「魔法つかいプリキュア!」第48話「終わりなき混沌! デウスマストの世界!!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。みらい達が自宅の玄関を出ると・・・、
「魔法界が・・・、こっちに来ちゃった!?」
みらいとことはは互いの頬を、モフルンは自分の頬をつねりますが・・・、
『痛ーい!』
「夢じゃないモフ!」
その後、ジュン、エミリー、ケイの3人がホウキに乗ってやって来ました。それも、まゆみとかなも一緒に。
~ Aパート ~
そんな中、地球を暗雲が覆っていました。
これこそ、終わりなき混沌の始まりだとか。
ジュン達3人が、まゆみ、かなと一緒なのは、近くで偶然出会い、一緒に遊ぼうという話になったため。
すぐに、壮太とゆうともやって来ました。2人ともサッカーの練習をしようとしていましたが、ジュン達と遊ぶ事を決めました。
「ねえ、何しようか?」
「ホウキで競走とか?」
「それって最高過ぎ!」
「いいね! 魔法のホウキで競走!」
まゆみとかなが魔法を自然と受けて入れている事に疑問のみらい。しかし、まゆみとかなは、特に驚くような事じゃないと返します。
直後、みらいは、魔法を使って、ネコをしゃべらせましたが、まゆみ、かな、壮太、ゆうとは、信じられないような表情をする事なく、みらいの魔法の腕を称えます。
その後、ジュンは、ヘリと競走しようと提案しましたが、そこに、高木先生がやって来ました。
「魔法は・・・、ルールを守って安全にな!」
・・・と、高木先生まで、魔法という概念がこの世界に存在しているかのように話します。
「みんな、まるで当たり前のように、一緒にいて、魔法まで・・・。」
「ひょっとして・・・、まさか、混沌って・・・、こういう事・・・?」
直後、不穏な空気を感じるみらい、ことは、リコ。
「うん。もうここまで押し寄せてる。混沌が・・・。」
「でも・・・、止めてくれている。一生懸命に、世界が飲み込まれる手前で・・・。」
すぐに、みらい達は、ジュン達と別れ、魔法のホウキである場所に向かいました。
その頃、デウスマストに吸収されたベニーギョは、オルーバを目にしました。
「混沌・・・。」
「オルーバ! いや・・・、我らがデウスマスト。」
「かつて、我は、この地を混沌に変えるべく、力を放った。眷属とは、その力が形を持った、いわば分身。」
「ゆえに、眷属への封印は、我自身に影響を及ぼし、目覚めの枷になっていた。」
「なるほど・・・。」
「すべての封印が解けた今、我が力は完全となり、この地のすべてを飲み込む・・・。しかし・・・、」
「抗う者が・・・。」
しばらくして、みらい達は、魔法学校の校長の元に。魔法界とナシマホウ界がくっついたこの現状が混沌だと、報告しました。
ほとんどの人達がこの事態を自然と受け入れている中で、みらい達が影響を受けていないのは、リンクルストーンの力によるものだと、校長とリアンは分析。また、現状を自然と受け入れているのは、何か懐かしいものに守られているからかもしれないと、校長は言います。
そんな中、デウスマストサイドは・・・、
「なるほど・・・。」
「どうりで気付かぬ訳だ・・・。」
「ああ、結局ずっとそこにいた訳・・・。マザーラパーパ。」
「かつて我を退けた存在。まさか、これほどみずぼらしい姿になっていようとは・・・。」
「それでも抗うか。残る力で。」
「だが・・・、もう持つまい・・・。」
少しして、リンクルスマホンが光りました。
「聞こえる・・・。スマホンに示された声・・・。」
「大昔、何もかも秩序なく混ざり合う混沌の世界だけがあって、ある時、それは、あふれる星々になって、宇宙が始まった。」
「星々を飲み込む渦となったデウスマストは、やがて気付いた。宇宙の誕生を越えた奇跡、無限の可能性を持つ、『生命(いのち)』という存在に。」
「沢山の生命、それを生み出す大地。それをみんな混ぜ合わせて、ただの巨大なエネルギーの塊にして、すべてを混沌に変える力にしようとした。」
「ふむ。マザーラパーパは、それを退け・・・、」
「太陽の中に押し込めた。だけど、デウスマストは戻ってきた。太陽まで飲み込んで。2つになった世界を自分のものにするために。」
ドンドン花や、ぴーかんミカンが育たなかったのは、そのせいです。
「大きな力は失っても、残った心は見守ってくれていた。私達を・・・、ずっと・・・。」
みらいは、混沌を追い払おうと意気込みます。そうすれば、皆助かりますが・・・、
「世界が、元のように戻らぬかもしれぬ・・・、と・・・。」
それは、一体どういう事なのか?
