Msk-Mtnのブログ

プリキュアについて熱く語る一独身男性のブログ

魔法つかいプリキュア! 第48話感想

2017年01月16日 | 魔法つかいプリキュア!
 「魔法つかいプリキュア!」第48話「終わりなき混沌! デウスマストの世界!!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 前話の続きです。みらい達が自宅の玄関を出ると・・・、
 

「魔法界が・・・、こっちに来ちゃった!?」
 みらいとことはは互いの頬を、モフルンは自分の頬をつねりますが・・・、
『痛ーい!』
「夢じゃないモフ!」
 
 その後、ジュン、エミリー、ケイの3人がホウキに乗ってやって来ました。それも、まゆみとかなも一緒に。


~ Aパート ~
 そんな中、地球を暗雲が覆っていました。
 これこそ、終わりなき混沌の始まりだとか。

 ジュン達3人が、まゆみ、かなと一緒なのは、近くで偶然出会い、一緒に遊ぼうという話になったため。
 すぐに、壮太とゆうともやって来ました。2人ともサッカーの練習をしようとしていましたが、ジュン達と遊ぶ事を決めました。
「ねえ、何しようか?」
「ホウキで競走とか?」
「それって最高過ぎ!」
「いいね! 魔法のホウキで競走!」
 まゆみとかなが魔法を自然と受けて入れている事に疑問のみらい。しかし、まゆみとかなは、特に驚くような事じゃないと返します。
 直後、みらいは、魔法を使って、ネコをしゃべらせましたが、まゆみ、かな、壮太、ゆうとは、信じられないような表情をする事なく、みらいの魔法の腕を称えます。

 その後、ジュンは、ヘリと競走しようと提案しましたが、そこに、高木先生がやって来ました。
「魔法は・・・、ルールを守って安全にな!」
 ・・・と、高木先生まで、魔法という概念がこの世界に存在しているかのように話します。
「みんな、まるで当たり前のように、一緒にいて、魔法まで・・・。」
 
「ひょっとして・・・、まさか、混沌って・・・、こういう事・・・?」
 直後、不穏な空気を感じるみらい、ことは、リコ。
「うん。もうここまで押し寄せてる。混沌が・・・。」
「でも・・・、止めてくれている。一生懸命に、世界が飲み込まれる手前で・・・。」
 
 すぐに、みらい達は、ジュン達と別れ、魔法のホウキである場所に向かいました。

 その頃、デウスマストに吸収されたベニーギョは、オルーバを目にしました。
「混沌・・・。」
「オルーバ! いや・・・、我らがデウスマスト。」
 
「かつて、我は、この地を混沌に変えるべく、力を放った。眷属とは、その力が形を持った、いわば分身。」
 
「ゆえに、眷属への封印は、我自身に影響を及ぼし、目覚めの枷になっていた。」
「なるほど・・・。」
 
「すべての封印が解けた今、我が力は完全となり、この地のすべてを飲み込む・・・。しかし・・・、」
「抗う者が・・・。」
 

 しばらくして、みらい達は、魔法学校の校長の元に。魔法界とナシマホウ界がくっついたこの現状が混沌だと、報告しました。
 ほとんどの人達がこの事態を自然と受け入れている中で、みらい達が影響を受けていないのは、リンクルストーンの力によるものだと、校長とリアンは分析。また、現状を自然と受け入れているのは、何か懐かしいものに守られているからかもしれないと、校長は言います。

 そんな中、デウスマストサイドは・・・、
「なるほど・・・。」
「どうりで気付かぬ訳だ・・・。」
「ああ、結局ずっとそこにいた訳・・・。マザーラパーパ。」
 


「かつて我を退けた存在。まさか、これほどみずぼらしい姿になっていようとは・・・。」
「それでも抗うか。残る力で。」
「だが・・・、もう持つまい・・・。」

 

 少しして、リンクルスマホンが光りました。
「聞こえる・・・。スマホンに示された声・・・。」
「大昔、何もかも秩序なく混ざり合う混沌の世界だけがあって、ある時、それは、あふれる星々になって、宇宙が始まった。」

「でも、その片隅で、宇宙に生まれ変わらないまま残った混沌。それがデウスマスト。」
「星々を飲み込む渦となったデウスマストは、やがて気付いた。宇宙の誕生を越えた奇跡、無限の可能性を持つ、『生命
(いのち)』という存在に。」
「沢山の生命、それを生み出す大地。それをみんな混ぜ合わせて、ただの巨大なエネルギーの塊にして、すべてを混沌に変える力にしようとした。」
 
「ふむ。マザーラパーパは、それを退け・・・、」
「太陽の中に押し込めた。だけど、デウスマストは戻ってきた。太陽まで飲み込んで。2つになった世界を自分のものにするために。」

