ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア北部・雲ノ平~高天原

2011年08月22日 | 山歩き
2011年8月19日~21日

メンバー:あーさん

今回は、あーさんリクエストにより雲と高天原へ。
私も雲の二朗君に新築の御祝いを届けたいと思っていた。
日程が2泊しか取れないということで、いつものごとく2泊3日で行くことにする。

第1日目

コース:折立~太郎平~薬師沢~雲ノ平
天候:雨のち曇り時々晴れ

予報通り、雨模様の富山である。
有峰林道が開く6時少し前にゲート到着。
しかし、随分待たされる。どうも一部土砂崩れがあったとかで、
その撤去作業に約1時間かかる。
7時近くにオープン。折立に向かう。
相変わらずの雨模様でテンション下がるが、行程も長いので気合い入れて出発!


折立登山口

この空模様でも随分人はいる。
当初の急登を頑張る。
樹林帯を抜け、三角点に着く頃には雨もやむ。
時折パラパラと来るが、大したことはない。
太郎に着く頃には視界もよくなってきた。


太郎平小屋


太郎から薬師岳


太郎平標識

中休止をとり、先を急ぐ。
薬師沢への下りであるが、一昨年に比べ随分と整備され歩きやすくなった。
ガレガレしていたが、ガレ防止網やハシゴなど設置されていた。
薬師沢小屋に着くとなにやらガイドパーティーが準備している。
そういえば、雑誌に同じような行程のガイドツアーあったなーと思い出す。
志水哲也氏のパーティーだ。結局3日間同じ行程であった。
さて、ここから雲ノ平への急登である。
この2Pでいつもやられる。その後の木道1Pでヘロヘロといつもはなっていたが、
今回はペース配分などいろいろと配慮し、比較的楽に登れたかと。
あーさんもきつかったと思うが、笑顔も見られ結構お強い。
木道に出てからしばし行くと雲ノ平山荘が遠くに見えてきた。


中央の白い建物

周りの山も見え始めてきた。


黒部五郎岳


水晶岳

やはりここの景観は素晴らしい。
晴れていればもっと素晴らしいが。
長く感じる木道を行くと、やっと小屋が見えてきた。


新雲ノ平小屋(上)と旧小屋(下)

玄関は、左手から回り込んだところにある。


看板と入口

久しぶりに二朗君と再会である。以前に比べゆったりした作りになっていると感じた。
1階が受付、食堂、厨房、トイレで、2階が客室。
客室もうまく段で作ってある。しかも結構暖かく過ごしやすい小屋となった。


客室

おみやなど渡し、すぐに夕食となる。
メシ喰ったあと二朗君と語り合おうと思っていたが、すっかりくたばってしまった。。。
6時過ぎにはポックリで1回も起きなかった。いつものことだが。。。


第2日目

ルート:雲ノ平~高天原峠~高天原
天候:雨

夜から雨となったらしく、朝もガスに雨とアチャーという天候である。
水晶経由で高天原行こうと思ったが、断念。
他のお客さんは早々に旅立ち、我々は少しのんびりして
やっとこさ二朗君とお話が出来た。彼の考えを聞くのが好きである。
のんびりお茶をいただいたあと雨の中出発。


チングルマ

もう秋の気配である。アキノキリンソウなども咲いていた。
歩きながら、明日のこと考えると一昨年同様、連泊した方がいいかなと思ったが
こちらもリニューアルされた高天原山荘に泊まっても見たかった。
泥と沢と化した登山道をのんびり行く。
途中、キヌガサソウもあったが花が緑となり真ん中に種をつけていた。


高天原

ここはいつ来てもいい雰囲気である。

小屋へ着くとこれまたすっかりきれいになった高天原山荘である。


新高天原山荘(上)と旧小屋(下)

旧小屋の今にも倒れそうな雰囲気がよかった。
今までの小屋番の小池夫妻はおらず。下りてしまったようだ。
2階の大部屋に泊まる。
1階にも部屋あるが素泊まりとかの方の部屋のようだ。
早速、風呂へ行く。何と言ってもこれが目的みたいなものである。
昔入った河原の湯も今はあるかどうか探索するつもりだ。
15分ほどで高天原温泉。