「こちらを魔法界。そして、こちらをナシマホウ界としよう。今、異なる2つの世界が、混沌の力で、無理やり混ぜ合わされようとしているのであれば、もし元凶を退けられたとしても、それほど強大な力から解放された時の反動は計り知れぬ・・・。」
~ Bパート ~
「生命あふれるこの地は・・・、」
「混沌に染まりし時。」
「秩序を無に帰す力が・・・、」
「飲まれよ・・・。我、終わりなき混沌に。」
地球が暗雲に覆われ、不安を抱く人達。
そんな中、みらい達は・・・、
「みんな覚えてる? ずっと前みんなで見た夕日。とっても綺麗だった・・・。」
「はーちゃん・・・。」
「夕日が沈んだら、みんなお家に帰る時間。でも、新しい朝が・・・、明日がくれば・・・、」
「また会える・・・。夕日が綺麗なのは、そう信じてるから・・・。」
「どうなるかなんて、今は迷ってちゃダメ! 取り戻さなきゃ! 私達の・・・、みんなの夕日!」
「ここから先の運命は、私にも・・・。ですが・・・。」
「そうじゃな・・・。ワシらも、できる事をせねばな・・・。」
そして、校長は、世界中の人々に呼びかけました。
「この不穏な空気、皆、痛く不安を抱いている事であろう。世界は今、悪しき力に飲み込まれようとしている。」
「だが、恐れる事はない。我々には、希望が残されている。伝説より生まれ、そして、伝説を越え、奇跡の光で世界を照らす者達。」
「大丈夫じゃ・・・。必ず明日は来る。今は、しばしの別れ。皆、また会える事を信じて。」
「思いを託そう。彼女達、魔法つかいプリキュアに・・・。」
「飲まれよ・・・。すべては混沌に・・・。」
ちょうどその時、地球から、強大な光が放たれました。
「まだ抗うか・・・。」
「私達という生命が残っている限り、すべてが混沌に飲み込まれた事にならない! あなたを追い払えば、まだ世界は救える!」
「だから!」
『私達は! 絶対、諦めない!』
そして、みらい達は変身します。ミラクルとマジカルは、ダイヤスタイルに。
「プリキュア・・・。ラパーパの加護なき者。もはや、恐るるに足りぬ!」
「いいえ! ラパーパの意志は、私の中に!」
直後、ミラクル達は、デウスマストの攻撃を打ち払います。
しかし、デウスマストを手を休める事なく攻撃してきます。そこで、リンクルステッキやフラワーエコーワンド、リンクルストーンの力を使って対処。
とはいえ、デウスマストの強大な力に、やがて押されてしまいます。
それでも、プリキュアは諦めません。
「私の力は、ラパーパから受け継いだものだけじゃない・・・。みんながくれた優しさ、そして、愛情・・・。」
「そのすべてが、私の力!」
「本当は、ちょっぴり嬉しかった。2つの世界のみんなが、あんな風に仲良く笑顔になれる世界。」
「でも!」
「それは、ただ待ってて手に入れるものじゃないわ!」
「そう・・・。自分達の力でいつか。そのために明日を、必ず守ってみせます!」
直後、デウスマストは、地球を飲み込もうと力を強めました。
しかし・・・、
「混ざり合って・・・、」
「1つになるだなんて・・・。」
「生命の輝きは、それぞれ違う・・・。1つとして、同じものはありません!」
「性格も考え方も違って、ケンカする事もある・・・。だけど!」
「私は私で、その隣に誰かがいてくれる・・・。それが何よりも素敵なの・・・。手を取り合って繋がれる誰かが!」
「みんなが!」
『私達に力をくれる!』
「リンクルストーン。それは、ラパーパが残した力。」
「すべての命への恵み。」
「そして、母なる愛。」
「彼女達の出会いが、12の光を世界に灯した。その輝ける意思を・・・。」
「思いを、今!」
「ダイヤ!」
「エメラルド!」
『ミトメール!』
2つの精霊がレインボーキャリッジの中に入りました。そして、魔法陣が完成。
今回は、これで終了です。
エンディングの後半部分は、前話と違うものに。海が背景の8月バージョンでした。
やはり、今月は、1回ごとに変わるんですね。そして、一番お気に入りの8月バージョンktkr!
