塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

農作業と人材育成(2)

2010-11-27 23:30:19 | 日記
 農作業が農薬やトラクターの発達で簡略化されたように、サッカーの育成でも
ビデオ映像によるスカウティングや第三世界の技術向上により、その取り巻く
環境は昨今大幅に変化しました。

 でも野菜づくりもサッカーの世界でも、根幹の部分は変わらないと思います。

 それはいかに選手、野菜に

 「愛情」

 を注げるかどうかです。

 例えばカラカラに乾いた状態で雑草を取る事は本当に辛いのです。この時ほど
雨が降って欲しいと思う時はありません。

 でも作物を良い状態に育てるには、除草剤を使わず僕らが自分たちで雑草を抜く
以外方法がありません。

 我が家の畑の近くには用水があるので、バケツに水を汲んで蒔く時もあります。

 同様に育成の場でも、コーチが選手達にどれだけのことをしてやれるかが、これから
大きく問われてくると思います。

 例えばライバルクラブに有望株を全て奪われる、どんなに手段を尽くしても選手が
伸びない、結果が出せない、そんな時もあると思います。

 トップに人材が輩出できないなら、その際はトップと競技して本来若手で埋める
ポジションを外国籍の選手やレンタルで埋めてもらい、改めて育成にチャレンジする、
自分たちの育成方法をもう1度見直す。

 そんな根気の強さが求められると思います。

 選手も作物も生物です。

 でも野菜は収穫して食べてしまえばそれでおしまいですが、選手はそれ以後も活躍
し、大きく成長する可能性を秘めています。

 一時に結果だけで育成を蔑ろにするのではなく、もっと長い目で見れば育成の現場
が変わってくるかもしれません。
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農作業と人材育成

2010-11-27 23:16:40 | 日記
 僕の家には土地は借り物なんですが畑がありまして、今日は久しぶりに畑
仕事を手伝いました。

 今日収穫したのはにんじんと大根、そして幾らか雑草をとって帰宅しましたが、
にんじんの出来が良くないと母親がこぼしていました。

 逆に大根の出来は非常に良くて、出来、不出来関係なく我が家の食卓に、自分の
家の野菜が並ぶ事は本当にありがたいと痛感しています。

 商売で野菜を栽培していませんから、不出来でも大きな問題にはならない為です。

 でも専業農家の方は今も昔も、野菜作りには色々な知恵を出しているはずです。

 天候不順は今でも大きな問題ですし、雑草を取る作業は本当に大変ですから、
除草剤に頼りたくなる気は本当によくわかります。それだけ農家の方にかかる負担
は今も昔も大きいわけです。

 サッカーの世界も育成に精をだしているわけですが、人を育てる作業も作物を育てる
作業同様非常に困難が伴います。

 例えば日本での例を挙げましょう

 1999年のワールドユースで準優勝した際、つまり大豊作の時期がすぎると、次は
凶作の時期がやってきた。

 その凶作をメディアは

 「谷間の世代」

 と名づけましたが、皮肉にも今夏のワールドカップで結果を出した人材、阿部、松井
はこの谷間の世代の人材でした。

 人というのは身勝手な生き物で、良い栽培方法(簡単に言えば楽に栽培ができる方法)
が見つかると、どうしてもそちらになびいてしまうのです。

 その例は日本だけでなく世界中がそうで、1998年から2000年にかけてフランス
が世界に君臨していた際は、全世界がフランス詣でをしましたが、2010年の今、世界
の指導者の視線はスペインに釘付けとなっています。

 でも人を育てるには、育てられる側、育てる側のどちらにも忍耐が必要ですし、第一
メッシのような人材がゴロゴロ転がっているわけではありません。

 1999年の日本のように、ひとつの世代にあれだけの人材が集中することが「稀」で
あることを、僕らが再確認すべきでしょうね。
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サッカー福袋の売り込みがはじまる

2010-11-27 18:16:14 | 日記
 今年も残す所あと一月といううこともあり、大手のスポーツサイトでは既に

 「サッカー福袋」
  
 の予約受付と売り込みが始まっています。

 僕は文房具やマフラーはともかく、ジャージやウインドブレ-カーは試着してから
買うべきだと思うので、サッカーに限らず衣料品の福袋は買ったことがありません。

 僕のスーパーでも福袋は販売しますが、リスク、つまりサイズ交換や中身違いを避け
るために、予め商品の内容やサイズを一覧にして毎年張り出しています。

 福袋は
 
 「中身が何が入っているのかわからない」

 事を前提に購入するのが醍醐味なのですが、中には返品希望の方や商品交換を希望
される方がいるんです。

 正月の混雑の時に、返品や交換の受付を行うゆとりは無いので、仕方がない策では
あるのですがしょうがありません。

 (中にはインターネットで同じ商品が安く売っているから返品したい。という方もいて
 本当に大変です。店によって異なりはしますが従業員のミスだろうが、お客様の要望
 だろうが、返品や交換の処理は皆さんが考えている以上に煩雑なのです。)

 ですのでサッカー福袋を買いたい!!

