ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア南部・常念岳(2857m)常念診療所2015 その2

2015年08月26日 | 山岳医療
2015年8月19日(水)~20日(木)

今回で今シーズン2度目の診療所ボラ。
下界での仕事半分での参加となった。

第1日目

天候:曇り時々晴れ

曇っていたが高曇りで涼しく歩きやすかった。
ちょうど、昨日からのスタッフが下るところであった。





安曇野側からは雲が終始上がってくる。
一方の山側は晴れており、対照的である。





診療所は今期3回目のS先生と学生さん3名、ナースはよしさん、ゆーさん、のんさんの3名におやじ1である。


今日のナースチーム

やたらオヤジがにやけているので小さくしました(笑)

従姉もあとから登ってくるというので、昼食後一緒に山頂まで登った。


トウヤクリンドウ

午後になると少し雲が多くなってきたが、槍方面もよく見えていた。


常念山頂


山頂から槍穂

雲がいい感じで覆い被さっている。



この日もそこそこのお客さんあったが、患者さんはゼロ。
昨年からゼロが続く。以前は大物多かったが、厄が落ちたかな。
ということで皆さんで楽しく過ごす。
夕焼けなど見られず残念であったが、星が少し見えていた。

第2日目

天候:曇りのち雨

今日は、天気もイマイチ予報。
朝一早々に、ナースチームのゆーさん、のんさんチームは燕へ向けて出発していった。
途中、若干雨にやられたようであるが、無事に到着のことでよかった。
天候悪いが、槍などは終始見えていたのでよい縦走になったかと思う。
私は、のんびり過ごすが、雨にやられる前に出発したいところであった。


本日の小屋と槍

雨降っても槍が見えたのは不思議であった。いつもはすっかり隠れてしまうのだが。
少し降っていたが、下に行くにつれ雨も止んで歩きやすい状況であった。
烏帽子沢で学生さんとよしさんが下りてきた。
あとはノンビリ下って、無事下山。
従姉は、天気のこともあるし早めに無事下山してもらった。

下山後は、ビューホテルで温泉後は、久々にくるまやでたらふくそばを食べて帰路につく。

S先生始め、学生さん、ナースチームの皆様にはお世話になりました。
楽しい山旅出来ました。またよろしくお願いいたします。

患者さんもおられず平和な山旅でした。







北ア中部・烏帽子岳(2628m)~野口五郎岳(2924m)~湯俣

2015年08月24日 | 山歩き
2015年8月14日(金)~16日(日)

お盆はメジャーなところ混みそうなので、最近はこの辺が多い。
今回、KK夫妻、KW夫妻、あーさんと6人で周回ルートをぐるっと行ってみた。

第1日目

天候:曇り時々雨のち晴れ

この日は朝まで仕事であったので、他のメンバーには先に行ってもらった。
出発時、七倉相談所寄ったそうで早朝リリーさんから電話来る(笑)
8時過ぎに七倉到着して、七倉山荘と相談所顔出してからタクシーで出発。高瀬ダム9時発であった。
たまに雨降るのでカッパ着て行く。


高瀬ダム

ドンヨリの中でもたまに青空も。


吊橋


不動沢キャンプ場

不動沢から濁沢を渡り、いよいよブナ立尾根へ。12番から0番までの案内板がある。
いくつか逃したが、概ね均等につけられている。


スタート


9番看板

急登ではあるが、登りやすい道である。上からの方が多い。


2208.5三角点

ここまでくればもう一息。


烏帽子小屋

分岐を過ぎれば小屋に着く。小屋の前にイワキキョウ



小屋を過ぎて少し行くとテン場。わかりやすいところに皆さんおられた。
昼食とったりして一休みしてから烏帽子岳へ向かう。
この辺結構窪地があって、池が所々に見られる。



