感謝祭の連休明けの4月5日はロンドン市場は引き続き休み。取引があったNY市場の金価格は続伸でNYコメックスの先物価格(6月限)は7.7ドル高の1133.8ドルと1130ドル台に乗せて取引を終えた。このところ銀、プラチナ、パラジウムといった産業用需要が主体の貴金属の値上がりが先行し、金は連れ高という展開が続いている。先週末に発表された3月の米雇用統計は報道されているようにほぼ市場の予想通りの16万2000人の雇用増となった。雇用の増加が、このところのいくつかの米国関連の指標の改善傾向と合いまり、景気回復期待を高め、株高、商品市況高につながっている。したがって金価格の上昇もドル安ヘッジなど金融的側面に着目した2月下旬までの展開と材料性を異にしている。「景気回復⇒インド、中国の実需の拡大」という連想が加味されたものといえよう。「モノ」と「マネー」2つの顔を持つ金だが、この2面性が相場環境のなかで時に「(関西弁で表現するところの)ええトコ取り」の動きとなる。回復傾向が強まると、インフレを読む
米国のサービス部門の景況感を表す非製造業ISMは、好不況の境目となる50ポイント近辺での動きを続けて来たが、昨夜発表の3月の数値は55.4ポイント。前月から2.4ポイント改善、1月の50.05から4.9ポイントの改善。先行した製造業の指数の改善に遅れていたが、やっと回復基調に乗ったか?いずれにしても、こうした指標の改善が数種類続いていることが、株式はじめ市場センチメントの改善につながっている。
こうなると政策判断が難しくなる・・・・といって予想されていることだが・・。前回のFOMCの議事録が日本時間の今夜発表されるが、伝えられるところでは緩和策の継続について意見は2分されているとされる。
・・・・とここまでは18時台に書いたのだが、足元で金のスポット価格は1130ドル台後半に入ってきた。シルバーの上昇も目立っている。景気回復期待が高まると、今度はインフレ懸念が浮上する
米国のサービス部門の景況感を表す非製造業ISMは、好不況の境目となる50ポイント近辺での動きを続けて来たが、昨夜発表の3月の数値は55.4ポイント。前月から2.4ポイント改善、1月の50.05から4.9ポイントの改善。先行した製造業の指数の改善に遅れていたが、やっと回復基調に乗ったか?いずれにしても、こうした指標の改善が数種類続いていることが、株式はじめ市場センチメントの改善につながっている。
こうなると政策判断が難しくなる・・・・といって予想されていることだが・・。前回のFOMCの議事録が日本時間の今夜発表されるが、伝えられるところでは緩和策の継続について意見は2分されているとされる。
・・・・とここまでは18時台に書いたのだが、足元で金のスポット価格は1130ドル台後半に入ってきた。シルバーの上昇も目立っている。景気回復期待が高まると、今度はインフレ懸念が浮上する