市場を騒がせてきたギリシャ問題だが、伝えられているように短期債(6ヵ月、1年)の発行は予定を7倍も上回る応募があり問題なく終了。もっとも、問題なく終わらない可能性があったからこそ11日にユーロ圏財務相会合で支援の具体策を決めたわけで、こうでなきゃ困るということ。ただし調達金利は、1年物4.85%、6ヵ月物4.55%となり前回1月の発行時のそれぞれ2.20%、1.38%からすると倍以上となった。調達はできるものの政府の負担は増しており、先行きを懸念する声は強い。支援が約束されたうえで、この利回りなら応札倍率も上がろう。
ドル建て金価格動きについては、14日の取引で一時1145.40ドルまで下げた後に買い戻されたという点に注目すべきだろう。この水準は先々週までの1080~1140ドルの取引レンジの上限の水準で、いわゆる上値のメドとなっていた。先週、この水準を上抜いたことで、今度は逆に下値のサポート・ライン(支持線)として意識されている。したがって1150ドルを割れたところは、一旦は買い戻されたという流れ。1150ドル台ではスクラップの供給増が言われている。ロンドンからNY時間にかけて1160ドルを一時突破しているが、一昨日書いたように“寄せては引く” 展開。派手さはないが、下値切り上げパターン。
今夜は、そろそろバーナンキFRB議長の議会証言が始める。また日本時間の明朝に発表される12地区の連邦準備銀行の経済報告(ベージュブック)の内容。先行して発表された米3月の小売売上高は前月比+1.6%と予想以上に高かった。
ドル建て金価格動きについては、14日の取引で一時1145.40ドルまで下げた後に買い戻されたという点に注目すべきだろう。この水準は先々週までの1080~1140ドルの取引レンジの上限の水準で、いわゆる上値のメドとなっていた。先週、この水準を上抜いたことで、今度は逆に下値のサポート・ライン(支持線)として意識されている。したがって1150ドルを割れたところは、一旦は買い戻されたという流れ。1150ドル台ではスクラップの供給増が言われている。ロンドンからNY時間にかけて1160ドルを一時突破しているが、一昨日書いたように“寄せては引く” 展開。派手さはないが、下値切り上げパターン。
今夜は、そろそろバーナンキFRB議長の議会証言が始める。また日本時間の明朝に発表される12地区の連邦準備銀行の経済報告(ベージュブック)の内容。先行して発表された米3月の小売売上高は前月比+1.6%と予想以上に高かった。
しかし償還される1年後は更に状況は悪化しているわけだ。
問題の先送りにしかなってない。
まあ、金融問題というのはそうしたものだ。
にっちもさっちも行かなくなって破綻が常だ。