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キラッとプリ☆チャン 第29話感想

2018年10月21日 | キラッとプリ☆チャン
 今話の名セリフ:「心配だからって暗い顔したら見つかるって訳じゃないし。笑顔の方が、私は素敵だと思うわ。」(白鳥アンジュ)

 「キラッとプリ☆チャン」第29話「キラキラ、さがしてみた!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 ある日、キラ宿のプリズムストーンから、大切なお知らせが流れました。それは、この1年間で最も輝いたプリチャンアイドルを決める「ウインタースペシャル大会」の開催が決定された事。
 この大会で優勝したプリチャンアイドル達は、トップアイドルとして世界に羽ばたいていきました。アンジュもその1人です。

 それからしばらくして、みらい達3人は、下校途中、これまでよく会った「キラキラのお姉さん」と会いました。
   
 実際はアンジュですが、みらい達はこの女性がアンジュとは気付いていません。
 アンジュはプリチャンキャストを落としたとの事で、今探しています。みらい達は、それは一大事だと知り、一緒に探す事にしました。


 オープニングのサビに入ってからの映像は、今話も変更されており、今話はアンジュの3DライブCGシーンに変わりました。やはり、ここは、前の回に流れた3DライブCGシーンのどれか1つを流すようですね。


    オープニング直後の提供画像


~ Aパート ~

 探しているプリキャスの色は白。白のプリキャスといえば、アンジュが持っている、世界で1つだけのプリキャスです。
 そんなプリキャスを持っている理由をみらい達から聞かれたアンジュは、アンジュの知り合いでプリキャスを預かっていたからだと、ごまかします。
 アンジュは焦りを感じておらず、みらい達はプリズムストーンに行く予定だったのだからこれ以上探さなくてもいいと言いますが、みらい達は、トッププリチャンアイドルのプリキャスがなくなったと聞いて、ますます気が気でなくなリ、プリチャン探しを続ける事にしました。

 その後、アンジュが通ってきた道を頼りにプリチャンを探しました。
 まずは、商店街。すぐに、みらいは、キラキラした白いものを見つけましたが・・・、
   
 プリキャスではありませんでした。
 直後、アンジュは近くにある狭い路地を指さしました。そこは近道だそうで、さっきアンジュも通ったそうです。
   
 また、通った途中バッグが引っかかったとか。ここにプリキャスがある可能性が高まりました。
 という事で、みらい達は路地を通る事に。

 路地を通ってすぐ、アンジュから強い光が。
   
 が、光の正体はアンジュではなく、りんかが持っているプリキャス。
   
 ここは暗い所なので、光を出しながら進もうという判断です。
 少しして、えもは、白いものを目にしました。その正体は・・・、
   
 財布のようです。

 同じ頃、メルティックスターの3人は、みらいの家のスイーツショップで楽しくスイーツをいただいていました。
 そんな中、サングラスをかけた怪しげな男女が店に入ってきました。彼らはアンジュを探しており、みらいの母から、ここには来ていない事を知ったらすぐに退店しました。
 赤城財閥の情報網でも、特に目立った事件や事故は起こっていないとの事で、あんな達は、休日を楽しく過ごしているんだと、特に気にしていません。

 少しして、みらい達は、先程見つけた財布を交番に届け、すぐに持ち主が見つかりました。
   
 その後、キラ宿パークでプリキャスを探す事に。入場口近くで、白くて光るものを発見しました。
 しかし、それは、チラシの裏。
   
    表はこうなっています。
 ですが、アンジュは、まだイルカショーをやっていると知って、懐かしく感じ、見てみたいと言いました。
 「見てみたい」という事は、キラ宿パーク内に入った訳ではないようです。えもは、探す範囲が広がらなくて良かったと安心します。

 キラ宿パークに来る前は、キラ宿ふれあい公園に来ていたとの事。距離はありますが、みらいとえもは、行くのが久しぶりだと楽しい気分になります。
「あ・・・。ごめんなさい、お姉さん・・・。」
「どうしたの?」
「落し物が心配なのに・・・。」
   
「いいのよ。心配だからって暗い顔したら見つかるって訳じゃないし。笑顔の方が、私は素敵だと思うわ。」
『はい!』
   
   

