塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕が考える日本の勝因

2010-06-16 02:25:58 | 日記
 ただ落ち着いて考えれば、日本の勝利はカメルーンの「落ち度」に助けられた部分が幾つかあります。例えば

 1・エースのエトーを左ウイングではなく、右ウイングで起用したこと
 2・GKのカメニとMFのアレクサンドル・ソングを先発させなかったこと
 3・リコベル・ソングのような、鼓舞できる選手がカメルーンには見当たらなかったこと。

 以上3点のル・グエン監督のエラーが、日本に大きく味方したと思います。

 あと、皆さんはお気づきになったでしょうか?

 後半が始まると、ル・グエン監督はスーツの下にⅤネックのセーターを纏ったんですね。前半は纏っていませんでしたから、後半はそれだけ冷え込んだのだと思います。

 4年前のカイザースラウテルン

 あの灼熱の太陽が、コンディション不良の多かった日本の選手から、どんどん体力を奪い1-3の逆転負けを演出する「外的要因」となりました。

 ただ今回はこの気候も日本に味方したような気がします。
 日本の集中力が最後まで途切れることなく、そして交代枠3を有効活用できたことも、ドイツ大会とは正反対の天気にも合ったと思います。

 ただカメルーンのル・グエン監督と、主力の間の温度差は相当深いようです。

 主力が出場しエトーを従来の左ウイングで起用していたなら、15日の日本の狂喜乱舞は、正直無かったと思います。

 ですから日本はオシム監督が述べたように、「頭を冷やして」冷静にカメルーン戦を振り返り、オランダ戦への準備をして欲しいものです。
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ワールドカップは勝つから楽しい

2010-06-16 02:08:55 | 日記
 「ワールドカップは勝つからこそ楽しい。」

 何を当たり前のことを言い出すんだと怒られそうですが、日本代表がカメルーンに勝利したことは、この当たり前の感情を僕達に与えてくれたことが、一番価値があると思います。

 そうでなければ15日のワイドショーが、巻頭で日本列島が歓喜に沸いた勝利の瞬間を報道することもなければ、本田や川島にここまでのスポットライトが当たることも無かったはずです。

 全ては日本が勝利した事に起因します。

 カメルーン戦前日までの沈滞ムードが吹き飛び、岡田監督に対する「手のひら返し」の兆しが見言えつつあることも、全てが「勝ち点3」と引き換えに、どこかへ飛んでいってしまったわけです。

 ワールドカップで勝利する事、そしてそれ以上に優勝候補が優勝することは、はそれ以上に難しいことが改めてわかります。

 僕たちは忘れがちですが、あのブラジルですら自国開催の1950年大会は、決勝でウルグアイに敗れて優勝を逃していますし、1974年大会はオランダの前になす術なく2-0で完敗しています。

 そのオランダや毎回優勝候補にあがるスペインには、優勝の兆しすら見えません。オランダは過去2度の準優勝があるだけましかもしれませんが、スペインはワールドカップが巡ってくるたびに、早期の敗退を繰り返しています。

 今回オーストラリアはドイツの前に4-0で大敗スタートとなりましたが、韓国と日本は白星スタートと台風の目になる可能性もあります。北朝鮮にも同様の可能性があります。

 ですから2010年大会は「アジアの躍進」の年と記されるかもしれません。

 そうなれば親善試合でも今まで以上に真剣勝負が挑める度合いが高くなるはずです。
 日本の勝利のおかげで、今大会が俄然面白くなってきました。

 
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