「ひろがるスカイ!プリキュア」全50話を見終えての感想です。
本作も、総評を2つの記事に分けました。こちらは、その後半です。感想字数&画像枚数、大きく思った事について、語っていきます。
前半の記事をご覧になりたい方は、ここからどうぞ。なお、こちらは、前半を飛ばして読んでも差し支えない内容にしていますので、こちらを先に読んでから、前半を読んでいただいても構いません。
1.感想字数&画像枚数
このブログの感想は、他の感想レビューサイトと比べると、字数と掲載画像数がかなり多く、どの程度なのか気になりましたので、全50話の感想について、字数と画像枚数を調べてみました。
まず、本作1話あたりの平均感想字数は、6,497字。前作と比べると、490字も増加しました。
振り返ってみれば、回によっては沢山書いていたと感じていますが、それでも、1話あたりの感想字数が前作よりも500字近くも増えていたのは、驚きですね。27話から45話までの感想は、既に次の回が終わっているため、次回のタイトルとあらすじはカットし、次回について思う事も控えめにしたと思うと尚更です。
こんなに増えた原因は、多くのキャラが魅力的過ぎたからだと思いますね。メインキャラだけでなく、敵キャラ、サブキャラも面白いのばかりだったと感じています。
そのため、「あれも書きたい! これも書きたい!」と思うようになり、回によっては、まとめ部分の感想がかなり厚くなってましたね。火曜0時頃の投稿に間に合わず、水曜0時頃に持ち越した事も、そこそこありました。他のレビューサイトみたく、ささっと書ければいいのですが、そんな器用さは私にはありません・・・。(汗)
次に、今作1話あたりの平均キャプチャー画像数は184枚。こちらは、前作より19枚増えました。
魅力的なキャラが多かったとなれば、映える映像も多くなり、必然、画像キャプチャーも増えましたね。
さて、ここからは、感想字数と画像枚数ランキング。感想字数が多かった10記事、画像枚数が多かった10記事を公表します。
なお、画像枚数は、キャプチャー数にしています。過去感想記事に載せたものはカウントせず、同一記事に同じ画像を複数載せていても、1枚としてカウントしています。
では、公表に入ります。まずは、感想字数から。
【感想字数 ベスト10】
10位 第47話「さよなら一番星! プリンセスのめざめ!」 7,858字
9位 第5話「手と手をつないで! 私たちの新しい技!」 7,885字
8位 第50話(最終話)「無限にひろがる! わたしたちの世界!」 8,025字
7位 第44話「大きなプリンセスと伝説のプリキュア」 8,028字
6位 第7話「ドキドキ! 転校生はヒーローガール!!」 8,095字
5位 第48話「守れヒーロー! みんなの街!」 8,575字
4位 第34話「もんもん! ましろと帰ってきたアイツ」 8,706字
3位 第43話「プリズムシャイン! 心を照らして!」 8,901字
2位 第23話「砕けた夢と、よみがえる力」 8,914字
1位 第49話「キュアスカイと最強の力」 9,239字
前作「デリシャスパーティ」は、最も字数が多かった感想記事でも7,595字だったのですが、本作は、10位がその字数を優に超えてました。それだけ、本作は結構書いたと感じてますね。
物語序盤は、5話と7話がベスト10入り。
5話は、原点回帰の「ふたりはプリキュア」とソラの本質を知れた話でしたので、ベスト10入りは納得なのですが、ソラが学校に通うようになった7話が6位なのが驚き。ギャグ感想はそこそこ多かったですが、それでも、こんなに上位に食い込んじゃうとは思わなかったですね。
ストーリー中盤は、物語前半の山場回23話と、バッタモンダーが約10話ぶりに再登場した34話が5位以内に入りました。