 しばらくして、みらい達は、キラ宿ふれあい公園に到着。すぐに、近くの川の中に、白くてキラキラしたものを発見しました。
 ですが、見つけたのは・・・、
   
 ただの白い石でした。直後、アンジュは、川の近くには来ていないとみらい達に近付きますが、途中、石につまづき転んでしまいます。
 その拍子に、サングラスが外れて、宙に舞いました。みらい達が後ろを振り向くと、3人は一層驚きます。


    Bパート開始直前のアイキャッチ


~ Bパート ~
   
「お姉さん・・・。」
「綺麗・・・。」
   
 すぐに、りんかはサングラスをアンジュに渡します。アンジュは自分の顔を手で覆っていたため、みらい達は、目の前の女性がアンジュと気付く事はありませんでした。
 アンジュがサングラスをかけ直している最中・・・、
「えもちゃん、顔・・・。」
「顔?」
    
「ほら。」
「うわっ! 眉毛太っ! なんじゃこりゃ! えもくな~い!」
   
「あ・・・。手に泥が付いてたんだ・・・。」
   
    

 直後、みらい達の元に、アンジュを探している男女がやって来ましたが、彼らは周りを一瞥して去りました。
「行っちゃった・・・。」
「あたしの眉毛にビビったのかな?」
「そうかも・・・。」
   
   
「お待たせ、ガールズ。あら。」
    
   
「ウフフ。あなた達、キラキラしていてまぶしいわ。」

   
「それはお姉さんの方でしょ!」
「そう?」
「はい! とっても!」
   
   
「今、キラキラの白いのが飛んでった!」
「え、プリキャスって飛ぶの!?」
「かもしれないわね。」
    

 その後、みらい達は池にいる白鳥を目にしました。
「不思議ね。去年ここに立っていた時は、自分がプリチャンアイドルになるなんて思ってもなかったけど・・・。」
「1年前は、そうだね・・・。」
「あたしもだよ・・・。」
   
「私もそうだった・・・。」
『お姉さんが!?』
    
「・・・って、アンジュが言いそうだわ。」
「アンジュさんが、ですか?」
   
「アンジュは、昔はあなた達と同じ。普通の女の子だったのよ。」
   
「えーっ!?」
「生まれた時からスターだと思ってた!」
   
「悩みといえば、その頃の彼女には、素敵な夢がなかった事だったそうよ。」
   

「その日も、ここに来て、白鳥をただずっと見ていたの。」
   
「その時、ある女性と出会ったの。その人は、プリチャンアイドルとして有名だったんだど、その頃、デザイナーとして生まれ変わろうとしている時だったの。」
    
   
「そして、アンジュは歌が大好きで、ただこの公園で歌っていたの。」
    
    
「あなたの歌、とっても素敵ね! 白鳥達も喜んでるみたい!」
   
「私も白鳥なんです! 名前が白鳥だから、白鳥アンジュ!」
    
「ピュアホワイト・・・。これだわ!」
   
    
「できた!」
    
    

「ピュアホワイトって・・・、もしかして、そのデザイナーって、七星あいらさんですか!?」
「ええ、そうよ。」
    
「あいらさん?」
「デザイナーズ7の1人よ! アンジュさんがデビューした時に着ていたピュアホワイトコーデは、あいらさんがデザインしたの!」
   
 あの後、あいらは一生懸命アンジュを探し、何日か経って・・・、
「やっと会えたわ・・・。」
   
「これは、女の子を輝かせるために、心を込めて作ったピュアホワイトコーデなの・・・。」
   
「それと・・・、このプリキャスをあなたに託したくって・・・。」
   
「私に? どうして?」
「あなたの笑顔や歌声は、世界を幸せにするの!」
    
「私の・・・、歌が?」
   
   
 そして、アンジュは、このコーデを着てプリチャンアイドルデビューする事になりましたが、緊張していました。
「コーデの声を聞いて、アンジュ。」
   
「コーデの声?」
「やってみなくちゃ分からない。やってみなくちゃ、未来の自分は見つからない。可能性が、あなたには沢山あるの!」
    
「可能性・・・。」
   
    
   