 ドンドン花や、ぴーかんミカンが育たなかったのは、そのせいです。
「大きな力は失っても、残った心は見守ってくれていた。私達を・・・、ずっと・・・。」
 
 みらいは、混沌を追い払おうと意気込みます。そうすれば、皆助かりますが・・・、
「世界が、元のように戻らぬかもしれぬ・・・、と・・・。」
 
 それは、一体どういう事なのか?
「こちらを魔法界。そして、こちらをナシマホウ界としよう。今、異なる2つの世界が、混沌の力で、無理やり混ぜ合わされようとしているのであれば、もし元凶を退けられたとしても、それほど強大な力から解放された時の反動は計り知れぬ・・・。」

 これが現状。もし、デウスマストを倒せば・・・、

 このように、2つの世界が大きく反発し合うおそれが。
「それぞれの世界が無事で済むかどうか危ういが、ただ間違いなく、2つの世界は、どこまでも引き離される事になろう・・・。我々の持つ術でも、行き来は・・・。」
 


~ Bパート ~
「生命あふれるこの地は・・・、」
「混沌に染まりし時。」
 
「秩序を無に帰す力が・・・、」
「飲まれよ・・・。我、終わりなき混沌に。」

 

 地球が暗雲に覆われ、不安を抱く人達。

 そんな中、みらい達は・・・、
「みんな覚えてる? ずっと前みんなで見た夕日。とっても綺麗だった・・・。」

 
「はーちゃん・・・。」
「夕日が沈んだら、みんなお家に帰る時間。でも、新しい朝が・・・、明日がくれば・・・、」

「また会える・・・。夕日が綺麗なのは、そう信じてるから・・・。」
 
「どうなるかなんて、今は迷ってちゃダメ! 取り戻さなきゃ! 私達の・・・、みんなの夕日!」
 


「ここから先の運命は、私にも・・・。ですが・・・。」
「そうじゃな・・・。ワシらも、できる事をせねばな・・・。」

 
 そして、校長は、世界中の人々に呼びかけました。
「この不穏な空気、皆、痛く不安を抱いている事であろう。世界は今、悪しき力に飲み込まれようとしている。」
 
「だが、恐れる事はない。我々には、希望が残されている。伝説より生まれ、そして、伝説を越え、奇跡の光で世界を照らす者達。」
「大丈夫じゃ・・・。必ず明日は来る。今は、しばしの別れ。皆、また会える事を信じて。」
 

 

 
「思いを託そう。彼女達、魔法つかいプリキュアに・・・。」
 

 

「飲まれよ・・・。すべては混沌に・・・。」
 
 ちょうどその時、地球から、強大な光が放たれました。

 
「まだ抗うか・・・。」
「私達という生命が残っている限り、すべてが混沌に飲み込まれた事にならない! あなたを追い払えば、まだ世界は救える!」
 
「だから!」
『私達は! 絶対、諦めない!』


 

 そして、みらい達は変身します。ミラクルとマジカルは、ダイヤスタイルに。

「プリキュア・・・。ラパーパの加護なき者。もはや、恐るるに足りぬ!」
「いいえ! ラパーパの意志は、私の中に!」

 
 直後、ミラクル達は、デウスマストの攻撃を打ち払います。
 しかし、デウスマストを手を休める事なく攻撃してきます。そこで、リンクルステッキやフラワーエコーワンド、リンクルストーンの力を使って対処。
 とはいえ、デウスマストの強大な力に、やがて押されてしまいます。

 それでも、プリキュアは諦めません。
「私の力は、ラパーパから受け継いだものだけじゃない・・・。みんながくれた優しさ、そして、愛情・・・。」

 

「そのすべてが、私の力!」

「本当は、ちょっぴり嬉しかった。2つの世界のみんなが、あんな風に仲良く笑顔になれる世界。」
「でも!」

「それは、ただ待ってて手に入れるものじゃないわ!」
 
「そう・・・。自分達の力でいつか。そのために明日を、必ず守ってみせます!」

 直後、デウスマストは、地球を飲み込もうと力を強めました。
 しかし・・・、
「混ざり合って・・・、」
「1つになるだなんて・・・。」
「生命の輝きは、それぞれ違う・・・。1つとして、同じものはありません!」
 

 
「性格も考え方も違って、ケンカする事もある・・・。だけど!」
「私は私で、その隣に誰かがいてくれる・・・。それが何よりも素敵なの・・・。手を取り合って繋がれる誰かが!」
 
「みんなが!」

『私達に力をくれる!』
 


「リンクルストーン。それは、ラパーパが残した力。」
「すべての命への恵み。」
 
「そして、母なる愛。」
「彼女達の出会いが、12の光を世界に灯した。その輝ける意思を・・・。」
「思いを、今!」

 
「ダイヤ!」
「エメラルド!」
『ミトメール!』
 2つの精霊がレインボーキャリッジの中に入りました。そして、魔法陣が完成。

 今回は、これで終了です。


 エンディングの後半部分は、前話と違うものに。海が背景の8月バージョンでした。
 やはり、今月は、1回ごとに変わるんですね。そして、一番お気に入りの8月バージョンktkr!
 このバージョンは、後半の出だしはプリキュア3人のアップと、夕暮れの海から感じる神秘性が良いですね。特に、「夕日」は今回のキーワードになっていたと思うと、良いものをチョイスしたと思います。(もしかしたら、朝日かもしれませんが・・・(汗))



