
今話の名セリフ:「今度は、まゆが勇気を出す番! もし上手くいかなくても、私も、いろは達もいる・・・。大丈夫・・・。」
「わんだふるぷりきゅあ!」第31話「ニャンフルエンサーまゆ」の感想です。
~ オープニング前 ~



「ユキってば可愛い!」

「でしょ!」
「私は、いつでも可愛いニャ。」
「もちろん! でも、まゆが撮ったユキは、いつもよりもっと可愛いの!」
「そうかな?」

「ほら! 私が撮ったユキがこれ!」

「で、こっちが、まゆが送ってくれたユキ! 一目瞭然じゃない?」


そこで、すみれはまゆに、まゆが撮ったユキをキュアスタに投稿してみないかと言いました。
店の宣伝になる上、ユキの可愛さを多くの人が知る事となり、良い事づくめですが、まゆは答えられませんでした。
今回のオープニングは、今月13日から上映開始となる劇場版の告知バージョンでした。内容については、感想の最後で後述します。
~ Aパート ~
後日、いろは達も、まゆがキュアスタを始める事を知りました。といっても、まゆは、キュアスタをやるかどうか迷っていますが。
ユキはやっても構わないと思っていますが、まゆは、自分の投稿した動画のせいで、ユキや店が悪口を言われるんじゃないかと気にしています。一度嫌われたら、それを修復するのは難しいものです。
「まゆ、大丈夫。被写体は、この私よ。悪く言われる訳ないじゃない。」

「でしょ?」
「うん!」


その夜・・・、
「ユキ、いくよ・・・。」
「大丈夫。私がついてる。」

「こわくない、こわくない・・・。」



「大丈夫だって。」
「うん・・・。」

その翌朝、まゆが投稿したユキの動画は、いろは達や、クラスメイト達に好評でした。もちろん、プリティホリックに来たお客さん達にも好評です。
しかし・・・、
「『ネコ出せばバズるんだからお手軽だよな』? は? 何なの?」


「『ネコはかわいいんだから仕方ない』・・・。」
「『プリホリさん気にせずどんどんユキちゃん見せて下さい』だって・・・。」

「ほらね。大丈夫だったでしょ。」
「うん!」

しばらくして・・・、


「この猫ちゃん、もしかして・・・。」

「アニマルタウン・・・。隣町の店・・・。」

その後日・・・、

「何なの、この街の動物・・・。人間なんかと仲良くしちゃって・・・。」


「モォ~って言いたいのは、アタシだっての!」

「あ、待てよ・・・。人間は敵だって分からせてあげるのも、アタシの仕事じゃない!」

「ガオウ様がお目覚めになった時に、動物達がちゃんと分かる子になってたら・・・。」

「ほう・・・。よくやったな、ザクロ。はい! ガオウ様! 褒めてやろう。」



猫屋敷劇場の次は、ザクロ劇場でプッシュしてきますか。回が進むにつれ、面白さが増していって、まゆに代わって、今作一の食べがいのあるおもしれー女の座を奪いかねない勢いですね。(笑)
その頃、「知覧友真」という女の子が、母親と一緒に、いろはの動物病院に来ていました。友真が飼っているチンチラの「こてつ」を診てもらうためです。
「友真って、なんだかまゆと似てるね!」
「え・・・。」
「ああ、そういえば、雰囲気が似てるね!」

「え・・・。あ、あの・・・。」
「まゆは、いろはの友達でね、隣の町から引っ越して来て、プリティホリックってお店がお家でね!」

「あ! 見て見て! 猫のユキと一緒に住んでるんだよ!」

「ねえ、いろはちゃん。そのまゆちゃんって、もしかして、猫屋敷さん?」
「え? お知り合いですか?」


同じ頃・・・、
「『オレが悪かった。ユキちゃんが可愛過ぎる。チェックが止まらん』だって・・・。良かった! この人もユキの事好きになってくれたみたい!」

「フフッ、自分の魅力が怖いニャン。」
「もう、ユキってば!」

自分の魅力が怖いって、まったく、この猫は調子に乗りやがって・・・。まあ、否定はしないけどさ。
それにしても、ユキになれれば、まゆからタップリ吸われるだけでなく、このようにSNSでバズったりして鼻高々にもなれるのかあ。ああ、ますます来世はユキになりたい気持ちが高まってきたぜ・・・。「前作感想では、散々ツバサになりたいって書いてたくせに・・・」と思われそうですが、これが私ってやつです。気にしないで下さい。(笑)
「ねえ、ユキ・・・。もしかしたら、前の学校の知覧さんとも仲直りできるかな? したいな・・・。」