23話は、本格登場したソラの家族や、それまで描かれなかったソラの素の姿、ましろの活躍と、本当に語る事が多かったですね。34話は、久々に登場したバッタモンダーに対するツッコミと、ましろの成長で語りが熱くなりました。
物語終盤ですと、年明け前は、43話、44話がベスト10入り。
43話は、前半の卑劣っぷりが嘘だと思うくらいバッタモンダーがカッコ良かったですので、語る事が多くなりましたね。44話は、過去のスカイランドの出来事を知る話で、物語の核心に触れましたので、語りが熱くなりました。まあ、大半は妄想でしたけど。(笑)
年明け以降の話は、すべてベスト10入りでした。まさかの展開が続きましたので、納得ですね。
続いて、画像枚数のベスト10です。
【画像枚数 ベスト10】
10位 第22話「バッタモンダー最後の秘策!」 209枚
8位 第7話「ドキドキ! 転校生はヒーローガール!!」 215枚
8位 第34話「もんもん! ましろと帰ってきたアイツ」 215枚
7位 第32話「大変身! キュアマジェスティ!!」 227枚
6位 第43話「プリズムシャイン! 心を照らして!」 240枚
5位 第23話「砕けた夢と、よみがえる力」 256枚
3位 第1話「わたしがヒーローガール!? キュアスカイ参上!!」 273枚
3位 第49話「キュアスカイと最強の力」 273枚
2位 第50話(最終話)「無限にひろがる! わたしたちの世界!」 276枚
1位 第31話「新たな脅威! エルちゃんを取り戻せ!」 282枚
物語序盤は、1話と7話がランクイン。1話は当然だと感じていますが、7話は驚きですね。感想字数は6位でしたし、7話って、意外と刺さる話だったんですね。
物語前半の山場回23話は、画像枚数でもベスト5入り。22話も10位に食い込み、23話前後は記憶に残りやすい話だったと思いますね。
キュアマジェスティが登場したあたりも、31話、32話、34話と、3つが10位以内に入りました。
特に、31話は1位でした。アンダーグ帝国の首領の名前が出たり、ラスボスになったスキアヘッドや、キュアマジェスティが登場したり、オープニングの「ふたりはプリキュア」オマージュも出たりと、ストーリー終盤並みの見応えがありました。
物語終盤では、43話、49話、50話がベスト10入り。
43話は、バッタモンダーの意地と、ましろの覚悟がカッコ良かったですので、納得のランクインでしょう。49話、50話は、最終話とその前の話でしたので、まあ当然といったところですね。
2.大きく思った事
本作を見終えて主に思った事をあれこれ語ります。
まず、本作は、「トゥインクル」以来4年ぶりに、1年間何事もなく放映されました。
3作前の「ヒーリングっど」、前々作「トロピカル~ジュ」、前作「デリシャスパーティ」は、緊急事態宣言や東映アニメーション不正アクセスの影響で、1か月以上放送休止となったり、放映期間が1か月程度短くなったりで、話数が45話程度と短くなりましたが、本作は久々に話数短縮はなく50話で終わりました。
「トゥインクル」までのプリキュアシリーズにおいては、1年間正常に放映されて49話程度で終わるのが当たり前の事だったのですが、ここ近年は、その当たり前が実現できなかったと思うと、1年間何事もなく放映される事は、実は素晴らしい事なんだな、と思いますね。何のトラブルもなく1年間本作を放映された事には、本当に感謝しています。
また、本作は、異例づくしの作品だったという印象も強いですね。
まず、主人公のキャラクターカラーが、プリキュアシリーズでは初の青でした。
多くの作品の主人公のキャラクターカラーはピンクであり、女の子受けしやすい色である事が背景にありますが、青、黄色、紫も、多くの「プリキュア」作品で採用されているメジャーカラーであるため、違和感はありませんでした。今後の作品では、黄色や紫がキャラクターカラーの子を主人公に据えてほしいと思いましたね。