このバージョンは、後半の出だしはプリキュア3人のアップと、夕暮れの海から感じる神秘性が良いですね。特に、「夕日」は今回のキーワードになっていたと思うと、良いものをチョイスしたと思います。(もしかしたら、朝日かもしれませんが・・・(汗))
次回:「さよなら・・・魔法つかい! 奇跡の魔法よ、もう一度!」
プリキュア達の強い思いにより、レインボーキャリッジに太陽の魔法陣が完成しました。
3人は手を繋ぎ合い、デウスマストに立ち向かいます。たとえ、デウスマストを倒した後に、ナシマホウ界と魔法界が遠く離れてしまっても・・・。
ミラクル、マジカル、フェリーチェ、モフルンが手を繋いで、思いを一つにした時、奇跡の力が起きました。それは、一体何なのか!?
今回も、次回予告直後に、次回作「キラキラ☆プリキュアアラモード」の告知がありました。今回は、主人公の変身前の姿が長く映ってましたね。
次回作の主人公「宇佐美いちか」。スイーツが大好きで、明るく活発な子。
見た目が幼く活発そうなのは、みらいに似てますね。ツインテールなのも、良い可愛さを演出していると思います。
そして、この変顔である(笑)。っていうか、身体細いなあ。これ、お菓子ばかり食べていて、まったく肉食べてないのでは?(笑)
左は、モフルンとの思い出が濃い幼少時代。つまり、過去。真ん中は、リコ、ことはとも一緒で、モフルンともおしゃべりできる今。
そして、未来を示す右が、みらい1人だけしか描かれていないという事は・・・。
【まとめ】
デウスマストの力により、魔法界とナシマホウ界が強制的に1つにされ、そのまま混沌に飲まれようとされましたが、魔法つかいプリキュアがそれに抗い、レインボーキャリッジの魔法陣が完成しました。
さて、今回のポイントは、「1人1人の性格や価値観は、それぞれ違って、それぞれ良い」でしょうか。
Bパートでマジカルやフェリーチェが言っていたように、1人1人の性格や価値観は皆違っており、誰かとまったく同じなんて事はありません。
そんな私達が、ある共同体で共生していくとなったら、それは大変な事。他者と何かしらの性格や価値観が違うのですから、どこか妥協点を見つけ、譲り合いの精神を見せなければ、共同体から排除されるでしょうからね。
しかし、互いの価値観の違いは、たいてい論争が起こるもの。これが国同士の対立であれば、戦争を引き起こす事だってあります。
1人1人の性格や価値観の違いが、そういった事態を引き起こすのであれば、いっその事、その違いを排除し、絶対的な力の下で、性格や価値観を一元化するのが合理的なのかもしれません。
ですが、それで生み出されるのは、人々の反発でしょう。個々の性格や価値観が排除された結果、自由が通用しなくなってしまうのですから。
しかし、自分達を押さえつけているものに抗おうにも、その力はあまりにも強大ゆえ、1人だけでは押し返せるものではありません。そして、何もできずに、人々は絶望に陥り、共同体は埋没する。それが真の「混沌」なのでしょう。
だけど、人間は基本、利他的にできていて、思ったよりも強いもの。性格や価値観の違いから、論争を引き起こす事はありますが、たいていは、他者の性格や価値観を尊重する方向に動くものなんですよね。
そして、自分の個性は活かされたまま、互いに手を取り合い、絆を深め、その連続で、共同体を強めていく。それが、本当の意味で「1つになる」という事であり、45話でフェリーチェが言っていた「想像を超えた力」なのでしょうね。
だからこそ、1人1人の性格や価値観は、それぞれ良いのだと思いますね。
さて、みらい、リコ、ことは、モフルンの「魔法」を通じた奇跡的の出会いも、残り2話で終焉の時を迎えます。
物語中盤から多くの回で主張されてきた「ずっと一緒に」が一転して、デウスマストを倒すと同時に「別れ」となりそうな流れとなりましたが、本当にそうなってしまうのか? それとも、今後も一緒にいられる、奇跡の「魔法」が起きるのか?