「きっとできるニャ。」


「で、でも、急に会いに行くのは変だよね・・・。何かきっかけ・・・。」

「そ、そうだ、キュアスタ! 知覧さん、ユキの事気に入ってくれてたし、ユキに会いにお店に来てくれれば、また話すきっかけになるかも!」
「そんな事しなくても・・・。」

「どうしよう! どんな動画撮ったら、知覧さん喜ぶかな!? 新作! 新作考えないと!」


「集中モードニャ・・・。」

それから少しして・・・、


「あ、あの・・・。」


「あの、猫屋敷さん・・・。」


「猫屋敷さん・・・。」



「はっ・・・。あの子は・・・。」

「まゆ! あの子が来てるニャ!」

「まゆ!」
「どうしたの、ユキ?」
「あの子が! 知覧友真が来たの!」

「え・・・。」

「まゆ・・・。」
「また、やっちゃった・・・。」

~ Bパート ~
「また、やっちゃった・・・。また嫌な思いさせた・・・。私、やっぱりダメだ・・・。知覧さんとは、もう・・・。」

「そんな事ない! まゆはダメなんかじゃない! いろはは、まゆの事分かってくれた! ちゃんと話したら、あの子だって分かってくれるかもしれないでしょ!」

「でも、もう話せない・・・。」
「追いかければいいじゃない!」

「あの子もお店まで来てくれた! 今度は、まゆが勇気を出す番! もし上手くいかなくても、私も、いろは達もいる・・・。大丈夫・・・。」

「ありがとう・・・。そうだよね・・・。」

「諦めるのは、ちゃんと話してから!」



「私、もうこてつがいればいい・・・。こてつは、ずっと一緒にいてね・・・。」

その直後、友真達の前にザクロが現れ・・・、
「獣達よ、闇をまとって吠えなさい!」



少しして、いろは達はガオガオーンの元に。4人はプリキュアに変身します。
このガオガオーンは、元はこてつ。そのため、友真はガオガオーンに、攻撃をやめるよう説得しますが、ガオガオーンは容赦なく攻撃してきます。
ですが、ワンダフルとフレンディが救出しました。2人は、気を失った友真達を安全な所に移動させるため、一旦場を離れます。
その後、ニャミーはザクロを追いかけ、リリアンはガオガオーンと1対1に。
「こてつちゃん・・・。大丈夫・・・。こわくない・・・。こわくないからね・・・。」

「すぐに助けてあげるから・・・。」

「知覧さん・・・。私達、似た者同士だったよね・・・。」



「大切なお友達がいるのも一緒だった・・・。」


「だから、きっと、あの時も・・・。」


「私がユキに支えてもらったように、あなたの傍には、こてつちゃんがいて・・・。」


「大切なお友達と引き離される・・・。そんな辛い事、絶対にさせない!」

「こてつちゃん・・・。」


リリアンの説得は通用せず。その後、リリアンネットを展開するものの、力ずくで破られてしまいます。
そこで、ネットの強度を上げて動きを封じる作戦に出ます。強度アップには時間がかかるため、ワンダフルとフレンディが、リリアンの前にバリアを張って、時間を稼ぎます。
ニャミーもリリアンの防御に加わり、少しして、ネットが完成。今度は、ガオガオーンの動きを止める事ができました。
そして、エターナルキズナシャワー。ガオガオーンは浄化され、こてつに戻りましたが、元気がなく弱っていました。
ここは、ニコの出番。
「ニコニコー!」


