NY株が過去最高値更新でまた勢いを増してきた。現地5月15日はさすがに小反落で取引が始まっているが、なかなか押し目らしい押し目がないまま高値を更新している。今朝見たニュースで、いまはそういうことなんだろうと思ったものに、「株価を押し上げるのに十分なキャッシュがやってくるのだから乗り遅れるな」というものがあった。足元で進んでいる毎月850億ドルの資産購入を指す。過去数年の中で上昇相場を見事に的中させた当たり屋ヘッジファンドのトップの言葉とのことだが、こうした話が報じられるようなまさに金融相場の真っただ中にある。前代未聞の通貨のばら撒き策はインフレは招いていないが、資産インフレにはつながっているのは確かだろう。
日本株にしても、この先夏から秋になり中間決算期を迎える頃には、起こした円安環境の中で企業間で収益に差が出ることが予想される。輸出産業についても円安が必ずしもいいとは限らないところもある。そうした色分けが鮮明になるのが、この秋だし、米国も同じだが先んじて水準を上げた株価に対し、企業収益がついてこられない、つまり株価水準と決算の間にかい離が鮮明になる時に、株式市場は本格的な調整局面ということになりそうだ。
それにしてもアジア市場でグローバル・マネーの受け皿になれるのは日本株のみであって、インドネシアやタイ、フィリピンなどの株も上昇が目立つが、流動性の点で問題があるために、大所の資金は入れられない。結局、日本株ということになる。手垢がついてなかっただけに値動きも軽いが、それでもピッチが上がりそうな今後は「かい離」を念頭に置いて当たったほうが良かろう。
金市場は明日の早朝にETFの移動が話題に。
日本株にしても、この先夏から秋になり中間決算期を迎える頃には、起こした円安環境の中で企業間で収益に差が出ることが予想される。輸出産業についても円安が必ずしもいいとは限らないところもある。そうした色分けが鮮明になるのが、この秋だし、米国も同じだが先んじて水準を上げた株価に対し、企業収益がついてこられない、つまり株価水準と決算の間にかい離が鮮明になる時に、株式市場は本格的な調整局面ということになりそうだ。
それにしてもアジア市場でグローバル・マネーの受け皿になれるのは日本株のみであって、インドネシアやタイ、フィリピンなどの株も上昇が目立つが、流動性の点で問題があるために、大所の資金は入れられない。結局、日本株ということになる。手垢がついてなかっただけに値動きも軽いが、それでもピッチが上がりそうな今後は「かい離」を念頭に置いて当たったほうが良かろう。
金市場は明日の早朝にETFの移動が話題に。