食べ物のことばかりだが。
ほうとう食べに行こうと言われても、あまりワクワクしない。鰻や焼肉だと期待のあまり、バレエの五番ポジションみたいに胃がキュっとねじられる気がする。ほうとうの場合それはない。しかしほうとうは、いざ鍋が目の前に来て、食べ始めると夢中になる。手が止まらない。かぼちゃが溶け込んだ味噌スープの海に身も心もどっぷり浸かってしまう。周りを見回すと、他の人も無我夢中で極太麺を啜りこんでいる。不思議だ。
刺身もそうだ。
今日は刺身を買おうね!と言われると、ああ刺身か…… と思う。ニックのワクワク感についてけない。特に鯛は。もう一生分食べた。小学生の姉が釣り好きで、毎日のようにデカイ鯛を釣ってきて、ああまた刺身…… 姉のワクワクについてけなかった。しかし、今夜、ニックがギザギザ切った鯛の刺身に夢中になった。醤油の小皿を一つしか出さなかったんで交替に一切れずつあっという間に食べ、最後の一切れを取られて悔しいと思うほどだった。酒も飲まず。伊豆半島から来た鯛だと思う。こんなに美味しいのに、ワクワクしないのは何故だろう?
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