「こてつ!」


「良かった・・・。こてつ・・・。」
「ありがとうございます!」

「あら?」

しばらくして・・・、

「猫屋敷さん・・・。」
「知覧さん・・・。あ・・・。私、謝りたくて・・・。あの時は・・・。」

「ううん・・・。今日も、ごめんなさい!」

「無視しちゃったの、わざとじゃなくて・・・。私、集中しちゃうと、周りが見えなくて・・・。本当に気付かなくて・・・。」

「良くないって分かってるけど、どうしようもなくて・・・。」

「あ、ごめんなさい! これ、言い訳だね! あ、あのね!」
「私も、ごめんなさい!」

「え?」
「あの後、猫屋敷さん、話しかけようとしてくれたのに、無視しちゃって・・・。」

「あ、でも、無視したかったんじゃなくて、つい逃げちゃっただけなの! 私、何かしたかも、嫌われたのかもって思ったら、怖くて・・・。」

「知覧さん・・・。仲直り・・・、できるかな?」

「仲直り・・・、したいな・・・。」


「あのね、知覧さん・・・。これ・・・。本当は、去年のお誕生日にあげたかったの・・・。」

「もらってくれる?」
「うん! ありがとう!」


「まゆちゃん!」
「こてつ!」

「どうしたの?」
「途切れた絆が、また結ばれる事もあるんだね・・・。」

「ニッコニコー!」
「そうね・・・。」

今回は、これで終了です。
次回:「動物園の推しアニマル」
アニマルタウンの動物園にやって来たいろは達。
動物達と間近に触れ合う中、いろはは、幼い頃から仲良くしているゾウに会い・・・。
次回予告後にも、劇場版の告知がありましたが、こちらも感想の最後で語ります。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
今回は、まゆがユキの動画をキュアスタに投稿したり、前の学校の友達「知覧友真」と仲直りする話でした。
今話のタイトルには「ニャンフルエンサー」とあったものの、SNS要素は少なめで、まゆと友真の仲直りに重きが置かれていましたが、2人が仲直りしてほしいと、21話感想で願っていた事が実現したのは嬉しかったですね。やっぱ、仲直りは、見応えがあって良いですよ・・・。
また、友真の性格が知れたのも、面白かったところ。
21話を見た時は、まゆより明るめの性格だと思っていたのですが、実は、まゆと同じく、引っ込み思案で、他人に話しかけにくい性格だったのは、驚きでした。所々でまゆのようにテンパってるところを見た時は、頬が緩みましたね。
まゆからすれば、友真はようやくできた友達だと、21話時点では感じていましたが、友真にとっても、まゆはようやくできた友達だったように思います。
それだけに、2人で一緒に過ごした時間は、ものすごく幸せだったと思いますし、あの時のすれ違いにより互いに言葉を交わさず、そして、別れてしまったのは、相当辛かったんじゃないかと思いますね。
まゆは、いろはが積極的に接してくれた事で、アニマルタウンに移ってから早い段階でいろはと友達になり、また、アニマルタウンには動物と親しい住人が多い事も相まって、クラスメイトととも親しくなれましたが、友真の方は・・・。友真の置かれた境遇は変わっておらず、友達を作る事ができないまま、学校生活を送り続けていたのでしょう。
21話の回想を見た時は、まゆは相当ショックを受けていたように思いましたが、実際は友真の方がショックが大きかったんじゃないかと思いますね。
それゆえに、今話で、まゆと仲直りできて良かったと、心底嬉しく感じています。しかも、まゆが転校する前に渡せなかった手作りのハンカチをここで渡してくるとか、最高ですわ・・・。
ついでに、その直前に「仲直り・・・、できるかな?」「仲直り・・・、したいな・・・」と願望的に言い合っていたのも、ポイント高かったです。
互いに自分の失点を謝り合って、本当の気持ちを言い合っていれば、文句なく仲直りできてると思うのですが、そこは、引っ込み思案な性格が影響しちゃってるのでしょう。自分の気持ちを打ち明けたとしても、もしかしたら相手は分かってくれず、嫌われる事には変わらないかも、という考えが働いて、仲直りできたという完結意識には至らなかったのかもしれませんね。
「仲直り・・・、できるかな?」「仲直り・・・、したいな・・・」と言い合った時は、「いや、もう明らかに仲直りしてるから!」とは思いましたが、お互い似た者同士ゆえに、2人とも少し控えめだったのが、味があって良かったな、と感じています。友真の性格を、まゆと同じ引っ込み思案に設定したスタッフ様は、本当に天才だと思います。
あと、「猫屋敷さん」「知覧さん」で呼び合っていたのも意外でした。てっきり、「まゆちゃん」「友真ちゃん」で呼んでいたものだと思ってたんですけどねえ。
これも、引っ込み思案な性格ゆえなのでしょう。下の名前で呼ぼうものなら図々しく思われるんじゃないかと感じて、「猫屋敷さん」「知覧さん」から先には進めなかったんじゃないかと思いますね。
そう思うと、2人とも可愛く感じますね。下の名前で呼び合う事が、プリキュアシリーズにおける友達のありきたりではありますが、名字に「さん」付けで呼び合うのも悪くはないな、と感じました。
また、ユキのまゆへのフォローも見応えありました。ユキがいなければ、まゆと友真の仲直りは100%実現しなかったでしょう。
ユキは、21話の時と比べて、まゆ以外の者達に対する見方が大きく変わったのが、本当に良かったですね。あの時のユキは、まゆに近付いて親しくなろうものなら、いずれまゆを傷付けるかもしれないという考えから、友達を良いものだと思っていませんでしたし。特に、友真の事は、心優しいまゆを裏切って傷付けた悪者だと思っていたでしょう。
それが、Aパートでまゆが「仲直りできるかな? したいな・・・」と言った時に、「きっとできる」と言って、まゆの背中を押してくれたのですから、ユキは他人に対する見方が変わって良かったな、と感動しましたね。まゆが友真の事に気付かず、結果として無視してしまった時にも、諦めずに追いかけて話し合うよう訴えていて、普段クールなユキがあそこまで熱くなるなんて、なんかすごいな、と思いました。
思った事や感じた事を言葉にできるというのも、まゆと友真の仲直りに大いに役立ったでしょう。
友達に対する見方が良い方向に変わったとしても、しゃべれなければ、友真がプリティホリックに来ていた事がまゆに伝わらず、身振り手振りでどうにかしようにも、友真が近くにまで来ていたという考えには至らなかったでしょう。そして、お互い話し合えないまま、今回が終わってたように思います。
そう思うと、ユキがしゃべれて本当に良かったと思いますね。今後も、そう感じる場面が多々訪れるでしょう。それは、こむぎも同じ話。
ニコダイヤの力で、思った事や感じた事を言葉にできるこむぎとユキが、この先言葉を通じてどんな感動をもたらすのか、楽しみですね。
さて、次回は、いろは達が動物園に行く話。どんな内容になるのか想像できず、結末が気になりますね。
さらに・・・、