異世界人が主人公なのも、プリキュアシリーズでは初めての事でした。
異世界人にとっては、地球の物事の大半は知らない事ばかりで、それは、メイン視聴層の女の子達と同じ事。女の子達と同じ目線で地球の事を知るという意味では、異世界人主人公はアリだったと思いますね。まあ、もう始まっている「わんだふるぷりきゅあ!」では、主人公が犬と、めっちゃ奇抜ですが。(笑)
メインキャラ初の男子プリキュア、成人プリキュアも、本作では登場しましたが、女の子でも通用するキャラ回りだったり、流行に敏感で軽めの性格にした事で、良い感じに、男子、成人の雰囲気を抑えて、多くの視聴者達に受け入れられたように思います。
赤ちゃんがプリキュアになったのも、プリキュアシリーズでは初めてでしたが、本作が終わった今でも「すごい事したよな・・・」と思ってますね。まだ物心ついてない子が変身して、悪者相手に戦うっていうんですからねえ。異例が度を過ぎていて、「すごい」としか言えないですね。
異例といえば、悪役会議がなかった事もですね。過去作では、戦闘シーンの少し前に、敵側が自分達のアジトで、誰かと話し合っているシーンが設けられているのですが、今作は、それがあまりありませんでした。
これは、スタッフ様達が、視聴者が本当に楽しんでいるのか分からない悪役会議を描くよりも、プリキュアの出番を増やした方が良いと考えて、そうしたとの事です。
当ブログのプリキュア感想を振り返ってみると、悪役会議の部分について触れてない事がそこそこにありますので、悪役会議を極端に少なくしたのは、悪い事ではなかったと思っています。本作の1話あたりの平均感想字数や画像枚数の増加は、これも影響してるでしょうね。
また、悪役会議があまり設けられなかった事で、敵側の狙いが読めず、敵組織の不気味さを増させ、先の回での謎解明を一層楽しませる効果もあったと思います。
ただ、良い事づくめという訳ではなく、悪役会議があれば、「悪い事をしているようで実は愉快なところもあり、救済の余地はあるかも・・・」と思うところもあるんですよね。特に、「プリキュア5」のブンビーさんは、悪役会議がなければ、ほぼ確実に1年目退場となってたでしょうし、プリキュアシリーズ随一の神サブキャラにもなってなかったでしょう。
ブンビーさん並みの愉快な敵キャラが今後出てくるとは思っていませんが、今後のプリキュアシリーズでも、適度に悪役会議を設けて、物語の早い段階から敵キャラも面白いのばかりだな、と思わせてほしいですね。本作は、悪役会議があまり設けられなかったものの、それでも、敵キャラは面白いヤツばかりだと感じており、スタッフ様の技量で上手くカバーできたのは流石だと思っています。
あと、コンビものが目立っていたのも、本作の特徴だったと感じています。
まずは、ソラとましろのカップリング「ソラまし」。住む世界が違う上、一方がもう一方の家に同居するという点から、「魔法つかい」のみらリコを思い出し、ハイレベルなカップリングになりそうだと放送開始前から期待してましたね。
で、蓋を開けてみれば、ストーリーの所々で、2人のやりとりに興奮してましたね。特に、第2話にしてお姫様抱っこ、みらリコにはなかった添い寝、「うちのソラちゃん」、「ソラちゃんといえば、ましろちゃん」、お揃い水着、同じクリスマスプレゼントには、「ソラまし、万歳!」と心の中で叫んでました。(笑)
第5話ではすれ違いはあったものの、そこ以外は全然ケンカも口論もなく、それも、ソラましの特徴だったと思います。プリキュアシリーズにおける百合レベルの高いカップリングは、序盤でケンカしているものばかりですので、これは珍しく感じました。
2人とも、互いを思いやる心優しい性格ゆえに、仲が悪くなる事はまったくなかったように思いますね。最初から最後まで2人で仲良くキャッキャッウフフしてくれたのは、良い清涼剤になりました!
