名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

奥浜名湖・湖畔に自生の花木を求めて -2022.1中-

2022-01-29 20:39:11 | 自然観察_野山

 一月中旬に、奥浜名湖へ出かけた。自然観察を兼ねた1泊旅だったが、自然観察とは
自生する花木を探す目的で出かけた。出かけた先は奥浜名湖の西側(三ヶ日町、尾奈)
で、三ヶ日のみかん園が広がる東名高速の宇利トンネル方面だ。ここは山を越えると
新城市に抜ける。
 さて、目指す樹木は「三ヶ日桜」と自生のマンサクの探索である。同行の相棒が、お寺さん
龍水山・隣海院(曹洞宗)に電話でして三ヶ日櫻のうんちくを伺っていたので、まず、お寺
さんを覗いてみた。綺麗に整備されたお寺さんで、サザンカの垣根が印象的だ。手洗水が
龍の口からでていることには、山号(龍水山)を思い出して感心した。本堂前の立派な桜の
木は「三ヶ日桜」だろうかと自問しながら、写真に撮った。

 ついで、マンサクの自生地があるというので、そちらに向かった。この場所は「乎那の峯」
(乎那は「おな」と読む。現在の地名、尾奈の元らしい)と呼ばれたところで、万葉集に歌が
読まれている。
 三ヶ日桜もマンサクもまだ花は咲いていない。それらしい樹木を見ても、該当する樹木か
どうかは判断できなかったが、市や町の案内板(解説文)や石碑を見て、フムフムと納得し
ながら山道を歩いた。
 山頂には万葉の歌碑があり、この地が大昔から開けていたことを知った。詠み人知らず
の歌のようだ。この歌碑のある山頂付近一帯がマンサクの自生地のようだ。2月から3月上旬
にかけて咲くように説明があるが、1/12時点では蕾も見つからなかった。この「乎那の峯」
の入口付近には三ヶ日桜があるので、桜の咲く4月頃に桜を観察するため、再度、訪ねる
ことにしたい。
 花の時期でないのが残念であるが、事前調査という意味では、おおいに成果があった。

<参考> 自生の白花トキワマンサク
 2015.4.14に湖西市に自生するトキワマンサク(白花)を訪ねた。その記事を参考に紹介します。
 https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/93765ee11c599f9b1e9fddd83fd7b4c7

以下、個別の写真を掲載します。(クリックすると拡大します)

   

     

     

    

以上です。