予告映像に、前作主人公・ソラが映っていたのも気になるところ。という事は、次回はソラが出るっぽい? 次回は、劇場版上映開始直前の回ですので、劇場版の良い宣伝になるでしょう。
ソラは、どんな形で登場するのか? 次回の結末は? 次回は、ストーリーの大筋にかかわらない日常回だと思いますが、目が離せないですね。
本編の感想は以上です。
ここからは、後回しにした劇場版の告知バージョンオープニングなどについて語っていきます。

劇場版の舞台は「ドキドキ♡タヌキングダム」というゲームの世界。ここでは、本来4足歩行のこむぎ、ユキが2足歩行になっています。


この世界では、フレンディ、リリアンは4頭身のデフォルメ姿に。ワンダフル、ニャミーも同様です。
なお、この世界に入ってからは、いろは、まゆは、こむぎ、ユキと離れ離れになっており、再会するまでは試練が待っている模様。再会までには大きなドラマがありそうですね。



こむぎ、ユキは、いろは、まゆと会うために、様々なゲーム対決に挑戦します。

こちらは、「ポンタ」と「ポコタ」。こむぎ達がゲームの世界で出会うタヌキの仲良しブラザーズです。
声役は、お笑いコンビ・ジャルジャルの2人が演じます。ジャルジャルは、だいぶ前から知っていますので、どう演じるのか楽しみですね。

