FOMCも終了し、9月のイベントは一巡といったところで、各市場とも方向感なく漂っている。本日はあるクローズドな勉強会用の資料を作って改めて感じたのは、今年のFOMCの投票権を持つメンバーはハト派に傾いているということ。昨日最後に少し書いたがドット・プロットで年内の金利水準が1.5%~1.75%まで下がると読んだメンバーが7名いたが、FRB理事全員にFOMC副議長のNY連銀ウィリアムズ総裁にセントルイス連銀のブラード総裁を加えた7名と思われる。少なくとも今回のように7対3で可決できるわけだ。
資料では利下げ賛成派、反対派それぞれの主張の要点をまとめてみたが、これは双方ともになるほど納得!という内容になる。ハト派は先行して悪化の流れを叩こうとするもので、デフレへの警戒も強い。タカ派は緩やかながら景気拡大中の状況をさらにブースト(boost)する緩和策の行きつく先は、リスクオン行動を後押しすることになり、結局大きな「代償」をともなう状況に至るとする。バブルかそれに近い水膨れが弾けるということだろう。足元の好況期にあっての利下げは無用とする。
もうひとつ記者会見でパウエル議長は、「不透明性が存在し、予想より早くバランスシートを拡大する可能性もある」とした。今週は銀行間のオーバーナイトの金利がにわかに急騰。資金が取り難くなりNY連銀が乗り出して沈静化させたが、FRB執行部はQE(量的緩和策)の再開に積極的ということだろう。
資料では利下げ賛成派、反対派それぞれの主張の要点をまとめてみたが、これは双方ともになるほど納得!という内容になる。ハト派は先行して悪化の流れを叩こうとするもので、デフレへの警戒も強い。タカ派は緩やかながら景気拡大中の状況をさらにブースト(boost)する緩和策の行きつく先は、リスクオン行動を後押しすることになり、結局大きな「代償」をともなう状況に至るとする。バブルかそれに近い水膨れが弾けるということだろう。足元の好況期にあっての利下げは無用とする。
もうひとつ記者会見でパウエル議長は、「不透明性が存在し、予想より早くバランスシートを拡大する可能性もある」とした。今週は銀行間のオーバーナイトの金利がにわかに急騰。資金が取り難くなりNY連銀が乗り出して沈静化させたが、FRB執行部はQE(量的緩和策)の再開に積極的ということだろう。