「その言葉に押されて、アンジュはプリチャンデビューしたの。」

   
「ええっ!? アンジュさん、あたし達がデビューした時と似てない!?」
「可能性って、やってみなくちゃ分からないって事だものね!」
「そうだね!」
   
「そうね。可能性という言葉に励まされ、プリチャンアイドルとして活動を始めたアンジュは・・・、」
「トッププリチャンアイドルの階段を上って行ったんですね!」
「うわ~、めっちゃえも~い!」
「嬉しいな! あんなすごいアンジュさんと同じように、私達デビューしたんだね!」
   
   
「ええ。あなた達と話していると、デビューした頃を思い出すわ。」
『え?』
   
   
「あの頃の私は、やってみなくちゃ分からないって思って、頑張ってきたのよね・・・。」
   
「お、お姉さん・・・?」
「まさか・・・。」
   
「って、アンジュが言ってたわ。」
『へー!』
「そうなんだ!」
   
「そう・・・。私自身の可能性のために・・・、プリキャスを早く見つけなくちゃね!」
『はい!』
    

 その直後、例の男女が再びみらい達の所にやってきました。アンジュは彼らに捕まりたくないため、逃げる事に。
 しかし、先回りされてしまいます。ですが・・・、
   
 彼らが、白のプリキャスを持っていました。アンジュは、彼らの知り合いのようで、昨日買い物をしている時に電池が切れて、プリチャン充電を頼む時に彼らに預けたとの事です。
 充電したプリキャスを届けるために、彼らはここ駆け付けました。
「なくしたと思ったのは、私の勘違いだったわ。てへっ。」
    
「って、もう! 『てへっ』じゃないから!」
    


 そして、3人は楽しい気分でアンジュと別れました。結局、最後まで彼女がアンジュとは気付かなかったですが。

 少しして、アンジュはライブをしました。
   
「アンジュです。今日のコーデは、シャイニースターコーデ。」
   
「真っ白な白鳥の髪飾りが、ふわりと揺れるの。」
   
「私のライブ始まるわ。」
   
 曲は「フォーチュン・カラット」。
    
    
    
    
    
    
    
「せーので、やってみた!」
    
「アン、ドゥ、トロワ!」
    
   
「伝説の・・・、プリンシパルガール!」
    
   
    
    
   


 それから後日、アンジュは日本を発ちました。
「今度帰ってくる時・・・、私は・・・。」
   
 同じ頃・・・、
「きっと私達の向かう遥か先には、キラッと輝く何かがある気がするわ!」
   
「よーし! また頑張ろう!」
『せーの! キラッと輝け! ミラクルキラッツ!』

    

 今回は、これで終了です。


次回:「おジャマハロウィンやってみた!
 プリズムストーンから「ビックリドッキリハロウィンスペシャル大会」の招待状が届きましたが、りんかとさらは、何か様子が違うと感じます。
 そう疑いながらも、プリチャンアイドル達が続々と集まる中、会場にはめが姉ぇの姿は見当たらず、謎の2人組がスタンバイしていました。その2人組とは?


    次回予告直後の提供画像


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。また、後半は批評を書いていますので、併せてご承知置き下さい。
 「キラキラのお姉さん」ことアンジュと会ったみらい達3人は、アンジュのプリチャンアイドルデビューを知ったりなどして、楽しい1日を過ごしました。

 さて、今話のポイントは「トッププリチャンアイドルも人の子」ですかね。
 アンジュは、世界的なトッププリチャンアイドルであり、前話の3DライブCGシーンでは、そう思わせるすごさを示していました。
 しかし、そのアンジュにしても元からすごいという訳ではなく、プリチャンアイドルデビューする少し前は、素敵な夢がなかった事が悩みでした。
 その頃のアンジュは中学生。中学生となれば、まだ夢が見つかっていない子は多いと思われ、アンジュは、至って普通の年頃の女の子と言えるでしょう。

 だけど、そんな女の子でも、世界的なトッププリチャンアイドルになれる事は、みらい達に希望を与えたでしょう。自分達も、自分達の可能性を信じて、頑張り続ければ、アンジュと同じトッププリチャンアイドルになれると。
 現実でもそうですが、金メダリストなどといった夢は、元から素質のある者にしか叶えられないというのであれば、子供達からやる気を奪ってしまうでしょう。偉大な事をしている有名人も、子供の頃は自分達と同じで、すごく才能があった訳ではなく、夢に向かって突き進む途中で悩んでいた事もあった。
 いわゆる「人の子」だと知る事で、親しみやすさを感じ、自分達も頑張り次第で夢は叶えられると、前に進む事ができるのだと思いますね。アンジュは、世界的なトッププリチャンアイドルでありながら、デビュー前は緊張して、悩んだりもした普通の女の子。それを示したのは良かったと思いますね。