こちらは、ポンタとポコタの親分「ムジナ」。プリキュアの強大な敵として立ちはだかりそうな感じですね。

こちらは「ナツキ」。このゲームを作った女の子であり、この劇場版の最大のキーキャラになりそうです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第31話「ニャンフルエンサーまゆ」の感想です。
~ オープニング前 ~





「ユキってば可愛い!」

「でしょ!」
「私は、いつでも可愛いニャ。」
「もちろん! でも、まゆが撮ったユキは、いつもよりもっと可愛いの!」
「そうかな?」

「ほら! 私が撮ったユキがこれ!」

「で、こっちが、まゆが送ってくれたユキ! 一目瞭然じゃない?」



そこで、すみれはまゆに、まゆが撮ったユキをキュアスタに投稿してみないかと言いました。
店の宣伝になる上、ユキの可愛さを多くの人が知る事となり、良い事づくめですが、まゆは答えられませんでした。
今回のオープニングは、今月13日から上映開始となる劇場版の告知バージョンでした。内容については、感想の最後で後述します。
~ Aパート ~
後日、いろは達も、まゆがキュアスタを始める事を知りました。といっても、まゆは、キュアスタをやるかどうか迷っていますが。
ユキはやっても構わないと思っていますが、まゆは、自分の投稿した動画のせいで、ユキや店が悪口を言われるんじゃないかと気にしています。一度嫌われたら、それを修復するのは難しいものです。
「まゆ、大丈夫。被写体は、この私よ。悪く言われる訳ないじゃない。」


「でしょ?」
「うん!」


その夜・・・、
「ユキ、いくよ・・・。」
「大丈夫。私がついてる。」


「こわくない、こわくない・・・。」




「大丈夫だって。」
「うん・・・。」

その翌朝、まゆが投稿したユキの動画は、いろは達や、クラスメイト達に好評でした。もちろん、プリティホリックに来たお客さん達にも好評です。
しかし・・・、
「『ネコ出せばバズるんだからお手軽だよな』? は? 何なの?」


「『ネコはかわいいんだから仕方ない』・・・。」
「『プリホリさん気にせずどんどんユキちゃん見せて下さい』だって・・・。」


「ほらね。大丈夫だったでしょ。」
「うん!」

しばらくして・・・、



「この猫ちゃん、もしかして・・・。」

「アニマルタウン・・・。隣町の店・・・。」


その後日・・・、

「何なの、この街の動物・・・。人間なんかと仲良くしちゃって・・・。」



「モォ~って言いたいのは、アタシだっての!」

「あ、待てよ・・・。人間は敵だって分からせてあげるのも、アタシの仕事じゃない!」

「ガオウ様がお目覚めになった時に、動物達がちゃんと分かる子になってたら・・・。」

「ほう・・・。よくやったな、ザクロ。はい! ガオウ様! 褒めてやろう。」




猫屋敷劇場の次は、ザクロ劇場でプッシュしてきますか。回が進むにつれ、面白さが増していって、まゆに代わって、今作一の食べがいのあるおもしれー女の座を奪いかねない勢いですね。(笑)
その頃、「知覧友真」という女の子が、母親と一緒に、いろはの動物病院に来ていました。友真が飼っているチンチラの「こてつ」を診てもらうためです。
「友真って、なんだかまゆと似てるね!」
「え・・・。」
「ああ、そういえば、雰囲気が似てるね!」


「え・・・。あ、あの・・・。」
「まゆは、いろはの友達でね、隣の町から引っ越して来て、プリティホリックってお店がお家でね!」

「あ! 見て見て! 猫のユキと一緒に住んでるんだよ!」

「ねえ、いろはちゃん。そのまゆちゃんって、もしかして、猫屋敷さん?」
「え? お知り合いですか?」



同じ頃・・・、
「『オレが悪かった。ユキちゃんが可愛過ぎる。チェックが止まらん』だって・・・。良かった! この人もユキの事好きになってくれたみたい!」

「フフッ、自分の魅力が怖いニャン。」
「もう、ユキってば!」


自分の魅力が怖いって、まったく、この猫は調子に乗りやがって・・・。まあ、否定はしないけどさ。
それにしても、ユキになれれば、まゆからタップリ吸われるだけでなく、このようにSNSでバズったりして鼻高々にもなれるのかあ。ああ、ますます来世はユキになりたい気持ちが高まってきたぜ・・・。「前作感想では、散々ツバサになりたいって書いてたくせに・・・」と思われそうですが、これが私ってやつです。気にしないで下さい。(笑)
「ねえ、ユキ・・・。もしかしたら、前の学校の知覧さんとも仲直りできるかな? したいな・・・。」