 と考えている方には、是非とも入念な下見とサイズのチェックを怠らないでください。
とお願いしたいです。

 福袋コーナーには様々な形で品が並んでいますし、興奮して自分が欲しい福袋が色褪
せて見えるかもしれません。

 そんな時は欲しい商品を手にとって、売場から離れた所で落ち着くことが肝心ですね。

 やはり第1希望の福袋を買うべきでしょう。

 後から後悔しても仕方がありませんし、不安ならばいささかお金を多く用意してから
お店に出かけたらよいと思います。

 そうすれば欲しい別の福袋も購入できますから。
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名より実をとる補強策(2)

2010-11-27 17:47:08 | 日記
 パタゴニアは今でもフリースは母国アメリカで生産しているようで、実際彼らを

 「アメリカが生んだ20世紀最後のインターナショナル・カンパニー」

 と呼ぶ人もいます。

 パタゴニアはペットボトル、つまり廃材をシンチラ・フリースに採用するという
画期的なアイディアが非常に評価され、パタゴニアに感化されたのでしょう、90年
代中頃にはリーバイスのリサイクル・ペットボトルからジーンズを生産しています。

 つまりパタゴニア、サッカーで言えばスター選手や代表選手を買うことは、

 「彼らのブランド・ネームとバリュー、そして顔と歩んできた歴史」

 にお金を費やしているわけです。

 逆にユニクロ、サッカーでいう無名選手やこれから急激に成長するであろう選手を
買う事は

 「金銭での利便性と透明性」

 にお金を払うことになります。

 例えばユニクロのフリースは通常1990円ですが、今日の広告によると来月3日ま
では1290円で買う事が出来るんです。

 つまり無名選手が格安で買えると同様に、ユニクロの商品は大抵の人間が懐を痛めな
いで買える品が殆どです。

 またユニクロは広告やインターネットで商品を盛んに宣伝していますから、店に行く
時間が無くとも商品を吟味できますが、アウトドア専門店の広告はあまり見かけません。

 ですので気楽にユニクロのお店に出かけられますが、アウトドア専門店に行くには
いささか緊張する人もいるでしょう。

 ビッグネーム獲得には小、中規模クラブのフロントが二の足を踏みます。下手をすれば
門前払いの可能性もあります。

 でも無名ブランドや無名選手ならば、彼らでも気軽に獲得の打診を伝えることができま
すし、売却で利益を得る可能性も高まります。

 僕がスリフトや中古衣料を好んで着るのは、生産終了の品や昔の「旧タグ」の商品が
驚くほど安く見つかる時があるからですが、やはり金額的にこなれている事が大きい
ですね。

 サッカークラブの運営には莫大なお金がかかりますが、時には名より実をとる補強
よりも、名を優先する補強が必要な時もあるでしょう。

 ファンの全てが無名の選手の頑張りを見たいわけではありませんし、彼らだって自分
の贔屓クラブにスター選手がやってくることを期待しているでしょうから。
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名より実をとる補強策

2010-11-27 17:36:43 | 日記
 サッカーの世界では

 「名より実を取る」

 補強の重要性がますます高まっています。

 特にテレビ放映権やマーチャンダイジングの面で劣勢を強いられる中、小のクラブは、
補強に知恵を絞らなければビッグクラブに対抗できません。

 でも名より実を取る補強は、口で言うほど簡単ではありません。

 どんなクラブでも無名の選手よりも、スター選手や代表選手が欲しいはずです。

 スターが在籍していればシーズンチケットの売り込みが容易ですし、試合の宣伝や
雑誌のインタビューに関して、広報も仕事を進めやすいからです。

 日本代表のふたり

 香川と長友のように、格安の移籍金で獲得した選手が、異文化にすぐさま適応し主軸
を担う例は稀ですが、彼らのような

 「大当たり」

 を引くクラブもあれば、そうでないクラブもあります。

 またスター選手を獲得したからといって、クラブの成績向上が望めるかと言っても、そう
はならない事があるのがサッカーの難しさです。

 例えば僕らの生活でも同じ事が言えます。

 今の時期誰もが「フリース」を重宝して着ていると思います。

 ではそのフリースを皆さんはどこで仕入れますか?

 例えば
 パタゴニアのフリース
 ユニクロのフリース

 前者はアウトドアファンでなくともその名を知っている大企業
 後者は日本生まれのファッションブランド。

 僕が今伝えた例で言えば、パタゴニアがスター選手でユニクロが無名選手になります。

 着心地や品質は恐らくどちらもそう変わらないと思います。

 皆さんならどちらのフリースを買いますか?

 やはり
 「名より実を取る」

 事は案外難しいものだと思います。
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