また、互いに対する呼び名が最後まで変わらなかったのも、ソラましの特徴だったと思いますね。1人目のプリキュア、2人目のプリキュアについては、幼なじみ関係になければ、第10話までに互いの呼び名が変わるのが当たり前であり、そこがプリキュアシリーズの面白いところではあるのですが、ソラとましろは、その例に当てはまりませんでした。
ソラにとって、ましろは、知らない世界へワープした自分に対して優しく接してくれてた存在。さらに、一度はヒーローになる事を諦め、黙ってましろから離れた自分を、なおもヒーローだと言ってくれた大切な存在。
ソラからすれば、ましろは、尊敬すべき人でヒーローのような存在であり、たとえ同い年の友達であっても、呼び捨てにする事や、「ちゃん」付けで呼ぶ事は、恐れ多いと感じていたのでしょう。だから、最後まで「ましろさん」と呼び続けたんじゃないかと思いますね。
一方、ましろからすれば、ソラは紛れもないヒーローだけど、その前に、同い年の友達であり、1人の女の子。だから、最後まで「ソラちゃん」で通したと思いますね。
互いに対する呼び名は変わらず、ケンカもしませんでしたが、この2人はそれで良かったと感じています。ソラましは、「スプラッシュスター」の咲舞や、「スイート」のひびかなに匹敵する至高のカップリングだったと思いますね。
続いては、ツバサとあげはのカップリング「あげツバ」。年齢差が6歳もある男女間カップリングという事で、ソラましよりもぶっ刺さった方は多いでしょう。
いつも仲良しのソラましと異なり、ツバサが、あげはのマイペースに振り回されてばかりで、初めのうちは難ありなところがありましたが、少しずつ、あげはの努力を認めていくようになるのが良いんですよね。物語後半では、ツバサがあげはの考えを理解した上で、適切な言葉をかけたり、行動をとったりするのが見所でした。
タイタニックレインボーは、ツバサがプニバード形態になるところにズッコケはしましたが(笑)、2人にとっての最高で最強の技だったと思います。私的には、ソラましの方が見応えがありましたが、あげツバも、なかなか良いカップリングだったと感じています。
長くなりましたが、総評記事後半は、これで終わりです。本作も、心ゆくまで作品を楽しむ事ができ、そして、最後まで感想を書く事ができて、本当に満足です!
本作の制作に携わった皆様、ありがとうございました!! そして、お疲れ様でした!!
「わんだふるぷりきゅあ!」も、すごく面白い作品になると信じています! これからも頑張って下さい!!
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本作も、総評を2つの記事に分けました。こちらは、その後半です。感想字数&画像枚数、大きく思った事について、語っていきます。
前半の記事をご覧になりたい方は、ここからどうぞ。なお、こちらは、前半を飛ばして読んでも差し支えない内容にしていますので、こちらを先に読んでから、前半を読んでいただいても構いません。
1.感想字数&画像枚数
このブログの感想は、他の感想レビューサイトと比べると、字数と掲載画像数がかなり多く、どの程度なのか気になりましたので、全50話の感想について、字数と画像枚数を調べてみました。
まず、本作1話あたりの平均感想字数は、6,497字。前作と比べると、490字も増加しました。
振り返ってみれば、回によっては沢山書いていたと感じていますが、それでも、1話あたりの感想字数が前作よりも500字近くも増えていたのは、驚きですね。27話から45話までの感想は、既に次の回が終わっているため、次回のタイトルとあらすじはカットし、次回について思う事も控えめにしたと思うと尚更です。
こんなに増えた原因は、多くのキャラが魅力的過ぎたからだと思いますね。メインキャラだけでなく、敵キャラ、サブキャラも面白いのばかりだったと感じています。
そのため、「あれも書きたい! これも書きたい!」と思うようになり、回によっては、まとめ部分の感想がかなり厚くなってましたね。火曜0時頃の投稿に間に合わず、水曜0時頃に持ち越した事も、そこそこありました。他のレビューサイトみたく、ささっと書ければいいのですが、そんな器用さは私にはありません・・・。(汗)