「きっとできるニャ。」


「で、でも、急に会いに行くのは変だよね・・・。何かきっかけ・・・。」

「そ、そうだ、キュアスタ! 知覧さん、ユキの事気に入ってくれてたし、ユキに会いにお店に来てくれれば、また話すきっかけになるかも!」
「そんな事しなくても・・・。」

「どうしよう! どんな動画撮ったら、知覧さん喜ぶかな!? 新作! 新作考えないと!」



「集中モードニャ・・・。」

それから少しして・・・、




「あ、あの・・・。」



「あの、猫屋敷さん・・・。」


「猫屋敷さん・・・。」



「はっ・・・。あの子は・・・。」


「まゆ! あの子が来てるニャ!」

「まゆ!」
「どうしたの、ユキ?」
「あの子が! 知覧友真が来たの!」


「え・・・。」

「まゆ・・・。」
「また、やっちゃった・・・。」


~ Bパート ~
「また、やっちゃった・・・。また嫌な思いさせた・・・。私、やっぱりダメだ・・・。知覧さんとは、もう・・・。」


「そんな事ない! まゆはダメなんかじゃない! いろはは、まゆの事分かってくれた! ちゃんと話したら、あの子だって分かってくれるかもしれないでしょ!」

「でも、もう話せない・・・。」
「追いかければいいじゃない!」


「あの子もお店まで来てくれた! 今度は、まゆが勇気を出す番! もし上手くいかなくても、私も、いろは達もいる・・・。大丈夫・・・。」

「ありがとう・・・。そうだよね・・・。」

「諦めるのは、ちゃんと話してから!」



「私、もうこてつがいればいい・・・。こてつは、ずっと一緒にいてね・・・。」


その直後、友真達の前にザクロが現れ・・・、
「獣達よ、闇をまとって吠えなさい!」




少しして、いろは達はガオガオーンの元に。4人はプリキュアに変身します。
このガオガオーンは、元はこてつ。そのため、友真はガオガオーンに、攻撃をやめるよう説得しますが、ガオガオーンは容赦なく攻撃してきます。
ですが、ワンダフルとフレンディが救出しました。2人は、気を失った友真達を安全な所に移動させるため、一旦場を離れます。
その後、ニャミーはザクロを追いかけ、リリアンはガオガオーンと1対1に。
「こてつちゃん・・・。大丈夫・・・。こわくない・・・。こわくないからね・・・。」

「すぐに助けてあげるから・・・。」

「知覧さん・・・。私達、似た者同士だったよね・・・。」




「大切なお友達がいるのも一緒だった・・・。」



「だから、きっと、あの時も・・・。」



「私がユキに支えてもらったように、あなたの傍には、こてつちゃんがいて・・・。」




「大切なお友達と引き離される・・・。そんな辛い事、絶対にさせない!」


「こてつちゃん・・・。」


リリアンの説得は通用せず。その後、リリアンネットを展開するものの、力ずくで破られてしまいます。
そこで、ネットの強度を上げて動きを封じる作戦に出ます。強度アップには時間がかかるため、ワンダフルとフレンディが、リリアンの前にバリアを張って、時間を稼ぎます。
ニャミーもリリアンの防御に加わり、少しして、ネットが完成。今度は、ガオガオーンの動きを止める事ができました。
そして、エターナルキズナシャワー。ガオガオーンは浄化され、こてつに戻りましたが、元気がなく弱っていました。
ここは、ニコの出番。
「ニコニコー!」