高天原温泉

3つあるはずだが、一番上は使用されていなかった。
下が女性用で上が混浴というか男性しかいないが。。。
ここで小屋番のお兄さんといろいろとお話しする。
と、学生さんが3人入ってきた。どうも話聞くと信州大ワンゲルとのこと。
今回の行程を聞くとどうも1週間前に会ってるぞーということで、その時のテン場の写真と今回。

→→
船窪のテン場(一週間前)と今回の高天原温泉

鹿嶋槍から入って、縦走してここまで来たようだ。
そして、剱まで行くとのこと。学生でなければ出来ないうらやましい限りの山旅である。
あと女子も2名いる。皆さん強いね。
雨の中であるが、頑張って欲しい。
皆さんと楽しくお話をしてもやっとこお昼である。
源泉探索に出る。どうも以前の源泉は土砂崩れで消えてしまった様だ。
今の源泉はだいぶ下から引っ張っている。


源泉のおこぼれ

おこぼれの所、工事すれば入れないことはなさそうだ。
手掘りで工事して、一湯入魂!である。
湯温ぬるめながら寒くない程度で程良い。
この後は、昔の高天原温泉(今の対岸)に湯だまりあったので、ここでも一湯入魂!


雨の中 一湯入魂

あーさんはあきれて、今の温泉に再入湯。これ入らなくてどうする!?
って私がお馬鹿か?(爆)
この湯だまりは先ほどよりちょいぬるめで、肌寒い。
服一式持って、すっぽんぽんで徒渉して対岸の今の風呂に入りなおす。
この時は誰もここにおらず貸切状態であった。
充分温まったところで帰る。ここで随分大勢のパーティーとすれ違う。
少しの時間差でゲロ混みである。
小屋に着くと一つ忘れ物に気づく。相変わらずのお間抜け。。。
時計をどうも忘れたらしい。徒渉する前に寒くてよく確認しなかったのがいけなかった。
ダッシュで取りに行く。やはり岩陰に置いてあった。
もう一風呂と思ったが、ゲロ混み継続につき帰る。
あーさんいないと思ったら、食堂で1日目抜きつ抜かれつしていたお姉さんAyaさんとお話ししていた。
一人で縦走とのこと大したものである。



おいしい夕食をいただいた。特に米がうまかった。
今日はのんびりしたのであまり眠くないも7時くらいにはくたばっていたか。
他の皆さんも結構早かったように思う。
外は昼過ぎから強くなった雨が降り続く。明日の大東新道は無理であろう。


第3日目

ルート:高天原~高天原峠~雲ノ平~薬師沢~太郎平~折立
天候:雨のち曇り

朝起きると雨は相変わらずである。
案の定大東新道も通れない。雲経由である。随分と歩くぞー
朝食後速攻で出ることにする。
志水氏パーティーも同時期に出た。峠でお先に行かせてもらう。
雲へ行き二朗君と再々会。温かいお茶をいただき元気貰って出発。
ここまでえらい順調である。しかしここからの急な下りが。。。
やはり沢と化した岩ゴロゴロの急登を一気に下る。
あーさん思いの外、元気である。雲から2Pで薬師沢小屋へ。


黒部川奥の廊下

黒部川は激流となっていた。そういえば初日に結構沢ヤいたと思うが、
この週末は赤木沢無理であったであろう。
薬師沢小屋を出る頃には雨もやっと止みはじめた。
その後キツーク感じる太郎への登りをこなし、予定より早く折立に着く。
林道も通行止めになっておらずよかった。
いつものように白樺ハイツで温泉に浸かって、大沢野でラーメンや新規開拓。
さかえやというお店であったが、これが超オーソドックスでうまかった。
その後、あーさん送りに高山へ行き、帰路につく。
あーさん今まで歩いたこと無いくらい歩いたと思うが、よく歩き通し頑張りましたね!
次は晴れることを祈ろう。






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2 コメント

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楽しかった☆ (あや)
2011-09-02 19:05:45
ようさん
コメント遅くなりました

あーー
あの日 高天原で
二人に会い
凄く楽しい夜をすごせましたよーー
そしていろんな山登りに
驚くばかり!
いつか 連れて行ってくださいね☆
って、、付いて行けるか不安だけど

また見にきます
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お疲れ様でした (よう)
2011-09-02 23:09:32
楽しかったですね!
そして、無事に下山されてよかったです。

いつでもお越しを!
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