塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

悩み事、相談事は誰にでもありますが

2019-04-03 22:18:45 | 日記
 新元号「令和」を用いた特殊詐欺が発生し、暗澹たる気分です。

 特殊詐欺に限らず、何か心理的負担があると人間は心細いものです。

 よく言われることが

 「誰かに相談すればよいのに」
 「何で相談しなかったんだ」

 というものですが、答えは簡単ですよ。

 あなたに相談したところで、気分が晴れることもなければ、物事が解決する見込みなど得られないためです。

 僕も小心者なので、タイミングや機を熟すまで待つ方ですが、たいていの場合

 「まあ、それでいいんじゃあないの」
 「今までなにやってんだ」

 と言われることがほとんどで、こんな惨めな気分を味わうくらいなら、相談などしなければよかったと良く思います。

 鬼平犯科帳は池波正太郎先生の創作です。

 でも、皆がこの小説を読み続けるのは、先生の理想もあるのでしょうが

 「目上の物が相談されたときに発するべき言葉」
 「人が人として尊重される社会」

 が描かれているからではないでしょうか。

 「そうか、よく相談してくれたなあ」
 「まあ、一杯やろうや」

 と「鬼」の平蔵様はよく同心をねぎらいますが、ああした気遣いができる人間になりたいものです。

 サッカー監督も様々な分野で様々な選手たちと出会います。

 それはプロサッカーだけでなく、学生サッカーや巡回指導など、様々な出会いの形になると思いますが、大事なのは

 「監督も選手も立場は一緒」

 という点ではないでしょうか。

 日本は指揮官だとか、年齢が上の方が立場が上で命令口調、叱責口調になりがちですが、

 「ここまで相談に来るのはさ、勇気がひつようだったね」
 「夜眠れなかったり、わだかまりがあっただろうな」

 と言ってもらえたなら。

 悩み、一瞬にして吹き飛ぶと思えますし、僕はそんな返答できればといつも考えます。
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サッカーにおける会長選挙

2019-04-03 14:24:21 | 日記
 7日日曜日、長野県は選挙がありまして午前中、両親と共に期日前投票を行いました。

 当日、投票の事を考えながら朝を迎えることは面倒ですし、時間ができた日中の投票は実にありがたい制度です。

 サッカーでもスペインでは「ソシオ」が、クラブの会長選出選挙を行うことで知られています。

 レアルですとフロレンティーノ・ぺレス、ラモン・カルデロン
 バルサですとサンドロ・ロセイ、ヌニェス、バルトメウ

 などが選出された会長の代表例でしょうか。

 ラモン・カルデロンがサンティアゴ・ソラーリの後任人事において、ホゼ・モウリーニョが最有力と発言したことで大きな注目を集めましたが、結果はジダンの再招聘でした。

 また、クライフとジョルディ・クライフを1996年追放したヌニェスは、ソシオが愛する指揮官と権力闘争に明け暮れていたと聞きます。

 クライフは1994年チャンピオンズ・カップ決勝において

 「デュサイーのような凡庸な選手が主軸のミランには負けないよ」
 「決勝ではミランに、サッカーのレッスンをするよ」

 と豪語し、0-4のスコアで完敗という屈辱を味わっています。

 僕たちは基本、一歩下がる事で客観視する習慣がありますが、指揮官と会長というのはそれぞれ、何かを言う、何かを主張しなければ一瞬にして解雇されると感じているのでしょうか。

 仮にイングランドにもファンによる会長選挙があれば、

 借入金問題で以前から批判されているユナイテッド
 監督を解雇しすぎるチェルシー

 の両クラブ経営陣は、厳しい突き上げやオーナーシップへの言及があり得ると感じます。

 
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トリニータの藤本が、日本代表に選出されるなら

2019-04-03 01:47:35 | 日記
 日本代表は大迫不在の戦術を模索していますが、彼がコパ・アメリカを欠場することが濃厚です。

 ベルダー・ブレーメンが大迫の出場を拒否していることは、クラブがそれだけの価値がある事を認識していることでもあり、大迫からすれば代表辞退は自分を見つめる良い時間でもあるでしょう。

 森保さんはエスパルスの北川のように、興味深い選手、リーグで良い結果を出した選手を招集してきました。

 フロンターレの守田がその代表であり、F・マリノスでは天野が再招集の最右翼ではないでしょうか。

 では大分トリニータのFW、藤本はとうでしょうか。

 J1昇格のトリニータからすれば、当然最終目標はJ1残留でしょうし、開幕の勢いをつけた藤本は頼もしい存在に違いありません。

 「やべっちFC」を含む様々な媒体が

 JFL、J3、J2、J1と全てのカテゴリーで開幕戦のゴールを記録
 下部リーグを渡り歩いてきた苦労人

 と紹介しています。

 そう、このJ1という1部リーグにたどり着くまでに彼が歩んできた道のり、言い換えれば決して自分の力を見失う事が無かったこと、この気持ちが今日本代表に必要ではないでしょうか。

 近年の日本代表は、以前にもお伝えしたように、リーグの得点王やMVPが代表の力になり切れていない側面があります。

 逆に言えば藤本のような「旬」の選手を用いる事が、活気に繋がるのではないでしょうか。

 もし代表とトリニータの活躍が評価され、海外リーグから打診が来たならば。

 それは本当にすごい事ですし、拍手を贈りたいものです。
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メッシを賞賛する形容詞はもう無いのではないでしょうか

2019-04-03 01:35:31 | 日記
 レオ・メッシが今季から遡り、過去10年毎年40ゴールを奪ってきたという話を聞き、ため息がでました。

 日本代表は常に優れたセンター・フォワードを探しており

 「ああ、今釜本さんみたいな選手がいればなあ」
 「パトリック、帰化したらどうなるだろうね」

 と思うのが、ファンの人情ではないでしょうか。

 勿論、優れたセンター・フォワードがいても、パスの質、供給量、何よりセンター・フォワードそのものが、相手センターバック、GKとの接触に耐えられるだけの肉体を持つ。

 その資質も問われるわけですが。

 日本人がレオ・メッシを好むのは、彼が肉体の逞しさを全面に押し出していない点ではないでしょうか。

 柔道では柔よく剛を制す
 野球ではバスター・エンドランやドラッグバントなどのスモール・ボール
 大相撲では小兵力士の活躍

 というように、元来僕たちは、相手をいなすこと、相手よりうまく立ち回る存在に拍手喝采を送ってきました。

 レオ・メッシが成長ホルモンの病気療養が、故郷のアルゼンチンでは難しく、バルセロナにやってきたわけですが、彼を見ていると

 病気におののいていてはいけないよ
 サッカーは体格で劣っても楽しいよ
 
 という心意気が伝わってきます。

 バルセロナと対に関係となるのは

 1・レアル・マドリード
 2・同じバルセロナに本拠地を置くエスパニョール
 3・チャンピオンズ・リーグで対戦するクラブ

 の3つでしょうが、例えそれがレアルの選手であっても

 「昔、メッシというとんでもない選手がいたものだ」

 と我が事のように子供たちに伝えてゆくのではないでしょうか。

 
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