「こてつ!」


「良かった・・・。こてつ・・・。」
「ありがとうございます!」


「あら?」

しばらくして・・・、

「猫屋敷さん・・・。」
「知覧さん・・・。あ・・・。私、謝りたくて・・・。あの時は・・・。」


「ううん・・・。今日も、ごめんなさい!」

「無視しちゃったの、わざとじゃなくて・・・。私、集中しちゃうと、周りが見えなくて・・・。本当に気付かなくて・・・。」


「良くないって分かってるけど、どうしようもなくて・・・。」

「あ、ごめんなさい! これ、言い訳だね! あ、あのね!」
「私も、ごめんなさい!」


「え?」
「あの後、猫屋敷さん、話しかけようとしてくれたのに、無視しちゃって・・・。」

「あ、でも、無視したかったんじゃなくて、つい逃げちゃっただけなの! 私、何かしたかも、嫌われたのかもって思ったら、怖くて・・・。」


「知覧さん・・・。仲直り・・・、できるかな?」

「仲直り・・・、したいな・・・。」



「あのね、知覧さん・・・。これ・・・。本当は、去年のお誕生日にあげたかったの・・・。」

「もらってくれる?」
「うん! ありがとう!」


「まゆちゃん!」
「こてつ!」

「どうしたの?」
「途切れた絆が、また結ばれる事もあるんだね・・・。」


「ニッコニコー!」
「そうね・・・。」


今回は、これで終了です。
次回:「動物園の推しアニマル」
アニマルタウンの動物園にやって来たいろは達。
動物達と間近に触れ合う中、いろはは、幼い頃から仲良くしているゾウに会い・・・。
次回予告後にも、劇場版の告知がありましたが、こちらも感想の最後で語ります。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
今回は、まゆがユキの動画をキュアスタに投稿したり、前の学校の友達「知覧友真」と仲直りする話でした。
今話のタイトルには「ニャンフルエンサー」とあったものの、SNS要素は少なめで、まゆと友真の仲直りに重きが置かれていましたが、2人が仲直りしてほしいと、21話感想で願っていた事が実現したのは嬉しかったですね。やっぱ、仲直りは、見応えがあって良いですよ・・・。
また、友真の性格が知れたのも、面白かったところ。
21話を見た時は、まゆより明るめの性格だと思っていたのですが、実は、まゆと同じく、引っ込み思案で、他人に話しかけにくい性格だったのは、驚きでした。所々でまゆのようにテンパってるところを見た時は、頬が緩みましたね。
まゆからすれば、友真はようやくできた友達だと、21話時点では感じていましたが、友真にとっても、まゆはようやくできた友達だったように思います。
それだけに、2人で一緒に過ごした時間は、ものすごく幸せだったと思いますし、あの時のすれ違いにより互いに言葉を交わさず、そして、別れてしまったのは、相当辛かったんじゃないかと思いますね。
まゆは、いろはが積極的に接してくれた事で、アニマルタウンに移ってから早い段階でいろはと友達になり、また、アニマルタウンには動物と親しい住人が多い事も相まって、クラスメイトととも親しくなれましたが、友真の方は・・・。友真の置かれた境遇は変わっておらず、友達を作る事ができないまま、学校生活を送り続けていたのでしょう。
21話の回想を見た時は、まゆは相当ショックを受けていたように思いましたが、実際は友真の方がショックが大きかったんじゃないかと思いますね。
それゆえに、今話で、まゆと仲直りできて良かったと、心底嬉しく感じています。しかも、まゆが転校する前に渡せなかった手作りのハンカチをここで渡してくるとか、最高ですわ・・・。
ついでに、その直前に「仲直り・・・、できるかな?」「仲直り・・・、したいな・・・」と願望的に言い合っていたのも、ポイント高かったです。
互いに自分の失点を謝り合って、本当の気持ちを言い合っていれば、文句なく仲直りできてると思うのですが、そこは、引っ込み思案な性格が影響しちゃってるのでしょう。自分の気持ちを打ち明けたとしても、もしかしたら相手は分かってくれず、嫌われる事には変わらないかも、という考えが働いて、仲直りできたという完結意識には至らなかったのかもしれませんね。
「仲直り・・・、できるかな?」「仲直り・・・、したいな・・・」と言い合った時は、「いや、もう明らかに仲直りしてるから!」とは思いましたが、お互い似た者同士ゆえに、2人とも少し控えめだったのが、味があって良かったな、と感じています。友真の性格を、まゆと同じ引っ込み思案に設定したスタッフ様は、本当に天才だと思います。
あと、「猫屋敷さん」「知覧さん」で呼び合っていたのも意外でした。てっきり、「まゆちゃん」「友真ちゃん」で呼んでいたものだと思ってたんですけどねえ。
これも、引っ込み思案な性格ゆえなのでしょう。下の名前で呼ぼうものなら図々しく思われるんじゃないかと感じて、「猫屋敷さん」「知覧さん」から先には進めなかったんじゃないかと思いますね。
そう思うと、2人とも可愛く感じますね。下の名前で呼び合う事が、プリキュアシリーズにおける友達のありきたりではありますが、名字に「さん」付けで呼び合うのも悪くはないな、と感じました。
また、ユキのまゆへのフォローも見応えありました。ユキがいなければ、まゆと友真の仲直りは100%実現しなかったでしょう。
ユキは、21話の時と比べて、まゆ以外の者達に対する見方が大きく変わったのが、本当に良かったですね。あの時のユキは、まゆに近付いて親しくなろうものなら、いずれまゆを傷付けるかもしれないという考えから、友達を良いものだと思っていませんでしたし。特に、友真の事は、心優しいまゆを裏切って傷付けた悪者だと思っていたでしょう。
それが、Aパートでまゆが「仲直りできるかな? したいな・・・」と言った時に、「きっとできる」と言って、まゆの背中を押してくれたのですから、ユキは他人に対する見方が変わって良かったな、と感動しましたね。まゆが友真の事に気付かず、結果として無視してしまった時にも、諦めずに追いかけて話し合うよう訴えていて、普段クールなユキがあそこまで熱くなるなんて、なんかすごいな、と思いました。
思った事や感じた事を言葉にできるというのも、まゆと友真の仲直りに大いに役立ったでしょう。
友達に対する見方が良い方向に変わったとしても、しゃべれなければ、友真がプリティホリックに来ていた事がまゆに伝わらず、身振り手振りでどうにかしようにも、友真が近くにまで来ていたという考えには至らなかったでしょう。そして、お互い話し合えないまま、今回が終わってたように思います。
そう思うと、ユキがしゃべれて本当に良かったと思いますね。今後も、そう感じる場面が多々訪れるでしょう。それは、こむぎも同じ話。
ニコダイヤの力で、思った事や感じた事を言葉にできるこむぎとユキが、この先言葉を通じてどんな感動をもたらすのか、楽しみですね。
さて、次回は、いろは達が動物園に行く話。どんな内容になるのか想像できず、結末が気になりますね。
さらに・・・、

