塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

若き後継者たちの価値観

2024-11-30 21:30:00 | 日記

 フランスに「ドーメル」という、老舗の生地商社があります。

 

 日本でも広く流通しており、「スポーテックス」「アマデウス」と呼ばれるドーメルの代名詞は、世界中の仕立て屋から高い評価を得ており、日本でも多くのファンがいるんですよ。

 

 そのドーメルは、スーツや上着の内側に縫い付けられる「自社タグ」に

 

 専用のQRコードも刻印

 購入者がスマートフォンをかざすと、その羊毛がどのような形で育てられた羊毛かを、動画で確認できる

 サスティナビリティという言葉を、忠実に再現

 

 ということで、当初から大きな反響があります。

 

 イタリアのナポリといえば、当然2023シーズンのスクデットを獲得したSCナポリが有名ですが、それ以外にも

 

 コーヒー、ピッツア、パスタに代表される飲食

 アントニオ・パニコに代表される著名な仕立て職人

 

 でも知られています。

 

 そのナポリに店を構える世界最高のクラバッタ(ネクタイをイタリア語でこう言います)を生産、販売する存在にE・マリネッラがあります。

 

 ACミランのオーナー、そしてイタリア共和国の首相として君臨したシルビオ・ベルルスコーニ。

 

 1994年のサミットはナポリが舞台でしたが、彼は各国首脳にこのマリネッラのクラバッタを、歓迎の証として配布したほど、その高品質は世界的に知られています。

 

 ACミランのオーナーであり、国家の顔であるベルルスコーニは、自分の振る舞いと着こなしが、世間に与える影響を熟知していたのですね。

 

 そのドーメルもマリネッラも、若き後継者が新しい価値観を伝統に加えています。

 

 サッカーでもユース育ち、高校生が活躍すると活気が出ることと同じように思えますよ。

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