あと2週間足らずで今作が終わり、みらい達と別れるのは寂しいものではありますが、だからと言って、悲観的になっていては、明日を取り戻すために必死なみらい達に失礼なもの。私も、みらい達と同じように、明日に向けて「今」を精一杯頑張り、そして、残り2話を熱く視聴していきたいと思います。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。みらい達が自宅の玄関を出ると・・・、
「魔法界が・・・、こっちに来ちゃった!?」
みらいとことはは互いの頬を、モフルンは自分の頬をつねりますが・・・、
『痛ーい!』
「夢じゃないモフ!」
~ Aパート ~
そんな中、地球を暗雲が覆っていました。
これこそ、終わりなき混沌の始まりだとか。
ジュン達3人が、まゆみ、かなと一緒なのは、近くで偶然出会い、一緒に遊ぼうという話になったため。
すぐに、壮太とゆうともやって来ました。2人ともサッカーの練習をしようとしていましたが、ジュン達と遊ぶ事を決めました。
「ねえ、何しようか?」
「ホウキで競走とか?」
「それって最高過ぎ!」
「いいね! 魔法のホウキで競走!」
まゆみとかなが魔法を自然と受けて入れている事に疑問のみらい。しかし、まゆみとかなは、特に驚くような事じゃないと返します。
直後、みらいは、魔法を使って、ネコをしゃべらせましたが、まゆみ、かな、壮太、ゆうとは、信じられないような表情をする事なく、みらいの魔法の腕を称えます。
その後、ジュンは、ヘリと競走しようと提案しましたが、そこに、高木先生がやって来ました。
「魔法は・・・、ルールを守って安全にな!」
・・・と、高木先生まで、魔法という概念がこの世界に存在しているかのように話します。
「みんな、まるで当たり前のように、一緒にいて、魔法まで・・・。」
直後、不穏な空気を感じるみらい、ことは、リコ。
「うん。もうここまで押し寄せてる。混沌が・・・。」
「でも・・・、止めてくれている。一生懸命に、世界が飲み込まれる手前で・・・。」
その頃、デウスマストに吸収されたベニーギョは、オルーバを目にしました。
「混沌・・・。」
「オルーバ! いや・・・、我らがデウスマスト。」
「なるほど・・・。」
「抗う者が・・・。」
しばらくして、みらい達は、魔法学校の校長の元に。魔法界とナシマホウ界がくっついたこの現状が混沌だと、報告しました。
ほとんどの人達がこの事態を自然と受け入れている中で、みらい達が影響を受けていないのは、リンクルストーンの力によるものだと、校長とリアンは分析。また、現状を自然と受け入れているのは、何か懐かしいものに守られているからかもしれないと、校長は言います。
そんな中、デウスマストサイドは・・・、
「なるほど・・・。」
「どうりで気付かぬ訳だ・・・。」
「ああ、結局ずっとそこにいた訳・・・。マザーラパーパ。」
「かつて我を退けた存在。まさか、これほどみずぼらしい姿になっていようとは・・・。」
「それでも抗うか。残る力で。」
「だが・・・、もう持つまい・・・。」
少しして、リンクルスマホンが光りました。
「聞こえる・・・。スマホンに示された声・・・。」
「大昔、何もかも秩序なく混ざり合う混沌の世界だけがあって、ある時、それは、あふれる星々になって、宇宙が始まった。」
↓
↓
「でも、その片隅で、宇宙に生まれ変わらないまま残った混沌。それがデウスマスト。」「星々を飲み込む渦となったデウスマストは、やがて気付いた。宇宙の誕生を越えた奇跡、無限の可能性を持つ、『生命(いのち)』という存在に。」
「沢山の生命、それを生み出す大地。それをみんな混ぜ合わせて、ただの巨大なエネルギーの塊にして、すべてを混沌に変える力にしようとした。」
