塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

政治家が純粋に競技を取り込むこと

2024-12-15 00:14:50 | 日記

 映画「インビクタス」の中で、モーガン・フリーマン演じるネルソン・マンデラ大統領。

 

 彼がラグビー・ワールドカップを迎える、南アフリカ共和国代表線選手たちを表敬訪問する場面があります。

 

 大統領は職務の合間に、代表選手たちの名前を顔を覚え、キャプテンのフランソワ(マット・ディモン)の仲介なしに、選手たちと握手しながら、短い会話を行います。

 

 仮にFIFAワールドカップを迎える日本代表選手たちと森保一日本代表監督に、そのころは誰が内閣を組織しているかわかりませんが、首相が方形訪問をしたならば、選手たちはどう感じるでしょうか。

 

 マスメディアや反権力では

 

 人気取りに過ぎない

 スポーツを政治の基盤にするな

 

 と批判されるかもしれません。

 

 映画では選手たちが合宿、つまり隔離された場所に大統領がヘリコプターで駆け付けますから、マスメディアが周囲を囲むことにはなりません。

 

 2002年の際は、ロシア代表に勝利したあと、当時の小泉純一郎内閣総理大臣が代表のドレッシング・ルームを訪れたものです。

 

 ただ総理がサッカーやラグビーに精通していると聞いたことはないですし、案外軽い気持ちだったのかもしれません。

 

 マンデラ大統領の胸中には、人気取りではなく

 

 代表選手たちのプレイが、国民に勇気を与えてくれる

 国民の根底に南アフリカ共和国の住人であるという気持ちを、ラグビーが与えてくれる

 

 という大統領して願う姿があったためでもありますね。

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