いつものように、充分余裕みて、家出て、かぼちゃん預けて、三島駅までドライブした。ところが、いつになく、道が混んでて、しかも道間違えて、いつもの北口でなく南口へ来ちまった。
いつもの駐車場探して回るうちに、発車時間近づく、ニックいらつく、トイレ行きたくなる、チケット買わにゃ。
で、二手に分かれたのが大間違い。
気をきかしたつもりの私はスーツケース二つ引きずって切符買って、トンネルくぐって、北口までハイヒールブーツで走って、いつものドトール前で待ってた。
ニックはどうしよーもなくて、別の駐車場に車置いて、南口で待ってた。
会えん。
同時に電話かけあって、全然通じん。ニックきれる。
怒鳴り声の留守電聞いてもわからん。
ハイヒールブーツで、またトンネル走って南口へもどり、怒るニックに切符わたして、新幹線乗り場へ走る。
自由席1号車から5号車。5号車に乗ろうとしたら、ニックが1号車が空いてると言うんで、ハイヒールブーツで1号車まで歩く。1号車乗ったら、案の定!地獄のような混みよう。チェロかついで、スーツケース2つ引きずる我らを見守る視線がああ痛い。トイレへたどりつくも、トイレの前から先へ進めない。
「My feet are killing me! I should have get reserved seats without saving money!」(足痛っ!けちけちせず、指定席買やよかった)と、悪態つく私。
こいつら(地獄で)何してんだ、何(地獄)なんだこりゃ‼ と、吠えるニック。
頭よそうな男性が、「三連休なんですよ、日本では」と、完璧ビジネス英語で教えてくれる。
ニック頭ふりふり、日本語で答える。
「シンカンセン、コミマス、ワカリマセンデシタ。」
男性も日本語で、
「私にもわかりませんでした。」
と返して、通路全体が、ややいいムードになる。
静岡でたくさん降りて、みんな座れると、超いいムードになる。
ニックいそいそ、チケットの確認をして、即寝る。寝る前に、「ひと言だけ言っておく。今後一切ハイヒールは買わんからな。」と言う。ハイハイ。
嫌なことがあると、ニックはすぐ寝る。起きると直っている、子供みたいに。苦しいと怒り、楽だと笑う。
「ニック初めて帰省ラッシュの片鱗を見た」の巻でした。
おまけ。
前回は、新幹線のなかで、かわいいことがあった。
女子高生グループが、
「ねーねーあれ、富士山?」
「ちがうよ、上んとこが白いのが富士山、あれは違う。」
と言って、富士山を指さしてた。
ニックが、
「アレ、フジサンデスヨ」と、教えると女子高生は、富士山よか、ニックの顔みて、キャーキャー言った。
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