次回:「さよなら・・・魔法つかい! 奇跡の魔法よ、もう一度!
 プリキュア達の強い思いにより、レインボーキャリッジに太陽の魔法陣が完成しました。
 3人は手を繋ぎ合い、デウスマストに立ち向かいます。たとえ、デウスマストを倒した後に、ナシマホウ界と魔法界が遠く離れてしまっても・・・。
 ミラクル、マジカル、フェリーチェ、モフルンが手を繋いで、思いを一つにした時、奇跡の力が起きました。それは、一体何なのか!?


 今回も、次回予告直後に、次回作「キラキラ☆プリキュアアラモード」の告知がありました。今回は、主人公の変身前の姿が長く映ってましたね。
 次回作の主人公「宇佐美いちか」。スイーツが大好きで、明るく活発な子。
 見た目が幼く活発そうなのは、みらいに似てますね。ツインテールなのも、良い可愛さを演出していると思います。
 
 
 そして、この変顔である(笑)。っていうか、身体細いなあ。これ、お菓子ばかり食べていて、まったく肉食べてないのでは?(笑)


 今回のエンドカード
 左から右に進むにつれ、みらいの背丈が大きくなっているあたり、過去、今、未来を描いてそうですね。
 左は、モフルンとの思い出が濃い幼少時代。つまり、過去。真ん中は、リコ、ことはとも一緒で、モフルンともおしゃべりできる今。
 そして、未来を示す右が、みらい1人だけしか描かれていないという事は・・・。


【まとめ】
 デウスマストの力により、魔法界とナシマホウ界が強制的に1つにされ、そのまま混沌に飲まれようとされましたが、魔法つかいプリキュアがそれに抗い、レインボーキャリッジの魔法陣が完成しました。

 さて、今回のポイントは、「1人1人の性格や価値観は、それぞれ違って、それぞれ良い」でしょうか。
 Bパートでマジカルやフェリーチェが言っていたように、1人1人の性格や価値観は皆違っており、誰かとまったく同じなんて事はありません。
 そんな私達が、ある共同体で共生していくとなったら、それは大変な事。他者と何かしらの性格や価値観が違うのですから、どこか妥協点を見つけ、譲り合いの精神を見せなければ、共同体から排除されるでしょうからね。

 しかし、互いの価値観の違いは、たいてい論争が起こるもの。これが国同士の対立であれば、戦争を引き起こす事だってあります。
 1人1人の性格や価値観の違いが、そういった事態を引き起こすのであれば、いっその事、その違いを排除し、絶対的な力の下で、性格や価値観を一元化するのが合理的なのかもしれません。

 ですが、それで生み出されるのは、人々の反発でしょう。個々の性格や価値観が排除された結果、自由が通用しなくなってしまうのですから。
 しかし、自分達を押さえつけているものに抗おうにも、その力はあまりにも強大ゆえ、1人だけでは押し返せるものではありません。そして、何もできずに、人々は絶望に陥り、共同体は埋没する。それが真の「混沌」なのでしょう。

 だけど、人間は基本、利他的にできていて、思ったよりも強いもの。性格や価値観の違いから、論争を引き起こす事はありますが、たいていは、他者の性格や価値観を尊重する方向に動くものなんですよね。
 そして、自分の個性は活かされたまま、互いに手を取り合い、絆を深め、その連続で、共同体を強めていく。それが、本当の意味で「1つになる」という事であり、45話でフェリーチェが言っていた「想像を超えた力」なのでしょうね。
 だからこそ、1人1人の性格や価値観は、それぞれ良いのだと思いますね。

 さて、みらい、リコ、ことは、モフルンの「魔法」を通じた奇跡的の出会いも、残り2話で終焉の時を迎えます。
 物語中盤から多くの回で主張されてきた「ずっと一緒に」が一転して、デウスマストを倒すと同時に「別れ」となりそうな流れとなりましたが、本当にそうなってしまうのか? それとも、今後も一緒にいられる、奇跡の「魔法」が起きるのか?
 あと2週間足らずで今作が終わり、みらい達と別れるのは寂しいものではありますが、だからと言って、悲観的になっていては、明日を取り戻すために必死なみらい達に失礼なもの。私も、みらい達と同じように、明日に向けて「今」を精一杯頑張り、そして、残り2話を熱く視聴していきたいと思います。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« プリパラ 第129話感想 | トップ | プリパラ 第130話感想 »
最新の画像もっと見る

魔法つかいプリキュア!」カテゴリの最新記事