非力な2気筒 Twinair のパフォーマンスアップに一役かっております
スポーツサクション
特に、3,800~5,500rpm領域での鋭いブーストの立ち上がりとトルクアップは
純正ノーマル車両とは別物に変身
2速・3速での加速性能は時に格上車両のドライバーさんが脱帽したり・・・
ある意味純正ノーマルの安全マージンを許容範囲内にて削る事によってパフォーマンスアップを
図るのがチューニングの王道なんですが
全て良い事づくめというわけではありません。
エンジン及びターボチャージャーからの遮熱とヘッドカバー上部のお化粧を兼ねる
遮熱アルミプレートのクラック報告が届きました。
同様のクラックは3件目ですが
その内の2件はなんと同じ クルマ趣味人様 のFIAT500S
1回目のクラック発生後により肉厚のあるアルミプレートを補修用として供給
更に対処療法ですが制振用ゴムダンパー付きのフィッティングを新たに製作
このダンパー付きフィッティングは耐熱に関しては未知数の為
その後の経過状況を確認中なんですが
対策後約4千キロほどで2回目のクラックが発生したようです。
右奥の取り付けポイントを迂回するようにクラック
左上の取り付けポイントは構造上リジットのフィッティングですが
残り3か所に対策ゴムダンパーフィッティングにて様子見としていたのですが・・
オーナー様判断にて右上の取り付けはリジットのままだったようです。
同様の遮熱プレートのクラックが更に発生する事も充分に考えられますので
スポーツサクション装着のオーナー様は今一度確認してみてください。
因みに MT-DRACO号 のスポーツサクションは初期型の薄肉遮熱プレート仕様にて
約3.8万キロ走行
装着後は耐久テストも兼ねているのでフィッティング関係の増し締め等は行ってません。
ラテン系特有の 当たり・外れ があるのでしょうか・・・
今回の遮熱プレート以外に現行型の樹脂製エンジンヘッドカバー仕様のTwinairの場合
2件ほど取り付けネジの緩みが報告されてます。
此方も定期的(エンジンオイル交換時等に)なフィッティング関係のチェックを
お願い致します。
4気筒アバルトでは発生していない状況ですが
2気筒Twinair と長く楽しむにはほんの少しばかりの健康チェックが
必要かもしれません。
敢えて誤解を恐れずにコメントしますと
切れ味鋭い名刀ほど職人砥ぎ氏による定期的なメンテナンスは必須ですので・・
そういえば・・・
今までにトライバルオートさん入庫のTwinair
恐らく熱と振動が原因と思われる 点火コイル の不具合にて
新品コイル交換が3件程ありました
しかも全て右側・・・
此方も消耗パーツと思いますが少し早い交換サイクルと思います。
本来ならばコンプライアンスになる状況と思われるのですが
お客様とのやり取りの中でこのアルミ遮熱プレート
肉厚変更よりもより強度・剛性が高い部材は?
ステンレス素材は?
更にCFRPドライカーボンは?
等と楽しいやり取りをさせて頂いてます(少々不謹慎?!)
軽量化目的のチタンパイピングは? ・・・・ これ作るかも ・・・
チタン&インコネル or CFRPドライカーボン ・・・
チト お高いかも ・・・・ でも、私はほっすぃー デス ・・・
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