金市場の心理的な節目の1300ドルの攻防を回避させたのはISM製造業景況指数だった。いまや米国経済の主力は製造業ではなくサービス業など非製造業部門。それでも裾野の広さもあり製造業の存在は無視できない。在庫がらみで4-6月期のGDPを抑えたのも製造業。利上げ観測が高まり、ドル高になると影響が及ぶのもこの部門。
伝えられたように8月のISM製造業景況指数は、前月から3.2ポイント低下し49.4と予想外の悪化を示すことになった。市場予想は拡大を読む52.0となっていた。50割れは、今年の2月以来半年ぶりのこと。個別の細目も弱く、生産が49.6(前月55.4)、新規受注が49.1(同56.1)、雇用が48.3(同49.4)、在庫が49.0(同49.5)と主要項目が軒並み50割れとなった。この中でも新規受注の落ち込みが目立ち昨年12月以来の水準に大幅低下となった。
この結果は、石橋を叩いて渡るイエレン議長には利上げの障害になるもの。しかし、周りは労働市場の良さを高らかに掲げ、今回もよければできるうちに上げて“政策手段を確保”してきましょうよ・・・と詰め寄る。議長としても利上げはしておきたいのは、やまやま。しかし、今回の結果がいいことを条件に、12月に引き上げということのように思われる。
しかし、昨日書いたように、これより2時間後に発表されるものが、果たして意に沿うものとなるかは、わかりませんよ。
伝えられたように8月のISM製造業景況指数は、前月から3.2ポイント低下し49.4と予想外の悪化を示すことになった。市場予想は拡大を読む52.0となっていた。50割れは、今年の2月以来半年ぶりのこと。個別の細目も弱く、生産が49.6(前月55.4)、新規受注が49.1(同56.1)、雇用が48.3(同49.4)、在庫が49.0(同49.5)と主要項目が軒並み50割れとなった。この中でも新規受注の落ち込みが目立ち昨年12月以来の水準に大幅低下となった。
この結果は、石橋を叩いて渡るイエレン議長には利上げの障害になるもの。しかし、周りは労働市場の良さを高らかに掲げ、今回もよければできるうちに上げて“政策手段を確保”してきましょうよ・・・と詰め寄る。議長としても利上げはしておきたいのは、やまやま。しかし、今回の結果がいいことを条件に、12月に引き上げということのように思われる。
しかし、昨日書いたように、これより2時間後に発表されるものが、果たして意に沿うものとなるかは、わかりませんよ。