コマクサもまだ頑張っているのもあった。



程なく、にせ烏帽子


にせ烏帽子から烏帽子岳

一旦下って分岐から山頂へ向かうと鎖場がある。





ひと登りで山頂へ。


山頂

ちょっとガスが上がってきて眺望は得られなかったが、涼しくていい。
あとは来た道戻って、夕食準備する。夜には星も見えてきた。
今日も爆睡。

第2日目

天候:晴れ

今日は素晴らしく晴れ上がった。まさに稜線縦走日和。
稜線上がって、ご来光前の空を。




三ッ岳方面

456で準備して出発。


ヒョウタン池とテン場


コマクサと槍ヶ岳

360度大展望


立山方面

途中、ゆりさんが稜線上の我々の歩いている陰を見つける。



ほぼCT通り野口五郎小屋へ。


野口五郎小屋

結構な登山者で賑わっていた。私は先に山頂へ。
そして、水晶がだいぶ近づいてきた。


山頂から水晶岳

槍方面はたまに雲に隠れたりもした。


槍方面

そして皆さん揃ったところでパチリ。


野口五郎岳山頂

この時山頂にいた人たちはほとんど我々と同じ経路のようだ。


小屋と立山方面

そして真砂岳方面へ下る。


三叉路

ここから縦走路を離れ竹村新道へ。
ガレのところもあるが、慎重に行けば問題なし。


南真砂岳方面

南真砂を過ぎてハシゴを降りると、湯俣晴嵐荘管理人のチョボさんにばったり。
看板など整備に来たようだ。


硫黄尾根と槍方面




穂先見えた

湯俣岳との鞍部からの登りも結構効き目ある。。。


鞍部からの樹林の登り


湯俣岳山頂付近

山頂からの下りが効き目満点。KW夫妻はゆっくり来るとのこと。
そして、今日はいつも山で一緒のヨーさんが湯俣に日帰りで来るとのこと。
このペースでは会えそうにないので、一番元気そうなKKだんな様に先行してもらう。
他の皆さんは私も含めだいぶヘロヘロ。途中熊さんもいた。
展望台までくればもう一息。


展望台から湯俣川

この下りはホント効き目満点だわ。。。
何とか晴嵐荘に着いて、湯に浸かる。


晴嵐荘内湯

ホント気持ちええ~
KKだんなさんギリギリヨーさんに会えたようだ。よかった。
そして~



現在、湯俣周辺は焚き火できなくなったので、晴嵐荘から七輪お借りしてBBQ
ヨーさんありがとうございました。おいしくいただきました。
あと、スイカも。半分小屋に寄贈。
たらふく食べて、皆さん熟睡ですね。


第3日目

天候:晴れのち時々曇り

朝風呂浴びて、みんなで噴湯丘見学と野湯



最初の野湯は2年前にだいぶ工事したが、今回より良くなっていた。



ここで、女子2名以外浸かる。
その次の大岩のところは、湯加減が難しい。



しかしプールのように広く気持ちいい。
その後、噴湯丘へ。沢靴持参なのでジャブジャブと。ない人はフォローして徒渉。


噴湯丘

この下に適温の湯がある。









随分待ったりして、疲れを癒す。
そして、晴嵐荘へ戻って素麺食べる。お腹いっぱいになったところで昼寝。
ガッツリ寝てから、2時過ぎにようやく重い腰上げて出発。




晴嵐荘


昨日の稜線

高瀬でジャンボタクシー乗って、七倉山荘で再度入湯。
みんなで反省会がてらすし食って、解散となる。

晴れの縦走に野湯で癒され、おいしいもの食べて贅沢な山旅であった。






八幡平・葛根田川北ノ又沢左俣~八瀬森~大深沢関東沢下降~大深沢北ノ又沢

2015年08月17日 | 沢登り
2015年8月8日(土)~10日(月)

とりあえず、ダイジェスト版あげておいたが、時間が出来たので本編へ。

休みを合わせてくれた、あーさん、ヨーさんと7日に我が家集合して、いざ東北へ。
遠出は最近この3人が多い。交代で運転して、深夜2時に滝ノ上温泉の公園駐車場へ。
ここ休憩舎があって、トイレもきれいでいい。とりあえず寝ましょう。

