今夜の注目指標は7月の米小売売上高だった。市場予想は前月比プラス0.2%。結果は、プラス0.8%と良かった。小売売上高は6月まで3ヵ月連続で前月比マイナスとなっており、米国経済の70%を占める個人消費の動向に影を投げかけていた。もちろんFRBも注視している。7月のプラス0.8%は今年2月以来の高さ。今回6月のデータはマイナス0.7%、5月はマイナス0.1%に修正された。
現地8時半に発表されたデ . . . 本文を読む
やく1ヵ月前のここに「金融政策のオピニオンリーダー的存在とされるので、発言は他の連銀総裁よりも要注意と思う「」と書いた。その主役は、12ある米地区連銀のひとつサンフランシスコ連邦準備銀行のジョン・ウィリアムズ総裁そのひと。先週末8月10日に地元紙サンフランシスコ・クロニクル紙に掲載されたインタビュー記事で「量的緩和第3弾(QE3)を開始すべき状況にあることが示されている」と発言していることがニュー . . . 本文を読む
今週に入りNYコメックスの金価格は狭いレンジながら堅調に推移している。8月9日は前日比4.2ドル高の1620.20ドルで終了した(フロア取引)。
市場の状況を表す言葉に「閑散に売りナシ」というものがある。今週は、まさにそうした状況が続いている。週初からNYコメックスの出来高も10万枚割れが続いているが、9日の取引は更に細り8万枚に達しなかったと見られる。年初来最低で、先日も書いたが2010年12 . . . 本文を読む
ここには書かなかったが、先週韓国の中央銀行(韓国銀行)が7月に金を16トン買ったことを発表した。
セミナーでも繰り返し韓国が金を更に買い増すのではないかと背景も説明し、ここでも過去何回か書いてきた、今年のどこかで追加購入が明らかになるとしてきたので、記憶されている方々もいることと思う。内容は繰り返さないが、ほらね!という感じ。しかし、これでも70.4トンなので、あのギリシャ(111.7トン)より . . . 本文を読む
さて米雇用統計。結果を受けた当初の金市場はこの時期の台風のように迷走した。(非農業部門の)雇用者数は市場予想10万人の増加に対し、16万3000人と市場全般にとってはポジティブ・サプライズとなった。一方で失業率は前月の8.2%から8.3%に上昇となった。
まず金市場では売りが先行することとなった。言うまでもなく「予想以上の雇用の増加」は「景気の底堅さ」を表すものと読み替えられ、そのまま「追加緩和 . . . 本文を読む
前週の札幌から一転、先週末は福岡だった。飛行機までの3時間。数年前に福岡在住の学生時代の朋友に教えてもらい、以来、機会があれば行っている上川端商店街の端、櫛田神社近くにあるお気に入りの店に。
目的は心に決めていた(チト大袈裟か)イカの生け造り。久しぶりにいったら店構えが改装で変わっていて、水槽が!!儲かっているんだなぁ・・・と。観光客受けしそうだ・・・。観光客だけではないか・・・。
一人で . . . 本文を読む
昨夜は夕刻から一連の流れを見て、11時過ぎに仮眠して3時に起きて流れを見ていた。こんなことを常時やっているわけではないが、やはりポイントのときは、個々の反応が参考になる。今回のFOMCは、直前にスペイン債が売られたことで一歩前に出たドラギ発言で少し趣が変わったように思う。
まず8月1日の取引はアジアや欧州の取引時間帯は模様眺めで推移。おおむねFOMC警戒派による前日の手仕舞い売りで下げた1615 . . . 本文を読む
たまには市況など・・・。簡略バージョン。
7月31日のNY市場の金価格は5営業日ぶりに反落となった。NYコメックスの先物価格は9.40ドル安の1614.60ドルで通常の取引を終了した(取引の中心は12月物に移行)。31日からFOMC(連邦公開市場委員会)がスタートした。基本的には結果待ち状態だが、今回はQE3の採用は見送られるという認識が一般的で、月末ということもあり手仕舞い売りが先行した。また . . . 本文を読む