 プリチャンアイドルデビューしてから自分の可能性を信じて頑張り続け、トッププリチャンアイドルに上り詰めたアンジュですが、しかし、所々のセリフからは、その可能性に陰りが出ている事を示しているように思いました。
 最もそう感じさせたセリフは、「あの頃の私は、やってみなくちゃ分からないって思って、頑張ってきたのよね・・・」でしょうか。そう聞くと、「じゃあ、今は?」って思っちゃいますよね。
 今はいくら頑張っても、トッププリチャンアイドルを目指していた頃の輝きは出せない、と言いたいように思いますね。

 前話感想でも書いたように、もしかしたら、アンジュは、人々に大きな輝きを与える可能性のある者達を探しているのかもしれません。今話ミラクルキラッツに近付いたのは、ミラクルキラッツにその可能性を見出しているという事なのでしょう。
 そして、可能性を託すにふさわしいかどうか確かめるために、3人の笑顔を間近で見てみようと、3人に近付いたのだと思いますね。自分のプリチャンをなくしたのは自分の勘違いだと言ってはいましたが、それはウソでしょう。

 今話を見終えた感じでは、アンジュはミラクルキラッツに大きな将来性を見込んだと思われますが、メルティックスターも分からないでしょう。
 今後みらい達6人はどう成長し、多くの人にどんな影響を与えるのか、しっかり見ていきたいと思います。


 ・・・と、ここで感想を締めたいところですが、大事な事を書かなければなりませんね。
 ここから先は、批評を語ります。そういうのが苦手な方は、ここで読み終える事を勧めます。

 今話は、13話に引き続き、あいらが声ありの出演となりました。
 という事で、めが姉ぇとめが兄ぃ以外の『プリパラ』シリーズおよび『プリティーリズム』シリーズのキャラの声あり出演回が累計2回となり、13話感想記事、および、前作「アイドルタイムプリパラ」の総評記事で示した、そのキャラ達の声あり出演回が3回に達したら「キラッとプリ☆チャン」の視聴を打ち切るという取り決めにリーチがかかりました。
 アンジュがトッププリチャンアイドルになったきっかけの人物として扱い、アンジュのプリチャンアイドルデビュー前のストーリーを美談として盛り上げていましたが、ダメなものはダメです。視聴打ち切りカウントに数えます。

 「名字が『春音』から『七星』と変わってるのに、それでもダメなの?」という意見もありそうですが、そんな下らない小細工は、前作のみあでもやっています。
 アンジュがトッププリチャンアイドルになったきっかけの人物については、何も、あいらである必要はないでしょう。過去のプリティーシリーズに出演のない新キャラを、その人物に仕立てたっていいのです。「あいら」という名は借りても、声役を別の人にするという選択肢もあったはずです。
 にもかかわらず、声役を阿澄佳奈さんに起用しているという事は、このあいらに、「プリティーリズム オーロラドリーム」を見た事がある視聴者に対して、「オーロラドリーム」視聴当時を懐かしんで興奮してほしい、という付加価値を付けたと思われ、名字は変わろうが事実上、「オーロラドリーム」の主人公と同一人物とみなし、視聴打ち切りカウントに数えました。

 という事で、今後どこかの回で、めが姉ぇとめが兄ぃ以外の『プリパラ』シリーズおよび『プリティーリズム』シリーズのキャラの声あり出演があったら、その回をもって視聴打ち切り、感想終了となりますが、それに対しては、残念という感傷はありません。今作開始前に自分で取り決めた事をただ実行するだけですし。
 早ければ次回で視聴終了もありそうですが、それでも、これまで通り自然体で視聴します。「あいらを出すな」などといった、みっともない抗議はしません。ただ黙って、みらい達メインキャラ6人の成長を見守り、笑える箇所についてはギャグ感想として述べ、いつも通りに視聴して、いつも通りに感想を書きたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
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