第1日目

天候:晴時々曇り

葛根田川本流遡行

早めに起床というか、地元の方々が乳頭山(烏帽子岳)へ登るために早くから集まり起きた感じ。。。


駐車場と休憩舎

葛根田川対岸には水蒸気の上がる地獄地形。温泉マニアにはたまらない>_

道の反対側に乳頭山登山口


登山口

登山口を過ぎてしばらく道を上流へ向かいます。そうすると蒸気の出た葛根田地熱発電所があります。
ゲートを過ぎて、アスファルトの道を上流へ。この間何カ所か発電施設がある。



砂利道に変わってからもしばらく行くと、一旦川から離れた道も近づきます。左のヤブの踏み跡から入渓。
渡渉して中州を行くとすぐに幅広の堰堤。ここを上がります。


どっこいしょっと

その後はしばらくゴーロの広い河原を行く。



すると川幅も徐々に狭まってきて、通称ドクロ滝に。


ドクロ滝(明通沢出合)

ここよく他の皆さんが下降する明通沢かと思います。


蝉さん

たまにポットホールもあります。この辺の沢は結構多いように思う。旅中いくつも出合う。


ポットホール

そしてようやく滝らしいもの登場



釜や淵も結構深さがありエメラルドグリーン





暑くなってきたので、瀬をジャブジャブと。



たまには↓



この沢泳ぐ必要はありませんが、暑いので休憩時に一泳ぎ。
さて、両岸が狭まってきます。お函です。







左岸を行けば容易に行けます。お函を過ぎると程なく大石沢出合。
ここで先行の釣り師2名と会う。その手前でも前日から入っていた釣り師2名が下降してきた。
ここまで魚影は見られなかったが、この後たくさん。


大石沢出合

左が大石沢。右が本流。
そこから少し行くといい瀬があります。ここ10数匹のイワナちゃん。しかし全く食い気なし。
優雅に泳いでいます。




見えるかな~

見えなかったら遮光サングラスで。。。って写真は変わらんか。
全然逃げる気配もなしです。
相手してくれないイワナちゃんはさておき先に行きましょう。


小滝

たまに小滝ありますが、ほぼ河原歩いて行きます。


枝沢の滝

途中、沼ノ沢、中ノ俣沢を左側から合わせて行くと、葛根田大滝へ。


遠目に葛根田大滝(2段15m)

大滝の下で沢のベテランさんが休憩してました。
この右のルンゼ状から踏み跡を巻きます。残置もありますが、あまり必要ない感じ。下りる所高度感ありますが。
その後ゴーロを行くと沢は左へ屈曲。右には支流に30mくらいのナメ滝が合わせています。
その左手にはいい感じの泊まり場もあります。
左屈曲を少し行くと滝ノ又沢出合。ここの左岸台地にも皆さんが泊まる場所が。
すでに先のベテランさんが、タープ張っていました。我々はその横にお邪魔させていただく。


滝ノ又沢F1


ベテランさんタープ


その横にお邪魔します

設営後は、上に下に遊びに行く。先の快適泊まり場に単独の方が。
そして、夜はベテランさんにお世話になり、楽しい話を聞きながら夜は更けていったのでした。





第2日目

天候:曇り時々晴一時雨

葛根田川左俣~左沢~八瀬森~玉川大深沢関東沢右俣右沢下降~大深沢本流

気温も高く快適に寝られました。
456で準備して出発。ベテランさん達は稜線の避難小屋泊ということで、ゆっくりされていました。
さて、滝ノ又を左に見て最初の大きい淵の滝を早朝からどっぷり水に浸かってクリア。


最初の滝

大岩がゴロゴロしだす。



するとすぐに、左からくの字の滝を合わせます。これが、右俣と左俣の分岐。


左俣の滝

ここで先の単独の方が抜かれていきます。
この滝ノ上はしばしゴーロ。


こんな感じ

だんだんナメが現れてくると奥の二俣。


奥の二俣

通常皆さんは右沢へ。この後しょっぱい滝などあるみたいですが、左はあまり記録がありません。
ここは、時間も早いので左沢へ行ってみます。


ナメナメ

ナメが多い。たまにゴーロとなりますが。



さて、地形図を読みながら上がって行くとそろそろ右へ行きたい所。
そこには大概ナメの土っぽい滝あり。



こういうのの1本目か2本目巻いて上がって行けば湿原に飛び出しそうですが、我々は本流筋を詰めていく。
若干の根曲りと灌木のヤブを行くと八瀬森の西側の登山道に飛び出した。
上がりすぎたので、右沢よりは余分に時間かかったが、どうなっているかわかってすっきり。
あとは登山道を八瀬森のピーク、八瀬森山荘へ。


