今年も干し柿つくりに挑戦した。
少し遅いような気がしたが、JAの柿売り場に出かけてみると、立派な渋柿(蜂屋柿)が
販売テーブルに並んでいた。今回は3個の入りプラケースを6個、(柿数18ヶ)購入した。
2つで430円の特大ものもあったが、失敗すると損失が大きいので遠慮した。購入したのは
350円と380円の3個入りである。
それでも、今回購入の柿は並のリンゴより大きい。図ってみると中心の長さ9cm、直径
8.5cmもある。この柿が干し柿になると直径4~5cmになるとは、信じられない。
さて、干し柿作りだが、今回も工程と作業時間を計ってみた。
まず、事前に準備したのは、吊し用の糸(たこ糸or料理糸)40~50cmを18本、鋏(蔕
切り用)、剪定鋏(軸枝調整用)、包丁(よく切れるように研いだ)、大型ボウル/料理用2ヶ
(消毒済柿を一時保管)、ザル2ヶ、腕時計(熱湯消毒時間計測用)、等です。
21日(土)は天気も良く、朝の用事を済ませて、11時に作業を開始しました。
①スタート(蔕取り) 11:00
最初に蔕切りをします。蔕を切ると蔕の裏に蜘蛛の巣があったり、汚れがあったりします。
糸を付けたり、完成の干し柿を食べる時に蔕があると邪魔なので、体裁よく切っておきます。
②皮むき開始 11:15
蔕を取り終えたら。水で蔕の回りをタワシで洗い、また柿の表面の消毒滓などを洗い
落とし、皮むきをします。(皮むきですが、昨年、皮むき器を使ったら、薄く皮むきされるためか
乾燥が上手くなかったので)今回は手で、包丁を使い、グルグルと剥きました。
この時、糸をかける軸(T字形)を整え、糸をかけやすいように、軸の曲り枝や長過ぎる枝を
切って使いやすくします。
③皮むき完了/糸かけ開始 11:55
次は、T形の軸に糸かけをします。私のやり方は、糸の真中辺を軸に2回巻き、一旦結んで
、次に先端の2本の端を結び(蝶結び)、輪っかを作ります。
④糸かけ完了/熱湯準備 12:20
糸掛けが完了すると、次はお湯を沸かし、柿を20~30秒間鍋の中に入れて、熱湯消毒し
ます。鍋は深底の鍋(蒸かし鍋など)を用意し、水を8cm位入れて、沸騰させます。水の量が
多いので、沸騰するまでに10分くらいかかります。
お湯の沸騰/熱湯消毒開始 12:30
熱湯消毒には、柿の糸を持ち2つ同時に熱湯にいれ消毒します。時計(秒針)を見ながら、
25秒くらいで外に出し、一旦、ボウルに保管します。
⑤消毒した柿を吊す 12:40
熱湯消毒が終わると、ボウルに入った柿(糸付)を持って、干す場所へ出かけます。竿に
柿の糸を通して、柿を吊していきます。この時、カラス対策として、キラキラ光るCDを柿の最初と
最後に吊すようお薦めします。
干し柿の吊るし完了 12:55
以上で、干し柿作りの初日は終了です。18個の柿を約2時間かけて吊すことができました。
干し柿作りの初日は、よく晴れた寒い日となるよう計画的に行って下さい。湿度が高いと
カビが生えたり、虫が付いたりします。
まだ作ったことのない方は、干し柿作りに挑戦してみてください。 以上です。