日本のジーパン業界は、1990年代に入り一気に活性化します。
それはエヴィス・ジーンズやフルカウント、ウエアハウスなど現在でも人気のあるジーンズブランドが誕生し
リーバイス501XXを超えるジーパンを作りたい
美しい色落ち、手作りの良さを再現したい
という、強い信念の下で厳重な生産体制を築き上げたためです。
彼らの現在が、この501XXにあることも事実
しかし、このしがらみから逃れることもまた困難
という印象もあります。
なぜならば、カルバン・クラインやアルマーニ・ジーンズに代表される「デザイナー・ジーンズ」は、ジーンズはもっとかしこまって着用しても問題ないよと提案し、ブルック・シールズがモデルになりました。
また、PT01に代表されるイタリア生産の品は
僕たちは当然リーバイスに大きな敬意を払っているよ
でも私たちは仕立ての歴史を持つ国だ
従って、ジーンズにも同様の工夫をしている
と胸を張ります。
ウエアハウスの「デッドストック・ブルー」や、フラットヘッドの3005は所有していませんが、写真だけでその高い品質と情熱がわかりますが、その範疇から僕たち消費者は逸脱してもよいのです。
サッカーでもヴィッセル神戸が優勝した背景には
私たちは他のクラブを追随しない
同じ戦術、同じ布陣で戦う意味などない
練習から激しく言い合いますよ
という、欧州クラブのような厳しさがあるためですよね。
ですから範疇を超えた先に、新しい発見があるように思いませんか。
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