次に、今作1話あたりの平均キャプチャー画像数は184枚。こちらは、前作より19枚増えました。
魅力的なキャラが多かったとなれば、映える映像も多くなり、必然、画像キャプチャーも増えましたね。
さて、ここからは、感想字数と画像枚数ランキング。感想字数が多かった10記事、画像枚数が多かった10記事を公表します。
なお、画像枚数は、キャプチャー数にしています。過去感想記事に載せたものはカウントせず、同一記事に同じ画像を複数載せていても、1枚としてカウントしています。
では、公表に入ります。まずは、感想字数から。
【感想字数 ベスト10】
10位 第47話「さよなら一番星! プリンセスのめざめ!」 7,858字
9位 第5話「手と手をつないで! 私たちの新しい技!」 7,885字
8位 第50話(最終話)「無限にひろがる! わたしたちの世界!」 8,025字
7位 第44話「大きなプリンセスと伝説のプリキュア」 8,028字
6位 第7話「ドキドキ! 転校生はヒーローガール!!」 8,095字
5位 第48話「守れヒーロー! みんなの街!」 8,575字
4位 第34話「もんもん! ましろと帰ってきたアイツ」 8,706字
3位 第43話「プリズムシャイン! 心を照らして!」 8,901字
2位 第23話「砕けた夢と、よみがえる力」 8,914字
1位 第49話「キュアスカイと最強の力」 9,239字
前作「デリシャスパーティ」は、最も字数が多かった感想記事でも7,595字だったのですが、本作は、10位がその字数を優に超えてました。それだけ、本作は結構書いたと感じてますね。
物語序盤は、5話と7話がベスト10入り。
5話は、原点回帰の「ふたりはプリキュア」とソラの本質を知れた話でしたので、ベスト10入りは納得なのですが、ソラが学校に通うようになった7話が6位なのが驚き。ギャグ感想はそこそこ多かったですが、それでも、こんなに上位に食い込んじゃうとは思わなかったですね。
ストーリー中盤は、物語前半の山場回23話と、バッタモンダーが約10話ぶりに再登場した34話が5位以内に入りました。
23話は、本格登場したソラの家族や、それまで描かれなかったソラの素の姿、ましろの活躍と、本当に語る事が多かったですね。34話は、久々に登場したバッタモンダーに対するツッコミと、ましろの成長で語りが熱くなりました。
物語終盤ですと、年明け前は、43話、44話がベスト10入り。
43話は、前半の卑劣っぷりが嘘だと思うくらいバッタモンダーがカッコ良かったですので、語る事が多くなりましたね。44話は、過去のスカイランドの出来事を知る話で、物語の核心に触れましたので、語りが熱くなりました。まあ、大半は妄想でしたけど。(笑)
年明け以降の話は、すべてベスト10入りでした。まさかの展開が続きましたので、納得ですね。
続いて、画像枚数のベスト10です。
【画像枚数 ベスト10】
10位 第22話「バッタモンダー最後の秘策!」 209枚
8位 第7話「ドキドキ! 転校生はヒーローガール!!」 215枚
8位 第34話「もんもん! ましろと帰ってきたアイツ」 215枚
7位 第32話「大変身! キュアマジェスティ!!」 227枚
6位 第43話「プリズムシャイン! 心を照らして!」 240枚
5位 第23話「砕けた夢と、よみがえる力」 256枚
3位 第1話「わたしがヒーローガール!? キュアスカイ参上!!」 273枚
3位 第49話「キュアスカイと最強の力」 273枚
2位 第50話(最終話)「無限にひろがる! わたしたちの世界!」 276枚
1位 第31話「新たな脅威! エルちゃんを取り戻せ!」 282枚
物語序盤は、1話と7話がランクイン。1話は当然だと感じていますが、7話は驚きですね。感想字数は6位でしたし、7話って、意外と刺さる話だったんですね。
物語前半の山場回23話は、画像枚数でもベスト5入り。22話も10位に食い込み、23話前後は記憶に残りやすい話だったと思いますね。
キュアマジェスティが登場したあたりも、31話、32話、34話と、3つが10位以内に入りました。
