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俳句と川柳

2004-09-14 07:27:17 | Weblog
俳句 万緑の中や吾子の歯生え染むる(中村草田男)
川柳 みどりごのあくびの口の美しき(古川柳)
これは作家の織田正吉氏が朝日新聞(980401)夕刊’私空間’に例としてあげた組み合わせだ。
そして重心が俳句は「万緑」、川柳は「みどりご」と述べる。

櫂 美智子さんは俳人として毎日新聞(980426)’歌の現在’で二つの十七音ー俳句と川柳の間
と題する分析を書き「川柳」とひとくくりにされているけれど現代川柳は
実に多種多様。一般的には、サラリーマン川柳・時事川柳などのイメージが強いが
実際は抒情に重きを置く作風、難解そのものの作風あり、川柳の幅は
かなり広いと書く。そして川柳、短歌に「自由のかなしみ」を感ずるという。

むしろ逆に俳句に形式の洗練を感じ、季語や切れに拘束された不自由さを認めるのは私だけだろうか。
みかん五箇井泉水の句に見立て
以前新聞の俳句欄の投稿した。
’こんなにもって来て下さってころがる蜜柑’(表記法自信なし)
を本歌取りしたつもりだ。選者はある結社の主宰をされている
高校時代に教えていただいた古典の先生であった。
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