この度唯一の山頂


八瀬森山荘

ここで稜線縦走中の2人組に会う。小屋は2階にトイレもある。布団もあった。





ここで大休止。稜線は少し曇り気味である。夕方は降りそうな気配。
小屋からすぐで湿原。





湿原の踏み跡を左へ行く。関東沢への下降だ。





関東沢は源流部はほぼナメ。


源流部

少し下りると魚影濃い。



ナメの小滝もあるがクライムダウンで問題なし。





奥の二俣で一本入れて下りていくと、ゴーロとなってきて二俣に出る。
その下に5~6mの滝があり、右岸に巻き道ついていたが、灌木使って懸垂かけた。
その後は、大岩ゴロゴロをこなし、大深沢本流と合流。この頃、ポツポツ来だした。よってここで適地見つけてビバーク。



ちょっとヤブを払って、快適に。多分以前はここも泊まり場で使われていたが、最近皆さんは上の三股で泊まっているので、
あまり使われていないようであった。雨もたまにいい降りになったが、樹林帯の中なので快適。
増水もしなかった。



夜はこれでしょう。巻きも豊富で少し湿ってしまったが、何とか火をつける。
そして、おやすみなさい。

第3日目

天候:曇り時々晴

玉川大深沢~北ノ又沢~松川温泉

夜もたまに降ったようだが、爆睡。。。しかし山はよく寝られる。しかも沢の音聞いていると特に。
今日も456で準備して出発。増水していないのは救いである。
しばらくゴーロを行くと大きめの滝登場。右にフィックスついている。



下部は問題ないが、上部はフィックスのお陰で登れる感じ。



そして、またゴーロを行くとこの沢のメインディッシュ、通称ナイアガラの滝
これは写真で見るより、モノホンはいい。こういう形の滝は他では見ない。








正面から

これの登りは、水流の左にフィックスついているが、怪しい灌木についているので却下。
その左の滝から登った。左下から途中バンドを辿り、上に出た。


左の滝



若干滑り気味なので、ラバーソールは注意。
そして~


ナイアガラの滝落ち口でジャ~ンプ

この上からはナメナメ



ナメをヒタヒタと行くと、仮戸沢、北ノ又沢、東ノ又沢の三股に出る。


ヒタヒタと


三股

三股手前に快適そうな泊まり場があった。ちょうど三股で仮戸沢から二入組が下降してきた。
新潟の方で、フェリーで来たとのこと。なるほど。
北ノ又沢行くというが、その前にナイアガラの滝を見ることをお勧めする。
我々は、当初東ノ又予定であったが、松川温泉下山が決定していたので、面白そうな北ノ又に進路をとる。
よく下調べもしていなく行ったので、意外とよかった。



出だしからナメ。少し行くと左から大きめのナメ滝。


支流のナメ滝

たまに出てくる滝はどれも程よく登れていい。ちょっと滑っているが。





この沢旅を通じて、ダイモンジソウが多く咲いていた。



なかなかこちらではお目にかかれないナメも



最初の二俣で先の2人組が抜いていった。



その先で一緒になった時記念撮影をする。お互い人に会わないので全員集合写真は撮っていないとのこと。



だんだんとナメが赤くなってきた。



これ越えていくと、小滝連続して一気に標高上げる。


小滝連瀑帯


連瀑帯最後の滝

これを登ると、いよいよ源頭の様相。


ヤブもかぶってきて


奥の二俣

奥の二俣右には湿原あり。



ここから左へ行く。徐々に沢状地形も根曲りの激ヤブ。。。
たまに沢状追いかけると上へ追い上げられる。適当な所でトラバース気味に行くが、なかなかの激ヤブ。
登山道まで400mくらいであるが、なかなか出ない。方向しかり保持してラッセルの要領で交代しながらヤブコギ。
ポッと出た所が、大深山荘上の水場の分岐のところへ飛び出した。