特に、31話は1位でした。アンダーグ帝国の首領の名前が出たり、ラスボスになったスキアヘッドや、キュアマジェスティが登場したり、オープニングの「ふたりはプリキュア」オマージュも出たりと、ストーリー終盤並みの見応えがありました。
物語終盤では、43話、49話、50話がベスト10入り。
43話は、バッタモンダーの意地と、ましろの覚悟がカッコ良かったですので、納得のランクインでしょう。49話、50話は、最終話とその前の話でしたので、まあ当然といったところですね。
2.大きく思った事
本作を見終えて主に思った事をあれこれ語ります。
まず、本作は、「トゥインクル」以来4年ぶりに、1年間何事もなく放映されました。
3作前の「ヒーリングっど」、前々作「トロピカル~ジュ」、前作「デリシャスパーティ」は、緊急事態宣言や東映アニメーション不正アクセスの影響で、1か月以上放送休止となったり、放映期間が1か月程度短くなったりで、話数が45話程度と短くなりましたが、本作は久々に話数短縮はなく50話で終わりました。
「トゥインクル」までのプリキュアシリーズにおいては、1年間正常に放映されて49話程度で終わるのが当たり前の事だったのですが、ここ近年は、その当たり前が実現できなかったと思うと、1年間何事もなく放映される事は、実は素晴らしい事なんだな、と思いますね。何のトラブルもなく1年間本作を放映された事には、本当に感謝しています。
また、本作は、異例づくしの作品だったという印象も強いですね。
まず、主人公のキャラクターカラーが、プリキュアシリーズでは初の青でした。
多くの作品の主人公のキャラクターカラーはピンクであり、女の子受けしやすい色である事が背景にありますが、青、黄色、紫も、多くの「プリキュア」作品で採用されているメジャーカラーであるため、違和感はありませんでした。今後の作品では、黄色や紫がキャラクターカラーの子を主人公に据えてほしいと思いましたね。
異世界人が主人公なのも、プリキュアシリーズでは初めての事でした。
異世界人にとっては、地球の物事の大半は知らない事ばかりで、それは、メイン視聴層の女の子達と同じ事。女の子達と同じ目線で地球の事を知るという意味では、異世界人主人公はアリだったと思いますね。まあ、もう始まっている「わんだふるぷりきゅあ!」では、主人公が犬と、めっちゃ奇抜ですが。(笑)
メインキャラ初の男子プリキュア、成人プリキュアも、本作では登場しましたが、女の子でも通用するキャラ回りだったり、流行に敏感で軽めの性格にした事で、良い感じに、男子、成人の雰囲気を抑えて、多くの視聴者達に受け入れられたように思います。
赤ちゃんがプリキュアになったのも、プリキュアシリーズでは初めてでしたが、本作が終わった今でも「すごい事したよな・・・」と思ってますね。まだ物心ついてない子が変身して、悪者相手に戦うっていうんですからねえ。異例が度を過ぎていて、「すごい」としか言えないですね。
異例といえば、悪役会議がなかった事もですね。過去作では、戦闘シーンの少し前に、敵側が自分達のアジトで、誰かと話し合っているシーンが設けられているのですが、今作は、それがあまりありませんでした。
これは、スタッフ様達が、視聴者が本当に楽しんでいるのか分からない悪役会議を描くよりも、プリキュアの出番を増やした方が良いと考えて、そうしたとの事です。
当ブログのプリキュア感想を振り返ってみると、悪役会議の部分について触れてない事がそこそこにありますので、悪役会議を極端に少なくしたのは、悪い事ではなかったと思っています。本作の1話あたりの平均感想字数や画像枚数の増加は、これも影響してるでしょうね。
また、悪役会議があまり設けられなかった事で、敵側の狙いが読めず、敵組織の不気味さを増させ、先の回での謎解明を一層楽しませる効果もあったと思います。
ただ、良い事づくめという訳ではなく、悪役会議があれば、「悪い事をしているようで実は愉快なところもあり、救済の余地はあるかも・・・」と思うところもあるんですよね。特に、「プリキュア5」のブンビーさんは、悪役会議がなければ、ほぼ確実に1年目退場となってたでしょうし、プリキュアシリーズ随一の神サブキャラにもなってなかったでしょう。
