FRBの緩和策の縮小・停止論議すなわち出口論に市場の関心は向いているのだが、世界規模で見た場合、日本は言うに及ばず世界的にここにきて利下げ合戦という感じだ。輸出といっても所詮同じパイを食い合うわけで、ならば景気下支えの利下げが結果的に通貨安につながったとしても日本を代表例にお咎めなしというならば、大型緩和策の上で通貨安を作り出そうと。当然ながら世はカネ余り。そのカネの向かうのは、株だけとは限らず書画骨董にまで及ぶは良くある話。米金融誌バロンズによるとオークションで知られる米クリスティーは、先週のオークションで「約5億ドル相当の20世紀の美術品が奪い合うように売れた」んだと。しかも「入札者は美術品としてよりも、価値の貯蔵庫として」つまり値上がり目的が前面に出たものらしい。それで落札予想額の2倍の値で落とされ首を傾げたくなるような例も増えているらしい。要は過剰流動、カネ余りの中での浮上ということのようだ。マンションンの販売現場の様子も、海外の富裕層が高額物件を買い漁るものの、やはり投資主導の話。実際に居住目的ではない購入が増えているようだ。
一方で、金市場は売り先行の流れが続く。20日午前のアジアの取引時間帯から、再び(薄いところを狙ったような)売り崩しの動きが見られ1350ドルを割ると流れは加速した。一時1330ドル台まで記録したが、時間外のロンドンでは買戻しの動きが強まり前日比変わらずまで値を回復。NYコメックスでも本日は買い先行で進行中。
本日はシカゴ連銀エバンス総裁、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の講演が予定されている。
両者ともにここまではQE3賛成派だっただけに、それが変わったか否かも関心事。
一方で、金市場は売り先行の流れが続く。20日午前のアジアの取引時間帯から、再び(薄いところを狙ったような)売り崩しの動きが見られ1350ドルを割ると流れは加速した。一時1330ドル台まで記録したが、時間外のロンドンでは買戻しの動きが強まり前日比変わらずまで値を回復。NYコメックスでも本日は買い先行で進行中。
本日はシカゴ連銀エバンス総裁、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の講演が予定されている。
両者ともにここまではQE3賛成派だっただけに、それが変わったか否かも関心事。
円安効果でしょうね。
長い忍耐を強いられました。