの皆さまにもお願いしています。
リールスで行われたアウェイゲームでは、不幸な、そして容認し難い行為が発生し、我々の社会的責任に陰を落としてしまいました。我々は今一度自らの社会的責任に立ち返り、去る金曜日の出来事に特有な経緯と影響を考え、被災なされた日本の皆さまに何らかの支援ができないかとサポーターへの呼びかけを行い、義援金を募ることといたしました。義援金送付先は赤十字(口座名:gift Japan - Beerschot"、口座番号:000-0000053-53)です。
ゲルミナル・ベールショットACは、すべての公式チャンネル(ウェブサイトおよびFacebook)を通じて義援金を呼びかけ、来週日曜日にホームスタジアムで行われるスタンダード・リエージュ戦の際に再度サポーターにこのメッセージを発信します。
最後になりますが、東日本大震災および巨大津波で被災した方々、とりわけ福島県民の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復興をお祈り申し上げます。今回の出来事には遺憾の意を禁じ得ませんが、これを契機に日本およびベルギー両国の友好が深まることを期待しています。
コニンクリーケ・フットボール・クラブ・ゲルミナル・ベールショットAC
選手、関係者一同
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■8月25日(木、168日目)
・時々薄日が差す。本日の最大供給能力は5,280万キロワット。
・読売online---『福島産早場米検査、まず4か所は放射性物質なし』
『島県で25日、収穫した早場米の放射性物質の検査が始まった。会津坂下町の4か所の田んぼで22日に収穫された早生種「瑞穂黄金(みずほこがね)」を県農業総合センター(郡山市)で調べた結果、いずれも放射性物質は検出されなかった。
……県は、合併前の旧市町村単位でコメの検査を独自に行っており、調査箇所すべてで国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回った場合、旧市町村単位で出荷が認められる。会津坂下町の旧若宮村の地区では計18か所を検査する予定で、残る14か所が規制値を下回れば出荷が認められる。』
■8月24日(水、167日目)
・薄曇りだが、蒸し暑い。また暑さが戻ってきた。本日の最大供給能力は5,310万キロワット。
・asahi.com---『米東部でM5.8の地震 原発2基緊急停止』
『米東部時間23日午後1時51分(日本時間24日午前2時51分)ごろ、米東部バージニア州を震源とするマグニチュード(M)5.8の地震があった。米東部では67年ぶりとなる規模で、首都ワシントンを含む広い地域が大きく揺れた。震源に近い原子力発電所で原子炉2基が緊急停止するなど、計13カ所の原発で異常が感知された。 』
■8月23日(火、166日目)
・薄曇り。暑さが少し復活してきた。本日の最大供給能力は5,160万キロワット。
・毎日jp---『<福島第1原発>浄化装置「サリー」配管から3シーベルト』
『東京電力は22日、福島第1原発から出ている高濃度の放射能汚染水を浄化するために導入した装置「サリー」で、配管の一部から毎時3シーベルトの高い放射線量が計測され浄化処理を一時停止した、と発表した。停止時間は13時間に及んだ。詳しい原因は分かっていない。……今月1日には同原発1、2号機原子炉建屋西側の排気筒下部の配管表面付近で、毎時10シーベルトを計測したほか、2日には1号機原子炉建屋2階の空調機室で毎時5シーベルト以上が検出されている』
→3シーベルトは高すぎるが、頑張れ「サリー」、頑張れ東芝。
■8月22日(月、165日目)
・朝から結構強い雨。埼玉南部には大雨警報が。今朝も9月下旬並みの気温で涼しい。本日の最大供給能力は5,170万キロワット。7時過ぎ福島楢葉町で震度4の地震が。9時7分には北海道十勝で震度4の地震が発生。ここ一週間また地震が多くなってきた気がする。
・読売online---『立ち入り禁止長期化、官房長官が公式に認め陳謝』
『枝野官房長官は22日午前の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所事故で高濃度の放射性物質に汚染されて始まった立ち入り禁止措置について、「長期にわたって住民に戻っていただくことが困難な地域が生じる可能性は否定できない」と述べ、長期化するとの見通しを公式に示した。そのうえで、「大変申し訳ない」と陳謝した。』