戦後の混乱期、家庭には当然ですが「テレビ」はなく、映画観戦は最高の娯楽でした。
また映画と同じく
新橋演舞場で行われる様々な舞台
歌舞伎座で演じられる古典歌舞伎
は、市井、つまり僕たちのような一般労働者が多く駆け付け、役者について語り合ったといいます。
それだけ市民の暮らしに溶け込んでいたのですが、まだ野球は東京都6大学野球のほうが人気の時代でしたし、当然ですがサッカーの観戦などみじんもありません。
イングランドでは演劇鑑賞だけでなく、2次大戦の際は既にフットボールが認知されていました。
ワールドカップは戦争の影響もあり
1934年大会と38年大会は、イタリア代表が連覇
これを堺に1950年のブラジル大会まで空白
という時代でした。
日本人が戦後の貧しい中、舞台や歌舞伎を見て
「生きていてよかったよ」
「きっと日本は、また強く立ち上がれる」
と希望をもったように、現在の僕たちは俳優や歌手もそうですが、サッカー選手の姿に同じ気持ちを抱いています。
日本代表がワールドカップで活躍することは、同じアジア圏でもまだまだワールドカップは難しい、東南アジア、南アジア諸国に大きな刺激を与える気もします。
日本にできて私たちにできないはずがない。
そのような逞しい気持ちが生まれると嬉しいですね。
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