塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

リベリ、バイエルンとの契約更新は無しか

2019-04-16 01:25:19 | 日記
 フランク・リベリがバイエルン・ミュンヘンとの契約更新にや至らず、カタールかオーストラリアに移籍することが有力視されています。

 メツ、マルセイユ、そしてガラタサライなど各国を渡り歩いてきた彼からすれば、アジアやオセアニアには出向くことは、さほど難しいことではないのかもしれません。

 それでもリベリにとってバイエルンで過ごした12年の歳月は、本当に実りある期間だったに違いありません。

 2010年のワールドカップの出の惨敗はフランス・サッカーでも、とりわけ酷い有様でした。

 特に糾弾されたのは、リベリやアネルカなど主力選手の多くが

 ヨアン・グルキュフをつまはじきにした
 指揮官レイモン・ドメネクに逆らい続ける

 という問題であり、最後は選手に支給されるボーナス問題でも紛糾しました。

 日本では「形式的」には、上司、指揮官、頭領など上の役職の意見は反映されますが、それは目下の人物が越権行為を嫌うためです。

 確かにドメネクの言動は不可解に満ちたものだったのでしょうが、指揮官の選出に関して選手は関与できませんしね。

 またグルキュフをつまはじきにしたかどうかはわかりませんが、以後このフランス代表が制裁を欠いていることを見ると、彼の心に大きなしこりが残っている点は容易が想像できます。

 バイエルンはそれでもリベリを尊重し讃えてきました。

 特に2013年チャンピオンズ・リーグ優勝の際は、僕でさえ彼がバロンドールを得ると思ったくらいですから、リベリ以上にバイエルンの関係者が憤慨したことは当然とも思います。
 
 彼は幾度か、将来はレアルでプレイしたいと語りました。

 それでもミュンヘンを離れなかったのは、ファンの愛情を常に得られているという満足感にあったのではないでしょうか。

 仮にJ1に移籍すれば、当然大きな報道に繋がりますが。
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フラット3に見られるシャドーの効果

2019-04-16 01:13:13 | 日記
 先日、香港か中国の方でしょうか、突然英語で話しかけられました。

 突然の出来事で思うように意思疎通が最初はできませんでしたが、話しているうちに会話が成立して安堵した次第です。

 僕はネイティブの英語教師に会話を習ったことはなく、基本発声にしても読解にしても教科書が頼りです。

 ですから聞き取りや声出しは、教科書付属のCD、ボクシングでいえばシャドーですので、実際海外の方と会話すると柔軟性が無いんですね。

 CDは当然会話や単語が録音されたものですから、教科書に次にどんな形で収録されているか提示されていますので。

 フィリップ・トルシエがフラット3を導入する際も、実はシャドーでした。

 彼はフラット3の生命線であるライン・コントロールにしても、対人で行うことをせず、あくまでシャドーで選手に徹底させる事を選びました。

 フラット3は韓日ワールドカップの本番、指揮官が考える形ではなく

 「選手たちが最適と思われる形で生まれたフラット3」
 「森岡の不在を宮本が補う」

 という形で最低目標の16強進出を果たします。

 最終戦となったトルコ代表との一戦は

 前半終了間際に誰もが惜しいと感じた、三都主アレサンドロのFK
 西沢を先発起用した3-5-1-1

 など、トルシエが最後まで選手に新鮮さを与えるために苦闘した形での終戦でした。

 フラット3は湘南ベルマーレが2003年にJクラブとして採用されます。

 これはトルシエの下でアシスタント・コーチを務めていたサミアがベルマーレの指揮官になったためであり、以後ジーコ政権でもバック3は継続の形となります。

 韓日ワールドカップから17年の月日が経ちますが、当時に熱狂は本当にすさまじいものでした。
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