飛び出す


三叉路

1時間以上格闘していたか。だいぶ上に追い上げられた。ここで一息入れて、松川温泉方面へ。


リンドウ


下の三叉路

湿原の道をトラバース気味に上がって行く。ヤブコギで疲れてタイムは上がらず。


湿原と八幡平方面

前に来た八幡平方面は稜線が見えていた。




岩手山

岩手山の山頂は雲の中。


源太ヶ岳下の湿原

源太ヶ岳からの道を合わせると松川温泉への下り。



途中草刈り作業の方がおられた。ご苦労様です。
当初の下りは結構な急傾斜。しかも土の道なので滑りやすい。
水場が途中にあり、この水がうまかった。


水場

途中、岩手山の山頂が顔を出した。


岩手山

傾斜が緩みゆるゆる行くと電波塔登場し、八幡平樹海ラインに出た。



その下に松川地熱発電所。



これを過ぎるとバス停のある、松川温泉の宿、峡雲荘にでる。
少しバスの時間より早めであったので、一風呂浴びる。
あーさんまだ現れなかったが、下へ来て道に迷っていたようであった。しかしバスに間に合ったのでよかった。

あとは、盛岡駅までバスの旅。バスの中で盛岡駅前のビジホ取って、荷物デポしてから電車で雫石へ。
もう夜であったが、雫石から山深い滝ノ上温泉へタクシーで行く。
髭もじゃの私1人では乗せてくれなかったかもしれないが、姫二人同行したので何とか行けたかも。。。
車回収して、盛岡市内の温泉スパでもう一風呂。そして、盛岡駅前のぴょんぴょん舎で冷麺&焼き肉で慰労会。
当然爆睡で、翌日は観光しながら帰路についた。

今回の沢旅は、悪場はなく楽しい旅であった。
また来てみたいと思う素敵な沢旅となった。

北ア南部・蝶ヶ岳(2677m)

2015年08月12日 | 山歩き
2015年8月5日(水)~6日(木)

今回は、はじめての小屋泊ということで従姉妹とさか姉さんのお二人をお連れして蝶ヶ岳へ。
素晴らしい景色など堪能できた。

第1日目

晴のち曇りのち一時雨のち晴れ

三股駐車場に集合し出発。平日ではあるが夏真っ只中で駐車場も8割方埋まっていた。


三股駐車場

駐車場から今日目指す蝶ヶ岳の稜線と蝶槍がよく見える。



ここから林道を歩くと登山相談所。ここで計画書を提出。


登山相談所

ここから山道だ。吊り橋を渡ると登り始める。力水で水飲み休憩。ここから初めの急登。
階段などがきれいに整備されていた。



一旦、坂も緩むとゴジさん登場


ゴジさん

今度は、まめうち平への登りが始まる。常念がきれいに見えていた。常念沢のあの落ち込みはいつか滑りたい。


常念岳と常念沢

急登を登るとまめうち平。多くの人が休んでいた。


標 識

しばらくダラダラ行くと急登の連続となる。花を見ながら行く。













急登を頑張るとベンチが現れる。ここからもう一息。急に視界が広がると大滝山との三叉路に出る。
ここは遅くまで雪が残り、夏はお花畑である。





ハイマツの中にキヌガサソウ



ハイマツ帯を一登りで大展望に。そしてテン場を過ぎてまずは山頂へ。


蝶ヶ岳山頂

ほぼコースタイム通りに登ってこれました。お姉様方よく頑張りました。
とりあえず、小屋で受け付けて昼食とする。


蝶ヶ岳ヒュッテ(常念側入口)


昼食にカレー

一休みしたら妖精の池へお散歩。途中のお花畑も綺麗であった。いつもより咲きが早い。






妖精の池

散歩して戻ってきたら雲行きが怪しくなってきた。そしてゴロゴロ聞こえる。
小屋で一休み。
ふと外を見てみると虹が出ていた。





デカいです。そして穂高方面の雲が割れてきた。


穂高方面

そして、夕食をいただく。


夕食

夕食いただいて、夕景を拝みに行く。


穂高連峰




穂高連峰2

徐々に雲が取れてきた。


夕暮れの槍穂


パノラマ

夜は、従姉妹の姉の星空撮影に。消灯時間には戻ったが、姉はしばらく頑張っていたようだ。
そういえば、7時半から食堂で名市大蝶ヶ岳診療所のセミナーがあった。これはいいと思う。



