塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ペルシャ語の響きとイラン代表

2019-04-05 00:18:52 | 日記
 ペルシャ語で「シャリオドール」という言葉があります。

 これは黄金の馬車と言う意味で、詩人ルバイヤートの作品に出てくるようです。

 僕はルバイヤートの作品を所有していませんが、何かペルシャ語の響きは素敵だと感じたのです。

 シャマット チェックメイトの意味
 シアサッカー 砂糖と牛乳

 前者はイタリアの服飾ブランド、後者は夏素材の代名詞ですが、いずれもペルシャ語です。

 イランはペルシャの民ですから、アラブの方ですかという問いかけをひどく嫌いますから、僕たちが問いかける際も注意が必要です。

 日本代表は通常、韓国代表との一戦を大一番と捉え、次に脅威と感じるのはオーストラリア代表、というのが認識です。

 韓国との一戦は、政治的背景、野球とや卓球など他競技でもライバル色が強い
 オーストラリアはサッカーではアジアでも、地理ではオアセニアである

 という事を考慮すると、日本代表が純粋に競技として考える最高の相手は、案外イラン代表かもしれません。

 1990年代のアリ・ダエイ、アジジの時代
 2000年代のアリ・カリミ、ハシェミアンの時代
 2010年代のジャハンバフシュの時代

 というように、イラン代表は常に要注意選手がいたものです。

 アジアカップではさほど注目が集まりませんでしたが、現在プレミア・リーグのブライトンに在籍するジャハンバフシュは

 「AZで得点王に輝く」
 「これはアジア人選手が欧州主要リーグで初めて得点王に輝いた素晴らしい結果」
 「契約違約金は1700万ポンド」

 というわけで、イラン代表の強さを感じます。

 イランはアジアに属しますが、アーリアと言う欧州人とそん色の無い骨格を持ちます。

 だからこそ90年代からブンデスリーガへの移籍が盛んなのでしょうし、戦力鳴る事例が多いのではないでしょうか。
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集中力はそこそこにすべきなのか

2019-04-05 00:03:18 | 日記
 塩野七生さんの息子であるアントニオ・シモーネさんは、映画製作に携わっている方で、ふたりの対談

 「ローマで語る 集英社文庫」

 は映画に精通していない僕でも、考えさせることが多い内容です。

 さすがにカルチョと縁のあるふたりですから、ワールドカップ2006におけるジダン、トッティ、ロナウドの立ち居振る舞いにも言及しています。

 マルチェロ・マストロヤンニという存在は、スクリーンで観たことが無い僕も、まつわる数多くの逸話でその存在を知っています。

 アントニオさんがマストロヤンニに言及する中で(文庫版110ページ)

 「映画製作の現場は戦場と似ていて、悋気応援の世界なんです」
 「主演俳優と監督の間がぎくしゃくするのは、そのほとんどが俳優がまじめに役作りをしてくる人の場合です」

 と語る中で、サッカーの戦術を思い出しました。

 日本がアジアカップ決勝でカタールに敗れた際

 前半における攻撃の停滞
 その理由がカタールの5-3-2に善処できなかった事

 という指摘がありました。

 監督とコーチのスカウティングは大切ですし、選手の体調も大事です。

 しかし、ピッチの上で選手が自分らしく動くこと、十何に対応することは更に大事というわけです。

 しかし、日本人は上長、監督、店長、社長など目上の立場を現す言葉がいくつもあるように、彼らからの指示を逸脱すると、実に心苦しくなります。

 自分らしさ、自分の判断で行動したことが、越権行為、顔に泥を塗る行為につながる事を、僕は特にそうですが気になってしまいます。

 時代劇で家臣外見する際「拙者」「それがし」と名乗るのも、至らない自分が意見するのもなんですが、と言うクッションを挟むことで、大名を尊重しているわけですから。

 日本人はやはり、気真面目、柔軟性に欠ける生き方なのでしょうか。」

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