「太陽の中に押し込めた。だけど、デウスマストは戻ってきた。太陽まで飲み込んで。2つになった世界を自分のものにするために。」
ドンドン花や、ぴーかんミカンが育たなかったのは、そのせいです。
「大きな力は失っても、残った心は見守ってくれていた。私達を・・・、ずっと・・・。」
「世界が、元のように戻らぬかもしれぬ・・・、と・・・。」
「こちらを魔法界。そして、こちらをナシマホウ界としよう。今、異なる2つの世界が、混沌の力で、無理やり混ぜ合わされようとしているのであれば、もし元凶を退けられたとしても、それほど強大な力から解放された時の反動は計り知れぬ・・・。」
これが現状。もし、デウスマストを倒せば・・・、
このように、2つの世界が大きく反発し合うおそれが。
「それぞれの世界が無事で済むかどうか危ういが、ただ間違いなく、2つの世界は、どこまでも引き離される事になろう・・・。我々の持つ術でも、行き来は・・・。」~ Bパート ~
「生命あふれるこの地は・・・、」
「混沌に染まりし時。」
「飲まれよ・・・。我、終わりなき混沌に。」
地球が暗雲に覆われ、不安を抱く人達。
そんな中、みらい達は・・・、
「みんな覚えてる? ずっと前みんなで見た夕日。とっても綺麗だった・・・。」
「夕日が沈んだら、みんなお家に帰る時間。でも、新しい朝が・・・、明日がくれば・・・、」
「また会える・・・。夕日が綺麗なのは、そう信じてるから・・・。」
「ここから先の運命は、私にも・・・。ですが・・・。」
「そうじゃな・・・。ワシらも、できる事をせねばな・・・。」
「この不穏な空気、皆、痛く不安を抱いている事であろう。世界は今、悪しき力に飲み込まれようとしている。」
「大丈夫じゃ・・・。必ず明日は来る。今は、しばしの別れ。皆、また会える事を信じて。」
「飲まれよ・・・。すべては混沌に・・・。」
「私達という生命が残っている限り、すべてが混沌に飲み込まれた事にならない! あなたを追い払えば、まだ世界は救える!」
『私達は! 絶対、諦めない!』
そして、みらい達は変身します。ミラクルとマジカルは、ダイヤスタイルに。
「プリキュア・・・。ラパーパの加護なき者。もはや、恐るるに足りぬ!」
「いいえ! ラパーパの意志は、私の中に!」
しかし、デウスマストを手を休める事なく攻撃してきます。そこで、リンクルステッキやフラワーエコーワンド、リンクルストーンの力を使って対処。
とはいえ、デウスマストの強大な力に、やがて押されてしまいます。
それでも、プリキュアは諦めません。
「私の力は、ラパーパから受け継いだものだけじゃない・・・。みんながくれた優しさ、そして、愛情・・・。」
「そのすべてが、私の力!」
「本当は、ちょっぴり嬉しかった。2つの世界のみんなが、あんな風に仲良く笑顔になれる世界。」
「でも!」
「それは、ただ待ってて手に入れるものじゃないわ!」
直後、デウスマストは、地球を飲み込もうと力を強めました。
しかし・・・、
「混ざり合って・・・、」
「1つになるだなんて・・・。」
「生命の輝きは、それぞれ違う・・・。1つとして、同じものはありません!」
「私は私で、その隣に誰かがいてくれる・・・。それが何よりも素敵なの・・・。手を取り合って繋がれる誰かが!」
『私達に力をくれる!』
「リンクルストーン。それは、ラパーパが残した力。」
「すべての命への恵み。」
「彼女達の出会いが、12の光を世界に灯した。その輝ける意思を・・・。」
「思いを、今!」
「エメラルド!」
『ミトメール!』
2つの精霊がレインボーキャリッジの中に入りました。そして、魔法陣が完成。
今回は、これで終了です。
エンディングの後半部分は、前話と違うものに。海が背景の8月バージョンでした。
やはり、今月は、1回ごとに変わるんですね。そして、一番お気に入りの8月バージョンktkr!