この日は、先日常念診療で一緒だったY君と安曇野日赤のF先生ファミリーにバッタリであった。
最近山行くと知り合いに良く会うな~


第2日目

天候:晴れ

今日も綺麗に晴れそうだ。


早朝の空

陽が出る前のこの空が好きだ。


ご来光

山も少し焼けたかな。





と、そこへ早々にヘリが飛んできた。



物資輸送などで7回来た。歩さん朝から頑張っておられた。
そして朝食へ戻る。


朝食

ガッツリいただいて、今日は下りるだけなのでノンビリ。


個室の窓から

いつでもこんな景色が拝める部屋って何て素敵でしょう。


槍穂

定番ですが、いつ見てもいいです。


歩さんと

いろいろお世話になりました。



記念撮影してから下山にかかる。


大好きなキヌガサソウ

まめうち平で診療所スタッフとF先生ファミリー



あとはゴジ君に挨拶して無事下山したのでした。



お姉様方、体力徐々についてきたみたいで、コースタイム通りには下りられたかな。
ほりでーゆーで一汗流し解散。

天候も色々とあり、ヘリ飛んできたり色々と楽しい山旅となりました。
こんなん味わっちゃうと病みつきに。。。

さて、次の沢旅準備、準備

北ア北部・針ノ木峠~針ノ木谷~七倉岳(2509m)

2015年08月04日 | 山歩き
2015年8月1日(土)~2日(日)

今回は、このところご一緒しているK家と沢中泊で行ってみた。

第1日目

天候:終日ピーカン

このところ暑すぎますね~
ということで、窓開けていれば快適に寝られる信州でも金曜の晩は少し暑く寝不足気味。
集合より少し遅れて、七倉着。車デポして扇沢へ。
もう6時であるが、爺ヶ岳登山口手前からすでに多くの車。
無料は当然ダメで安い有料の方へかろうじて停められた。
今日は、0630の臨時バスはなく0730が一番早い。それだと10時の私には無理であるし、暑いので雪渓行くことに。
すでに多くの人がチケット売り場へ並んでいた。


扇沢駅

登山道入口には、おひさ~のりりーさんが。いきなり抱きついてこられたので、他の方はびっくりしたことだろう(笑)
何年か振りの再会である。少しお話しして出発。
いつものルートを行くとあっさり大沢小屋。


大沢小屋

ここも多くの人で賑わっていた。
裏のおいしい水飲んで出発。


百瀬慎太郎さん

少し夏道行くが徐々に暑くなってきた。程なく雪渓に降り立つが、これがまさに天然クーラー。
皆さんアイゼンをつけている。私は、今回デビューのサワートレッカーRSでそのまま登る。
この靴、岩などいい食いつきをする。雪渓ではどうだろうか?


針ノ木雪渓

ルート変更大正解で、陽差しは強いものの雪渓上を吹く風は、まさに天然クーラー。
しかし、人は多い。。。



続々と登って来ます。



素晴らしい青空です。
マヤクボも2ヶ月前からは、すっかり少なくなりました。


マヤクボ沢

マヤクボの上から夏道となります。





夏道のつづら折れを一生懸命行くとやっと峠です。この頃少し脱水気味で足が前に出ず。。。
サワートレッカーRSあまり登山靴と遜色なく登って来ました。
雪上歩行のテク出来ていればの話ですが。
峠からは槍がドーン。この角度の槍が一番好きです。


針ノ木峠とスバリ岳


峠から槍ヶ岳

峠で少しゆっくりしてから、反対側へ下ります。




雪渓とスバリ、岩小屋沢方面


反対側(峠南側)