予告映像に、前作主人公・ソラが映っていたのも気になるところ。という事は、次回はソラが出るっぽい? 次回は、劇場版上映開始直前の回ですので、劇場版の良い宣伝になるでしょう。
ソラは、どんな形で登場するのか? 次回の結末は? 次回は、ストーリーの大筋にかかわらない日常回だと思いますが、目が離せないですね。
本編の感想は以上です。
ここからは、後回しにした劇場版の告知バージョンオープニングなどについて語っていきます。


劇場版の舞台は「ドキドキ♡タヌキングダム」というゲームの世界。ここでは、本来4足歩行のこむぎ、ユキが2足歩行になっています。



この世界では、フレンディ、リリアンは4頭身のデフォルメ姿に。ワンダフル、ニャミーも同様です。
なお、この世界に入ってからは、いろは、まゆは、こむぎ、ユキと離れ離れになっており、再会するまでは試練が待っている模様。再会までには大きなドラマがありそうですね。





こむぎ、ユキは、いろは、まゆと会うために、様々なゲーム対決に挑戦します。

こちらは、「ポンタ」と「ポコタ」。こむぎ達がゲームの世界で出会うタヌキの仲良しブラザーズです。
声役は、お笑いコンビ・ジャルジャルの2人が演じます。ジャルジャルは、だいぶ前から知っていますので、どう演じるのか楽しみですね。

こちらは、ポンタとポコタの親分「ムジナ」。プリキュアの強大な敵として立ちはだかりそうな感じですね。

こちらは「ナツキ」。このゲームを作った女の子であり、この劇場版の最大のキーキャラになりそうです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。