ブンビーさん並みの愉快な敵キャラが今後出てくるとは思っていませんが、今後のプリキュアシリーズでも、適度に悪役会議を設けて、物語の早い段階から敵キャラも面白いのばかりだな、と思わせてほしいですね。本作は、悪役会議があまり設けられなかったものの、それでも、敵キャラは面白いヤツばかりだと感じており、スタッフ様の技量で上手くカバーできたのは流石だと思っています。
あと、コンビものが目立っていたのも、本作の特徴だったと感じています。
まずは、ソラとましろのカップリング「ソラまし」。住む世界が違う上、一方がもう一方の家に同居するという点から、「魔法つかい」のみらリコを思い出し、ハイレベルなカップリングになりそうだと放送開始前から期待してましたね。
で、蓋を開けてみれば、ストーリーの所々で、2人のやりとりに興奮してましたね。特に、第2話にしてお姫様抱っこ、みらリコにはなかった添い寝、「うちのソラちゃん」、「ソラちゃんといえば、ましろちゃん」、お揃い水着、同じクリスマスプレゼントには、「ソラまし、万歳!」と心の中で叫んでました。(笑)
第5話ではすれ違いはあったものの、そこ以外は全然ケンカも口論もなく、それも、ソラましの特徴だったと思います。プリキュアシリーズにおける百合レベルの高いカップリングは、序盤でケンカしているものばかりですので、これは珍しく感じました。
2人とも、互いを思いやる心優しい性格ゆえに、仲が悪くなる事はまったくなかったように思いますね。最初から最後まで2人で仲良くキャッキャッウフフしてくれたのは、良い清涼剤になりました!
また、互いに対する呼び名が最後まで変わらなかったのも、ソラましの特徴だったと思いますね。1人目のプリキュア、2人目のプリキュアについては、幼なじみ関係になければ、第10話までに互いの呼び名が変わるのが当たり前であり、そこがプリキュアシリーズの面白いところではあるのですが、ソラとましろは、その例に当てはまりませんでした。
ソラにとって、ましろは、知らない世界へワープした自分に対して優しく接してくれてた存在。さらに、一度はヒーローになる事を諦め、黙ってましろから離れた自分を、なおもヒーローだと言ってくれた大切な存在。
ソラからすれば、ましろは、尊敬すべき人でヒーローのような存在であり、たとえ同い年の友達であっても、呼び捨てにする事や、「ちゃん」付けで呼ぶ事は、恐れ多いと感じていたのでしょう。だから、最後まで「ましろさん」と呼び続けたんじゃないかと思いますね。
一方、ましろからすれば、ソラは紛れもないヒーローだけど、その前に、同い年の友達であり、1人の女の子。だから、最後まで「ソラちゃん」で通したと思いますね。
互いに対する呼び名は変わらず、ケンカもしませんでしたが、この2人はそれで良かったと感じています。ソラましは、「スプラッシュスター」の咲舞や、「スイート」のひびかなに匹敵する至高のカップリングだったと思いますね。
続いては、ツバサとあげはのカップリング「あげツバ」。年齢差が6歳もある男女間カップリングという事で、ソラましよりもぶっ刺さった方は多いでしょう。
いつも仲良しのソラましと異なり、ツバサが、あげはのマイペースに振り回されてばかりで、初めのうちは難ありなところがありましたが、少しずつ、あげはの努力を認めていくようになるのが良いんですよね。物語後半では、ツバサがあげはの考えを理解した上で、適切な言葉をかけたり、行動をとったりするのが見所でした。
タイタニックレインボーは、ツバサがプニバード形態になるところにズッコケはしましたが(笑)、2人にとっての最高で最強の技だったと思います。私的には、ソラましの方が見応えがありましたが、あげツバも、なかなか良いカップリングだったと感じています。
長くなりましたが、総評記事後半は、これで終わりです。本作も、心ゆくまで作品を楽しむ事ができ、そして、最後まで感想を書く事ができて、本当に満足です!
本作の制作に携わった皆様、ありがとうございました!! そして、お疲れ様でした!!
「わんだふるぷりきゅあ!」も、すごく面白い作品になると信じています! これからも頑張って下さい!!
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