このバージョンは、後半の出だしはプリキュア3人のアップと、夕暮れの海から感じる神秘性が良いですね。特に、「夕日」は今回のキーワードになっていたと思うと、良いものをチョイスしたと思います。(もしかしたら、朝日かもしれませんが・・・(汗))
次回:「さよなら・・・魔法つかい! 奇跡の魔法よ、もう一度!」
プリキュア達の強い思いにより、レインボーキャリッジに太陽の魔法陣が完成しました。
3人は手を繋ぎ合い、デウスマストに立ち向かいます。たとえ、デウスマストを倒した後に、ナシマホウ界と魔法界が遠く離れてしまっても・・・。
ミラクル、マジカル、フェリーチェ、モフルンが手を繋いで、思いを一つにした時、奇跡の力が起きました。それは、一体何なのか!?
今回も、次回予告直後に、次回作「キラキラ☆プリキュアアラモード」の告知がありました。今回は、主人公の変身前の姿が長く映ってましたね。
次回作の主人公「宇佐美いちか」。スイーツが大好きで、明るく活発な子。
見た目が幼く活発そうなのは、みらいに似てますね。ツインテールなのも、良い可愛さを演出していると思います。
今回のエンドカード
左から右に進むにつれ、みらいの背丈が大きくなっているあたり、過去、今、未来を描いてそうですね。左は、モフルンとの思い出が濃い幼少時代。つまり、過去。真ん中は、リコ、ことはとも一緒で、モフルンともおしゃべりできる今。
そして、未来を示す右が、みらい1人だけしか描かれていないという事は・・・。
【まとめ】
デウスマストの力により、魔法界とナシマホウ界が強制的に1つにされ、そのまま混沌に飲まれようとされましたが、魔法つかいプリキュアがそれに抗い、レインボーキャリッジの魔法陣が完成しました。
さて、今回のポイントは、「1人1人の性格や価値観は、それぞれ違って、それぞれ良い」でしょうか。
Bパートでマジカルやフェリーチェが言っていたように、1人1人の性格や価値観は皆違っており、誰かとまったく同じなんて事はありません。
そんな私達が、ある共同体で共生していくとなったら、それは大変な事。他者と何かしらの性格や価値観が違うのですから、どこか妥協点を見つけ、譲り合いの精神を見せなければ、共同体から排除されるでしょうからね。
しかし、互いの価値観の違いは、たいてい論争が起こるもの。これが国同士の対立であれば、戦争を引き起こす事だってあります。
1人1人の性格や価値観の違いが、そういった事態を引き起こすのであれば、いっその事、その違いを排除し、絶対的な力の下で、性格や価値観を一元化するのが合理的なのかもしれません。
ですが、それで生み出されるのは、人々の反発でしょう。個々の性格や価値観が排除された結果、自由が通用しなくなってしまうのですから。
しかし、自分達を押さえつけているものに抗おうにも、その力はあまりにも強大ゆえ、1人だけでは押し返せるものではありません。そして、何もできずに、人々は絶望に陥り、共同体は埋没する。それが真の「混沌」なのでしょう。
だけど、人間は基本、利他的にできていて、思ったよりも強いもの。性格や価値観の違いから、論争を引き起こす事はありますが、たいていは、他者の性格や価値観を尊重する方向に動くものなんですよね。
そして、自分の個性は活かされたまま、互いに手を取り合い、絆を深め、その連続で、共同体を強めていく。それが、本当の意味で「1つになる」という事であり、45話でフェリーチェが言っていた「想像を超えた力」なのでしょうね。
だからこそ、1人1人の性格や価値観は、それぞれ良いのだと思いますね。
さて、みらい、リコ、ことは、モフルンの「魔法」を通じた奇跡的の出会いも、残り2話で終焉の時を迎えます。
物語中盤から多くの回で主張されてきた「ずっと一緒に」が一転して、デウスマストを倒すと同時に「別れ」となりそうな流れとなりましたが、本当にそうなってしまうのか? それとも、今後も一緒にいられる、奇跡の「魔法」が起きるのか?
あと2週間足らずで今作が終わり、みらい達と別れるのは寂しいものではありますが、だからと言って、悲観的になっていては、明日を取り戻すために必死なみらい達に失礼なもの。私も、みらい達と同じように、明日に向けて「今」を精一杯頑張り、そして、残り2話を熱く視聴していきたいと思います。