名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

再び、龍潭寺へ  -2018、佐和山-

2018-10-06 14:06:24 | 庭園鑑賞(日本)

 日頃お世話になっている団体のツアーに便乗して、平成30年9月6日に
彦根の龍潭寺(リョウタンジ)を訪ねた。
 山門を入ると苔むす参道となり、歴史を感じさせる。天候のせいもあると思うが
井伊谷(静岡県浜松市)の龍潭寺はもう少し明るい感じがする。参道脇には石田三成
の石像もある。裏山は佐和山らしい。石田三成の佐和山城と関係がありそうなので、
インターネットで調べてみた。(後述する)
 寺号は弘徳山・龍潭寺といい、臨済宗妙心寺派のお寺さんであり、本尊は釈迦如来
である。井伊家の菩提寺(分寺)であるが、石田三成の菩提寺でもあるらしい。
 書院の南側には枯山水の石庭があり素晴らしい。東側には池泉式庭園があったが、
この庭は前回見落としていたので、感慨がある。背景は佐和山を借景しているようだ。
北側にも庭があるが、こちらは少し荒れている。

佐和山と石田三成、井伊直政
 龍潭寺は井伊家の菩提寺であり、元は奥遠州(現浜松市)の井伊谷にある。大河
ドラマ「井伊直虎」に出てくる井伊家の菩提寺である。家康の腹心となった井伊直政
は、関ヶ原の合戦の後、石田三成・居城跡の佐和山城主となるが、井伊谷にある龍潭
寺を分寺してここに菩提寺を作った。2代目・直孝の代にお寺は完成した。裏山は
佐和山であり、庭の借景となっている。龍潭寺の隣には清涼寺があるが、ここは三成
の腹心、島左近の屋敷跡だそうだ。

以上。