亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

好悪?刺激材料満載の来週

2013年10月25日 20時30分53秒 | 金市場

昨日は午後、都内恵比寿にあるスタジオで来月売りの日経マネーの別冊企画でマーケットアナリストの豊島さん、スタンダードの池水さんとのフリートークのような鼎談。フリーアナウンサーの大橋ひろこさんが舵取り役という展開で、ああだ、こうだとやっている内にアッという間に2時間経過で終了。予定では6ページの企画とのことで、6ページにまとめる編集者は大変でしょう。終了後は、軽く所要を済ませた後に以前から約束していた飲み会に。。。ドル建て金価格に動きが出ていたので定期的にチエックしながら飲み、食べ、話しておりました。

金価格の方は、米国の失業保険申請件数が予想より減らなかったということで買われたとか、10月のMarkit製造業景況指数(PMI)が予想より弱く、特に生産指数が大きく下げたことから買われたというのが、海外メディアンの伝えるところ。結局、状況証拠ではないが、発表される経済指標の多くがFRBの資産買付け見送り見通しと整合性が出ていることが、ファンドを刺激し、それによる上昇がテクニカル要因を好転させさらに買いを誘引するというパターン。それでもゴールドマン・サックスは、米国景気の拡大、実質金利の上昇、資産買い取りの縮小を理由に2014年の価格見通しを1144ドルとしていた。前は確か1050ドルと言っていたのではなかったか。

投資銀行は相場(環境)の流れに沿って、次々見通しを変更してくるので、参考として頭に入れておくという感じ。そういえば書き込みに、先安を唱えながらGSはロングのポジションを積み増しているというようなサイトの話があったが中身は不明。Gold-bugと表現されるが金信奉者による際どい情報は英文サイトには多くあり、こんな話もある・・程度の認識でいいのではないかと思う。ひとつの情報として頭の隅に置いておいて、自分なりに日々表れる値動きや新たなデータや情報から判断していくということでしょ。

来週はFOMC。声明文が金価格のこのところの動きを増幅しそうな予感。それにしても、来週は政府機関の閉鎖で遅れていた米国の重要指標が目白押し状態。特に28(月)、29(火)、30(水)と発表が重なるが、そこにFOMCも乗ってくるので“お祭り”状態。どうなるか。

ところで中国、四国地方のみなさん。来月11月8日に広島でセミナーを開催します。金曜日の18時30分から20時30分までたっぷり120分。場所は「チサンホテル広島」(広電、銀山町の電停すぐ)です。改めて申し込み方法等、ここに掲載いたします。足元の米国財政協議やFRBの政策変更など外部要因から中国など内部要因をわかりやすく解説するつもりです。興味のある方は、ご参加ください。

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