ここ滑ったら最高なんですが、歩くとなるとザレザレで。。。





このお花畑を通過の頃、まさかの登山者に。ここはもう人に会わないだろうと思っていたら、5月に高谷池でお会いした
S氏でした。先週、鍋倉で一杯やったH氏と平の小屋で一杯やって登って来たとのこと。
やはり、混んでいる時のこういうルート取りなど5月にあった方々は趣向が似ているのだろうか。
挨拶して、下ります。樹林に入って水が出てくるまで少し暑かったですが、水が出てきてからは涼しい。
左俣に近づくと登山道と言っても、ほとんど沢の中。
私は沢靴なので問題なしであったが、他の方々はアプローチで頑張っていた。
滝にはフィックスあったり、対岸に渡るか沢通しに行くか、ルーファイが面白い道である。


滝と左岸にフィックス

2Pで針ノ木谷出合



出合の少し前に快適そうなところもあり。
以前来た時の最高の泊まり場は、崩落と雪が残っており泊まること適わず。
その少し下にいい所見つける。
腹減ったので、早速ソーメン。



作っている間に、虫も少なく快適な木の下でうたた寝。気持ちよし。
その後、沢で遊ぶが、どうもお宝がいない。水温低いのかもう引き上げられたかである。
私は下流へ遊びに行ったが、船窪からの出合に1パーティー来ていた。
どうも12時の渡しで来たようだ。ちょうど私が計画した時間であった。やはり12時だと少し遅い。
暗くなる前に焚き火準備。



米炊いたが、少し失敗。しかしK家特製鍋でお腹いっぱいいただく。
最初は暑いと思った焚き火も程なくちょうど良い心地となる。
カッパなど全て着込んでシェラフカバーで就寝。星がきれいな夜である。

第2日目

天候:晴のち曇り

3時半に一回目が覚めたが、二度寝して焚き火を起こす。
ご飯食べて、出発。当然ご飯は、K家特製雑炊である。
天気は予報のような不安定性はなくいいが、昼からは雲が発達しそうだ。



すぐに船窪分岐。



ここから尾根を上がりますが、北尾根のため涼しくていい。
徐々に見えてくる景色を楽しみながら登る。


蓮華の大下りと北葛岳

こちらから見る北葛は尖っている。
そして、船窪乗越に出れば、またまた槍がドーン。





ここからテン場までがまたいい登り。途中、谷から吹き上げる風が心地いい。


針ノ木岳

ちょいとザレた急登を上がると船窪小屋のテン場に着く。
そこで、水場へ行ってみたいというK家夫とあーさんが水場へ。


水場

なかなかエクストリームな水場である(笑)
テン場から小屋へ行くハシゴがきれいな階段になっていた。
これを登ってトラバースしていくと、針ノ木からの縦走路に出る。


分岐看板と不動岳、薬師岳

ここで今回初めてピークに立つ。


七倉岳山頂と針ノ木岳

そして、大好きな船窪小屋へ。


船窪小屋

お手伝いの人が多く上がっていた。スタッフの中に知った顔が。お互いびっくりでした。
お茶をいただき昼食休憩。
すると、私と同じ靴を履いた2人パーティーが。七倉沢を来たようである。結構早い時間であったので、結構実力のあるパーティーかと。
そして、コーラなどいただき下る。


小屋横のコマクサ

また、小屋泊まりで来たい。昨年来られずだったので。
途中のチングルマは花をつけているものとそうでないものとある。今シーズンは花が早い気がする。





天狗ノ庭では高瀬ダムと槍ヶ岳



ちょっと雲が増えてきたが、下るには太陽隠れてちょうどいい。


天狗ノ庭を下る


鼻突八丁の下り

結構急ですが、ハシゴもきれいになっていたりして下りやすい。



鼻突八丁下に前回来た時にはなかった、湯俣のチョボロク風の看板が。
あとは岩小舎、唐沢ノゾキと過ぎて、最後のつづら折れを一気に500m落として七倉に帰着。
久々に七倉山荘のT氏とお会いし、汗を流す。
皆さんお疲れ様でした。

今回お宝ゲットは出来ませんでしたが、初ビバークなど楽しんでもらえたでしょうか?
やはり山は涼しくていいですね~
今度はお宝ゲットと行きましょう。
次回また七倉にて。