亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

押し目買い

2012年10月22日 23時34分50秒 | 金市場
さて週明けNY市場のフロアの取引(通常取引)が始まったが、ここまでのところは先週の売りの勢いも一服気味で、前週比4~5ドル高の1720ドル台後半での取引となっている。実は1750ドル超で取引されている際に、調整局面での下値のメドはまずは1710~1720ドル程度と目算していた。もちろん昨日書いたように、むしろ価格水準がそれ以下のところで重要な支持線は存在する。相場には常に行き過ぎはつき物ゆえに、もちろん1700ドル割れもあり得るだろう。ただし1710~1720ドルについては、短期の移動平均線が位置するという以上に、上昇過程で売りの塊りがあると見られた1680ドル近辺を上抜けし、(材料はともあれ)心理的節目でもある1700ドルを超えた相場にとって、逆にそれらが下値抵抗線になるということ。チャート分析では基本中の基本。まして、世はQE3の御代(みよ)というわけだ。1700を割れたなら、ファンドのプログラムが立ち上がり、売り浴びせに発展するのではないか。しかし、そこでは出遅れ組が“買い”のスタンスで待機していると思われる。


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